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7月の癒しピアノ 海のセットリスト

宜しければこちらでも聴きながらどうぞ

はじめに


病院ロビーでピアノボランティアをしています。毎月、季節に合ったセットリストを考え、ロビーで患者の皆様がくつろげるよう、無償で演奏しています。数年来の自分のライフワークとなっております。

今月のセットリストは、夏の風景をイメージして8曲用意しました。

夏と言えば、海。なので、海っぽい曲多めです。

自分は夏生まれで、本名には海を表す文字が含まれている。そのためか、海が好きです。シュノーケリングも悪くないけれど、砂浜を散歩したり、ぼーっと海を見るのが好き。旅行でたくさんビーチに行きました。日本一美しいビーチは波照間島のニシ浜、世界一美しいビーチはオーストラリアのホワイトヘブンビーチ、ということでよろしいでしょうか?

人生を終えたら還っていくのも海。遺灰は海に撒いて欲しいと遺言書に書いておきました。

セットリストの中から、いくつか、曲を紹介します。

ニュー・シネマ・パラダイス(モリコーネ)

地中海に囲まれたシチリアが舞台の名作、ニュー・シネマ・パラダイスも、自分にとっては夏のイメージ。主人公トトの生家や、映写技師アルフレードと過ごす映画館は海沿いにある設定だし、青年になったトトが恋人とデートするのも、アルフレードから「こんな小さな村は捨てて、旅立て」と諭されるのも、海辺。

夏の野外劇場シーンなどの ロケ地 チェファル

日本で「劇場版」が公開されたときに、映画館で観て、そのノスタルジーに圧倒されました。全編を貫くモリコーネの音楽も、一度聴いたら忘れられないメロディーです。アルフレードの「選んだ道を愛せ。幼かったころのお前が映写室を愛したように」という言葉に、仕事で辛かったその頃、どんなに励まされたことか。ラストシーンは、何度見ても、涙。

数年度、レンタルビデオで、主人公の晩年エピソードを含めた、長ーい「完全版」を見たときは、なんだこれ、テーマが変わってしまったじゃない、と憤慨した覚えがあります。お好みにもよると思いますが、調べてみたら、世界的に高評価なのは、広い年齢層に共感される劇場版の方みたいですね。でも、還暦になる今、もう一度観たら、もしかしたら完全版の方が深く刺さるかもしれません…

海より遠く(ウォン・ウィンツァン)

目の前に広がる、海。その向こうに、何を望みますか? 

瞑想系ピアニスト、ウォン・ウィンツァンの名曲です。お耳直しに、ぜひ、ご本人の演奏をお楽しみください。

オーケストラ版はこちら


余談ですが

ピアノ曲ではないので余談ですが、海がテーマの曲で、一番強く思い出に残っているのは、高田三郎作曲の混声合唱組曲「水のいのち」4曲目、「海」です。大学時代、合唱団に所属していて、歌いました。高野喜久雄による哲学的な歌詞が、深いです。

この合唱組曲で一番好きだったのは、万物への平等な愛を表現する一曲目の「雨」ですが、一番衝撃的で忘れられないのが、四曲目の「海」。

「(生きて)行けなくなって」海に身を投じた人間の水死体を「充ち足りた死」と表現。そしてその亡骸に打ち寄せる波の音を「(この充ち足りた死を)見なさい、これを見なさい」と表現する。しかも短調ではなく、長調。衝撃的でした。

クリスチャンだった高田三郎氏の解説によれば、この「見なさい」は、大自然からの人類への詰問だとのこと。長調での詰問。大自然は肯定も否定もしない、から? 「雨」とともに、いつか、また、歌ってみたい曲です。

皆様にとって、良い7月となりますよう。

参考~全演奏曲目詳細

アレンジャーに敬意を表して明記します。(でも、場の雰囲気に合わせるために、楽譜から外れることも結構あります…)

  • PEPPERMINT (広橋真紀子作曲)

  • 夏の思い出 (中田喜直作曲、布施威編曲)

  • 涙そうそう (BEGIN作曲、広瀬美和子編曲)

  • TSUNAMI (桑田佳祐作曲、広瀬美和子編曲)

  • ニュー・シネマ・パラダイス (モリコーネ作曲、水上浩介編曲)

  • Summer (久石譲作曲)

  • Part of Your World (メンケン作曲、石川芳編曲)

  • 海より遠く (ウォン・ウィンツァン作曲)


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