ネガティブ要素が強いと、何故現実は好転するのか?
人生には、どうしても思い通りにいかない時期がある。
仕事がうまくいかない。
お金がない。
身体が思うように動かない。
人間関係がうまくいかない。
何をやっても空回りして、
「なんでこんなことになったんだろう」
と思ってしまう。
でも、私はそんな時期を、単純に「悪い時期」とは考えていない。
むしろ、人生が大きく動き出す前には、強いマイナスの時期が必要なこともあると思っている。
人間は、どん底にいるときほど、
「こうなったらいいのに」
「本当は、こういう生活がしたい」
「もっと自由に生きたい」
「こんな自分になりたい」
と、強く思うようになる。
普段なら、なんとなく流してしまうような願望が、どん底に落ちることで、はっきりと意識に上がってくる。
例えば、お金がなくて、欲しいものを買えない状態が続いたとする。
すると、
「もっと自由にお金を使える生活がしたい」
「好きなものを好きなときに買えるようになりたい」
「もっと豊かに暮らしたい」
という思いが、どんどん強くなっていく。
つまり、現状のマイナスが大きいほど、「こうなりたい」という未来への意識も強くなる。
ここに、人生が動き出すきっかけがある。
「こうなりたい」が、人生を動かし始める
人は強く願うようになると、少しずつ行動が変わっていく。
今まで見えていなかったものが見えるようになる。
今まで興味がなかった情報が気になるようになる。
新しい人との出会いが生まれる。
「これをやってみようかな」
という気持ちが生まれる。
そして、それまでとは違う選択をするようになる。
私は、これを一種の「再起動」だと思っている。
思考が変わり、意識が変わり、行動が変わる。
その結果として、現実も少しずつ変わっていく。
「思考が現実化する」という言葉は、少し抽象的に聞こえるかもしれない。
でも少なくとも、強い願望を持つことで、自分が見る世界や選択する行動が変わり、その積み重ねが現実を変えていくことはある。
だから、マイナスは必ずしも悪ではない
もちろん、苦しい状況を無理に肯定する必要はない。
どん底は、どん底だ。
苦しいものは苦しい。
でも、その経験の中から、
「自分は本当はどう生きたいのか」
という問いが生まれることがある。
そして、その問いが強ければ強いほど、人は動き始める。
そう考えると、
マイナスが深いことは、必ずしも悪いことではない。
むしろ、その深さが未来への強いエネルギーに変わることさえある。
40代からの再起動
40代になると、
「もう若くない」
「今さら変わらない」
「これからは衰えていくだけ」
そんな言葉を耳にすることが増える。
でも、本当にそうだろうか。
私はそうは思わない。
人生の前半で積み重ねてきた経験があるからこそ、40代からは、自分が本当に望んでいるものが見え始める。
そして、
「このままでは終わりたくない」
という思いが生まれたとき、人はもう一度動き始める。
身体も、仕事も、人生も。
再起動するきっかけは、案外「うまくいっているとき」ではなく、「このままでは嫌だ」と心の底から思った瞬間なのかもしれない。
だから、もし今あなたがどん底にいるのなら。
すぐに前向きにならなくてもいい。
ただ一つ、
「本当は、どうなりたい?」
と自分に問いかけてみてほしい。
その答えが、何度も何度も頭に浮かぶようになったとき。
そこには、あなたの人生をもう一度動かすための、大きなエネルギーが眠っているのかもしれない。
マイナスの深さは、
そのまま未来への推進力になることがある。
人生は、どん底からでも再起動できる。
私は、40代以降の人生を、そんな視点から見ている。
