ゆるやか中古CD屋紀行 新春の大宮篇
弟が、大宮のスポーツ用品店で陸上用のスパイクを買うというので、ついていって中古CD屋巡りと洒落込むことにした。
桶川までは父親の運転するクルマ、桶川から大宮まで湘南新宿ラインを使う。親のおかげで浮く交通費に感謝しながら到着。正月の大宮は、多くの人で賑わっていた。

まずは西口にある店から。1店舗目は山野楽器 大宮そごう店。ここでは今月末まで「中古レコードフェア」をやっているらしいので、CDも置いているのではないかと思い赴いたが、会場に開かれていたのはLPのみ。まぁそりゃそうだ。新品のCDも特にめぼしい物はなかったので、フェンダーのギターをボーッと眺めながら店を後にした。

2店舗目は駿河屋 大宮マルイ店。さっきはほとんど人気がなかったのに対し、駿河屋は買取の客などでごった返していた。前の客のせいでレジも10分ぐらい待った。広い店内のほんの一角ではあったが、CDの在庫はそれなりにある。値付けはちょっと高めかなと思いつつ、ここでは4枚のアルバムを入手。
まずはPlastic Treeの「アンモナイト」。最近ついにサブスクが解禁されたアルバムで、「Thirteen Friday」のシューゲイズサウンドが気に入ってるので購入。ただ、今回買った初回盤はDVDが付く代わりに、CDの収録曲が1曲少ないようだ。何回か聴いて良いアルバムだったら買い直したいな。平井堅の「Ken's Bar II」は、「わかれうた」に草野マサムネが参加してるのでスピッツファンとして購入。「一期一会」はスピッツのトリビュートアルバム。「原曲超え」との呼び声高いLOST IN TIMEの演奏する「田舎の生活」や、もはやスピッツの原型は0に近いPOLYSICSの「チェリー」など、名カヴァーや迷カヴァー多数。BURGER NUDSの「LOW NAME」は、既に持ってるのだが、つい欲しくなって購入。今度参戦するBURGERやSleepInsideが出演するイベントで、一緒に行くフォロワーさんにでもあげよう。
あと、ここにあるART-SCHOOLのアルバムやKing Gnuのインディーズ盤は、多分俺が去年高崎で買い取ってもらったCDだ。高崎の駿河屋ではCDを取り扱ってないので、大宮に流れてもなんら不思議ではない。前者は2100円、後者は4200円だったので、欲しい人はぜひ俺に感謝して買って欲しい。

次は東口の近くにある店へ。3店舗目はブックオフプラス 大宮ラクーン店。ビルの6階にあり、ドン・キホーテやゲームセンターの前を通るのが少しキツいが、ここは店舗も広いし、在庫も物凄い。洋楽コーナーにはFlying Saucer Attack、Jesus and Mary Chain、Lush、Rideなどのシューゲイザーの名盤が並んでいる。しかも、ジザメリは「Psycho Candy」だけではなく「Honey's Dead」などのアルバムがあるし、Rideも「Nowhere」だけではなく、EPの「Today Forever」まである充実ぶり。邦楽もオルタナティブロック好きにはたまらない品揃え。54-71やキウイロールのアルバムなんかも置かれていてビックリだ。欲しいCDを沢山抱えて店を廻ってしまったが、なんとか3枚に絞り込んで購入。
A Place to Bury Strangersの「Exploding Head」は、前々から気になっていたのでこの機会に購入。「ニューヨークで最もラウド」と評されることのあるサウンドは如何に。Plastic Girl In Closetの「A.Y.A」は、女性ボーカルが前面的に押し出され始めた2013年のアルバム。日本のシューゲイザーを語る上で、このバンドは欠かせないだろう。syrup16gの「Les Misè Blue」は、現時点では彼らの最新作。ずっと欲しかったが、1500円だったので購入。近年のシロップは、コードのひとつひとつが心に染みる曲ばかりで素晴らしい。

本日ラスト。4店舗目はディスクユニオン 大宮店。シューゲイザーにハマり、洋楽を聴き始めてからは何度も色んな店舗に赴いているCD屋だ。この店舗は、流石に都内ほどの在庫はなかった(なんならさっきのブックオフのほうが品揃え良かったぞ)が、ここは物色しているだけでも楽しいのだ。Chapterhouseのボックスセットを見つけて喉から手が出るほど欲しかったのだが、値段は6000円超え。予算との兼ね合いで泣く泣く諦めた。
ここでの収穫は、まずGalaxie500の「This is Our Music」。80年代後半のドリームポップ史に残るであろうこのバンドの3枚目のアルバムが、280円なら買うしかない。NUMBER GIRLの「記録シリーズ 黄盤」はかつてライブ会場限定で販売されていたというシロモノ。ただ、2005年にリリースされた記録シリーズ2にこのアルバムに収録されているすべての音源が全て収録されてるようだ…スピッツの「ロビンソン」は、言わずもがな大ヒットしたあのシングルだが、2000年に12cmでリリースされたこのバージョンはあまり見ないなと思ったので、スピッツマニアの血が騒ぎ購入。
そして、ここでディグっている間、ずっと店頭に流れていたアルバムがとても良いので気になっていたのだが、レジ前で紹介されていたので、それがCorneliusの「Point」だと判明。折角なので、そのまま購入させていただいた。小山田圭吾がアンビエントへと舵を切り出した作品で、シューゲイザー要素があるのも嬉しい。思いがけずこういうアルバムに出会えるのも、CD屋巡りの醍醐味だ。

ということで、全11枚 約6300円をお買い上げ。収穫としてはまずまずかなという感じだが、ブックオフの品揃えの良さだったり、ユニオンで店頭BGMのアルバムを買ったことだったり、印象に残るCD屋巡りだったなと思う。正月なので、商品の割引が多かったのも嬉しかった。

