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年末のレアなヒーリングピアノ曲 Golden Slumbers for piano / ビートルズ=武満徹

よろしければ、こちら聴きながらどうぞ↓


はじめに

病院ロビーでピアノボランティアをしています。毎月、季節に合った曲を選び、ロビーで患者の皆様がくつろげるよう、無償で演奏しています。

年の瀬は、クリスマスにかこつけて「世界平和」をテーマに。セットリストも二か国語版。今回は、ちょっと年末ニュース特番風にしてみました。

本日は、そのリストから、少しレアな曲をご紹介。

Golden Slumbers for piano(ゴールデン・スランバー ピアノのための)/ ビートルズ=武満徹

ビートルズの最後のアルバム「アビイ・ロード」B面の短い一曲、「ゴールデンスランバー」。超有名な曲ですが、そのピアノアレンジがあることは、あまり知られていないかと思います。アレンジャーは、日本を代表する作曲家、武満徹。

武満徹さんといえば、西洋音楽と日本音楽との融合(或いは共生?)を試みた、現代音楽の大家。前衛的な曲をたくさん残している一方で、親しみやすい映画音楽や合唱曲などもあります。良く知られている曲としては、尺八と琵琶を取り入れた「ノヴェンバー・ステップス」や、黒澤明の映画「どですかでん」の音楽、合唱曲「小さな空」などでしょうか。

武満さんがビートルズのアレンジを手掛けた理由は、サティの第一人者でピアニストの高橋アキさんによる企画、世界14か国・47人の現代作曲家たちにビートルズ作品のアレンジを委嘱する『ハイパー・ビートルズ』シリーズに参加したため。

その高橋アキさんの演奏で、YouTubeで聴ける限り、他の作曲家のハイパー・ビートルズ・アレンジを聴いてみたのですが、どれも意識高すぎて、自分には理解不能でした(^-^; さすが、現代音楽。(坂本龍一さんも入っていたのですが…)

武満徹さんの作品自体、難解なものが多くて、ピアノ曲でさえも、とっつきにくい…でも、この「ピアノのためのゴールデン・スランバー」は、純粋に美しい、癒しの曲だと感じました。それで、病院で演奏することに。

原曲の形を留めてはいないけれど、タイトル「黄金のまどろみ」というイメージが前面に出て、あちらこちらに見え隠れする原曲のフレーズと相まって、とても幻想的な、迷える大人のための子守唄、みたいな雰囲気になっています。これぞ、武満徹流、原曲へのリスペクト。

調子記号をつけず、臨時記号だらけにするのって、武満流なの?現代曲の流儀なの?



ちなみに原曲の歌詞を短くまとめると:

もう故郷に帰れない君に、子守唄を歌うよ。
今は、黄金のまどろみに満たされて。
そして笑顔で目を覚まして。 (超意訳by風ひかる)

クリスマス。周りは、楽しそうな音楽、楽しそうな人々でいっぱい。でも、世の中、楽しいことばかりじゃない。そんなことを思いつつ。

ところで、なぜ、12月のセットリストに入れたのかというと、ビートルズの終焉、解散を仄めかす「最後の」アルバムの曲だからです。年の最後に。

原曲はこちら↓

2025年も、もうすぐ、終わりです。

皆様にとって、良い年であったことを、心より願っております。


参考~12月のセットリスト「世界平和を祈って」全演奏曲目詳細

アレンジャーに敬意を表して明記します。(場の雰囲気に合わせるために、楽譜から外れることもあります…)

  • Put Your Hands Up (坂本龍一作曲、青山しおり採譜)

  • Golden Slumbers for piano(ビートルズ作曲、武満徹編曲)

  • 星に願いを(Harline作曲、上田浩司編曲)

  • カッチーニのアヴェ・マリア (ヴァヴィロフ作曲、加羽沢美濃編曲)

  • まきびと羊を(讃美歌、上田真樹編曲)

  • Amazing Grace (ゴスペル、上田浩司編曲)

  • Happy Xmas (War is over) (Lennon&Ono作曲、K. Kobayashi編曲)

  • 川の流れのように(三岳章作曲、Jacob Koller編曲)

  • Imagine(Lennon&Ono作曲、Hans Piano 編曲)

今月のおすすめ曲はこちらにも↓
12月のヒーリングピアノ曲 カッチーニのアヴェ・マリア|風ひかる
クリスマスのヒーリングピアノ曲 First Noel(まきびと羊を)讃美歌|風ひかる






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