朝日が君の前髪を金色に染めた
僕はただここで切なく思うだけ
次第に熱を喪う指先が薔薇色で
足元に転がる洋杯さえ輝くのに
立ち止まれない恋と君は知って
心変わりは咎められないと………
甘い毒を飲み干した温室の片隅
罪色の花が咲き乱れている場所
恋は人をどれほど愚かにするか
僕はなぜ君に去れと告げたのか
二度と開かない瞳の色が苦しい
後悔は朝の日差しに溶けていく
愛せないと言ったのは僕なのに
それでも君からの愛は欲しいと
離れていくことはありえないと
信じた僕の頬に触れたのはそう
君の名をした薔薇の花弁だった