鬼は友だち
毎週ショートショートnoteの企画参加作品
まえがき
今日は節分です。
豆をまいて鬼を追い払う日ですが、
ふと、「鬼って本当に怖い存在なのかな?」と思いました。
そんな気持ちから、今朝浮かんだお話を書いてみました。
本文
とても怖がりな鬼が、公園に座っていました。
男の子は、そんな鬼に声をかけました。
「どうして、そんなにこわがっているの?」
「だって、僕を見ると、怖がって石を投げたりするから怖いんだ」
「君は、ちっとも怖くないよ。今日は節分なんだ。
きっとここにいたら、石を投げられるかもしれないから、僕の家においでよ」
「行ってもいいのかい?」
「うん」
こうして鬼は、男の子の家にやってきました。
「何して遊ぶ?」
「あ、節分だから豆まきしよう。今年は本物の鬼が登場だね」
「鬼は外、福は内」
「さぁ、君も一緒に」
二人は、夕方遅くなるまで遊んでいました。
仕事から帰ったお母さんは、鬼を見て言いました。
「あら、特殊メイクが素晴らしいじゃない」
夜は三人で、鬼のエピソードを話しながら、
大笑いして時間が過ぎていきました。
節分の半分は、優しさでできています。
そう思いませんか?(366字)

あとがき
鬼は、追い払う存在ではなく、
誰かのやさしさに出会う存在なのかもしれません。
今日は節分。
あなたの一日が、少しあたたかくなりますように。
※この物語はフィクションです。
毎週ショートショートnoteのお題に書かせて頂きました。
お題をありがとうございます。
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