見出し画像

黄金色に輝く山肌と鏡のような川面と:秦野戸川公園のお正月‐神奈川の風景 など

また日付が前後しちゃうんですが…

えっとですねえ、なんというか、ブログを始めてから気がついたんですが、撮ってきてすぐブログの形にしよう!って思う題材と「ん~、どうしよっかな~」っていう題材があるんですよね。
割と撮る前に思い描いていたイメージ通りのときは、撮ってる最中から写真と並ぶ言葉が頭の中を飛び交うんですよ。言葉っていうより、「すげ~!」とか「うぉ~!」とか、そういうセリフとも言えないようななにかだったりはするんですが。でもとにかくなにかがわいてきたときには、すぐに記事が出来上がっちゃうわけです。
他方で、「あれ~、ちょっと違った⤵︎」ってときは、とりあえず少し寝かせてみようってなるんです。言葉が浮かんで来たら記事に仕立てよう、浮かんでこなかったら写真を一人で眺めてにこにこしていたり、「ん〜」って独り言をしていようって、そんな感じなんですね。
で、今日の写真の話です。まだぎりぎりお正月休みのうちに、わたしが勝手に自分のホームグランドと決めている秦野戸川公園に日が昇る前に出かけたんですよ。秦野戸川公園、以前は駐車場の開場が9時だったんですが、最近、6時半に開けてくださるようになったんですね。それなら、日が昇らないうちに行って、一面の霜の風景が撮れたらいいなってことで。
ところがですね、行ったその日には霜があんまり降りてなかったんですよ。「がび~ん」ってやつです。
「しくじった~、これはなしだ」って最初思ったんです。ただ、霜のイメージを頭からどけて撮ってきた写真を眺めていたら、「こういう秦野戸川公園の風景って、わたし、知らなかったな。今までは、お昼に合わせていくか、夜景を撮りに行くかだったから。これちゃんと整理して記憶に残したほうがよさげだわ。霜は降りていないけれど」と思い至ったのでした。
以上、例によって長々しい前口上でした。やっと本題に入ります。

シルエットとしての秦野戸川公園

これ、わたしにはとても新鮮でした。日の出前、光がまだあたりを覆う前、でも空は真っ暗ではなくてすでに光をまとっていて、その光のスクリーンの前に浮かび上がるシルエットとしての吊り橋や木々というのは、初めて見たような気がします。暗闇の中でライトアップされた景色というのは結構見慣れていたのですが。


*1



*2
*3

朝日に照らされて黄金色に輝く山肌

「冬の山って雪をかぶっていないときには、朝日に照らされると黄金色に輝くんだよ。一瞬だけどね」という話を聞いていたのを思い出して、霜を撮りそこねたわたしは、吊り橋の少し上流で、朝日の昇る方ではなく、その反対側の山肌を眺めていました…来ました!シルエットの世界に急に総天然色の色彩がのってきた!そんな感じでした(自然の色だから「総天然色」なのは当たり前ですが、そのときにわいた言葉がこれだったんですよ、「総天然色」)。


*4


*5


*6

そして同じ色に輝く吊り橋の主桁

黄金色の山肌を眺めながら、少しずつ吊り橋の下流側に移動して、今度は吊り橋を見上げてみました。ビンゴ!ってやつです。こっちも黄金色でした。山肌と比べるとちょっと赤銅色によっていたかもしれません。いずれにせよ、とても力強い色でした。


*7



*8


*9

鏡のような水無川の川面

吊り橋を見上げているうちに、ふと、その下、水無川の川面に目を落としてみました。鏡のような川面でした。川面に光が回りきる直前の静けさとでもいうような。もうシルエットではない、確かに光を反射しているのだけど、まだあたりは光に満たされてはいない、そういう瞬間が持つ静けさでした。


