逆さまのガラス靴
深夜12時前に走るのは
君から逃げ出したいから
本当の私を見せられなくて
ガラスの靴が
月の明かりにキラキラ
目が眩みそうで
それでもここから出してお願い
君の優しさが私をダメにするって
ずっと言われてるけどやめられなくて
恋は君の背中に付けられた鎖
愛の匂いが身体を締め付けて
迷いながら笑っています
信じられないくらい甘くて強いこの気持ち
でも怖いの、怖くて、でも好きなの
キラキラした星の下で
私は生まれてきた
けれど強くなれなくて
君の前ではただ弱くて
ガラスの靴が時に棘のようで
唇に触れる飴色の叫び
ずっと行きたいのに行けないまま
明日が見えなくて
迷い込む私に囁く言葉は
「大丈夫」って君のかすかな声
だけどそれがまた私を苛む
優しさに負けたら逃げられなくなる
目が覚めて君の言葉を信じて
真っすぐに見つめられなくて
笑うしかないのに君の型抜きの涙
好きで怖くて纏わりつく
あなたの背中に絡みつく
だから走り出した
深夜の街の影に一人
私は変わっていく
ガラスの靴は消えてゆく
月明かりにかざした家族
印のように刻まれた
この心は揺れるだけ
切ないのに笑ってるの
好きなのに怖がってて
急に苦しみが身体にくる
あなたの声がねじれて聞こえてくる
逃げ出したいのに醜い私がいる
迷い動く川のように世界は回る
でも私は何かを守りたいのに
好きで怖くて涙が零れて
君の背中にしがみついてしまう
消えてしまいたいのに
会いたくて君の名前を呼ぶ
独りぼっちの街の果てで
夢の中で声が聞こえる
「大丈夫」って君の手の温もり
逃げられない深夜の街でも
私はきっと変わっていく
