九里四里うまい十三里 とは〜太田記念美術館〜
明治神宮前からすぐの所にある、太田記念美術館へ行ってきました。
1月26日(日)まで開催している「江戸メシ」展、去年から楽しみにしていました。
会期が三週間と短いです。
行く前に公式ホームページを見ると
たいへん混雑しています。お時間に余裕をもってお越しください。平日のほうが落ち着いてご覧いただけます。
との事。珍しいです。
私は何度も行っていますが、いつもゆったりまわれる事も気に入っていました。
オープンカレッジでの講座を終えて明治神宮前に着いたのが15時半ごろ。
平日だし、この時間ならそんなに混んではいないだろうと思って行くと…

結構人が。この美術館でチケットを購入するのに並ぶの、初めてでした。平日でこれですから、土日は入場制限があるのもうなずけます。
ありがたい事にチケットを購入後に直ぐに入館する事が出来ました。
写真撮影は出来ないので、一部ネット記事からお借りします。

今現在、一般的に食べられている寿司、蕎麦、天ぷらなどは江戸時代に庶民に食べられるようになったのですよね。
写真が無かった時代、こんなふうに浮世絵が盛んで本当によかったと思いました。
右側がキスの天ぷら、左側がエビの寿司です。

江戸っ子の初物好きは有名ですよね。
生き生きとした魚を威勢よく買っていた事でしょう。

こちらは鰹売り。一尾丸ごとは買えない女性たちが切り身にしたものを買いに来ている様子です。何処の部分が良い、などと競って買っていたのでしょうか。

こちらのたくさんの屋台。
「二十六夜待ち」を題材にした浮世絵がたくさん展示してありました。
旧暦の毎月26日に行われる月待ち行事を、初めて知りました。
この夜に月が遅い時間に昇り、その月の光を拝む事で、特に観音菩薩、阿弥陀如来、勢至菩薩の功徳を得られると信じられていたとか。
宗教的な意味合いと共に宴会や交流の場として楽しまれていたようで。
…私が生きていたら後者かな🙃
小さくて見にくいかもしれませんが、食べ物も美味しそうながら、人々の楽しそうな表情も見ていてこちらまで楽しくなりました。そして一つ一つ違う、着物の柄の美しい事!
とっても綺麗な着物の柄の浮世絵が幾つもあり、長い時間観ていたのですが、ご紹介出来なくて残念。

江戸メシ展のポスターにもなっているこちら。
大好きな一枚です。
元々ポストカードは持っていましたが、原画を見るのは初めてで感動しきり。
思っていたより色鮮やかで生き生きしていました。
真ん中に注目!

猫店員に蕎麦をぶち撒けられた猫客。
飛び上がる店員。猫客はニャー!と叫んだに違いありません。
最後に
タイトルにした 九里四里うまい十三里
の意味、ご存知の方いらっしゃいますか?
ひらがなにしてみると
くりよりうまいじゅうさんり
➡️栗より美味い
九足す四で十三
と洒落た食べ物は
サツマイモ。
栗より美味い、と
十三里の看板を掲げているのは焼き芋屋さんでした!

⬇️こちらの和楽Webさんに詳しく載っています
因みに左側に山くじら、とありますが、猪の肉の隠語です。
肉食が禁じられていた江戸時代後期、猪の肉を食べさせる店では「山くじら」という看板を出し、動物の肉を大っぴらに食べさせていたと聞いたことがあります。
⬇️会期中に行かれない方はオンラインで楽しむ方法もあるようです。
https://otakinen-museum.note.jp/n/n76b63d7df3ef?gs=cf88ea3b3649
千円払って一度購入すれば、会期が終わっても観られるそうなので、そちらの方が却っていいのかもしれません。私は会期中に行けましたが、時々眺めるために購入するのもありかな〜とも思ってます。
子供の頃は浮世絵の良さが全くわからなかったですが、今は大好きです。
歳を重ねてよかった、と思える事の一つですね。