*10

明るい朝の世界に咲く白梅と紅梅と

おひさまが昇りきり、辺りに光があまねく回ったところで見渡すと、春の花が少しずつ咲き始めていることに気がつきました。まずは白梅紅梅。これから少しずつ、でも確実に春の花が咲き誇っていくのだろうと。


*11



*12



*13


そして、いつもの風の吊り橋

さて帰ろうと思って歩き始めて、ふと振り返ると、吊り橋はシルエットからいつもの力強い姿を見せていました。ただ、いつもにもましてくっきりとして凛々しく見えました。冬の朝の空気が澄んでいたせいかもしれません。シルエットの世界から光に満ちた世界に変わるダイナミズムに触れて、自分の気持ちもいつもよりちょっと前向きになったせいもあるかもしれません。


*14




それにしても、朝日に照らされた山が黄金色に輝くのは、ほんの一瞬のことなわけで。そんな奇跡のような美しさを目にできるのは、山が静かにそこにあり続けてくれるから。 今回の公園から地続きの山の火事の報せを聞いて、今、目にしているこの『当たり前の美しさ』がどんなに脆く、守るべきものかを改めて考えました。人災とも言われる火災によって、この総天然色の世界が灰色の景色に変わってしまうことがないように。美しい光景を分けてくれた山への感謝を込めて、火への用心、大事だよね、と、肝に銘じたことでした。


写真データ
*1:機種 : OM-5 レンズ;Zuiko Digital 35mm Macro f3.5 露出時間 : 1/100秒 レンズF値 : F3.5 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*2:機種 : E-M10 Mark III レンズ:M.Zuiko Digital 25mm f1.8 露出時間 : 1/200秒 レンズF値 : F3.2 ISO感度 : 200露光補正量 : EV0.0(編集ソフトで暗部修正あり、ビスタビジョンサイズにトリミング)
*3:機種 : E-M10 Mark III レンズ:M.Zuiko Digital 25mm f1.8 露出時間 : 1/320秒 レンズF値 : F3.2 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*4:機種 : OM-5 レンズ:M.Zuiko Digital 75mm f1.8 露出時間 : 1/125秒 レンズF値 : F4.0 露光補正量 : EV0.0
*5:機種 : OM-5 レンズ:M.Zuiko Digital 75mm f1.8 露出時間 : 1/80秒 レンズF値 : F4.0 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*6:機種 : OM-1 レンズ:M.Zuiko Digital 25mm f1.8 露出時間 : 1/320秒 レンズF値 : F4.0 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0 (編集ソフトで規制線を除去)
*7:機種 : OM-5 レンズ:M.Zuiko Digital 75mm f1.8 露出時間 : 1/125秒 レンズF値 : F4.0 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*8:機種 : OM-5 レンズ:M.Zuiko Digital 75mm f1.8 露出時間 : 1/125秒 レンズF値 : F4.0 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*9:機種 : OM-1 レンズ:M.Zuiko Digital 25mm f1.8 露出時間 : 1/320秒レンズF値 : F4.0ISO感度 : 200露光補正量 : EV0.0
*10:機種 : OM-1 レンズ:M.Zuiko Digital 25mm f1.8 露出時間 : 1/640秒 レンズF値 : F4.0 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*11:機種 : OM-5レンズ:M.Zuiko Digital 75mm f1.8 露出時間 : 1/200秒 レンズF値 : F3.5 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*12:機種 : E-M10 Mark IIIレンズ;Zuiko Digital 35mm Macro f3.5 露出時間 : 1/400秒 レンズF値 : F3.5 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*13:機種 : E-M10 Mark IIIレンズ;Zuiko Digital 35mm Macro f3.5 露出時間 : 1/1000秒 レンズF値 : F3.5 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
*14:機種 : OM-1 レンズ:M.Zuiko Digital 25mm f1.8 露出時間 : 1/400秒 レンズF値 : F4.0 ISO感度 : 200 露光補正量 : EV0.0
WB:auto,手持ち


いいなと思ったら応援しよう!