おにぎりとおにぎらず、あなたはどっち派? #マスクドnote企画 _18

まず、あなたは、本当のおにぎりを知っていますか?
おにぎり──
炊き立てのごはんに、好きな具材を包んで握る、日本人のソウルフード。
それが本当のおにぎり?
いや、違う。ほんとうの名前は、 オニ斬り。
オニは、人間の感情の副産物。外から来る怪物ではなく、人の中から生まれるもの。
欲望、怒り、嫉妬、嘘──
あなたの中には誰にも見せたくない、どんなオニがいますか?
自分の中のオニと向き合って倒す、オニ斬り。
生かしたまま共存する、オニ斬らず。
あなたは、どっち派?
オニ……!?わたしの中にも?
……いた。
完璧主義オニ。休んでるのに罪悪感。「がんばるわたし」じゃないと、生きる意味がない気がしてしまう。
次に出てきたのは、自分責めオニ。「わたしが悪いんだ」って、失敗するとすぐ責めてくる。
でも、この子たち、悪い子じゃないよ。わたしがわたしであるために必要だった存在。悪者にするかは、わたし次第。
最初はさ、オニの存在に気づいたとき、困ったんだよね。どっか行ってくれないかなって。
「ねえ、いまもちゃんとやってる?」
出てきたのは、なきゃオニ。ボスだ。「やさしくしなきゃ」「迷惑かけちゃダメ」「がんばらなきゃ」……
かわいい名前してるくせに、この子が一番わたしを追い込んでくる。
ずっと、オニ斬りに憧れてたけど、斬らなくてもいいかもって思えてる。だって、どんなに説得しても、出ていってくれないし。
「あんたが作り出してんだよ〜」って、寝っ転がってせんべい食べながら、言ってくんの。
「はいはい。今日もゆっくりしていってね」なんて、ゆるーく付き合っていくことにしたの。
それでもいいのかもね。だって、斬るのって、すごーく疲れるし。
書いてる途中だって、「おもしろく書けてる?」って不安になったけど、それも比べオニのしわざなんだと思う。
今日もわたしは、オニ斬らずで、いこうと思う。
ねえ、鬼滅の刃って見たことある?(……もちろんあるよね)
ヨロヨロになりながらも、必死に戦う姿見てたら、
「オニ狩りっていつ休むの?」
「いつも鍛錬しなきゃいけないの?」
って、こっちまで苦しくなっちゃった。
わたしは、わたしの中にいるオニも切らない。オニになった理由もちゃんと聞いて、いっしょに生きていく。
オニだってつらいもんね。なりたくてオニになったんじゃないかもしれないしね。わかんないけど。
──あなたの中のオニは、どんな顔してる?
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