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【詩】 不信

わたしが
ひとを信じられなくなったとき
カムチャッカへの旅がはじまる

氷の白さだけが残る山々
雪どけをなぞる緑の谷

たぶん
わたしが先に
裏切ったのだ
愛だと思っていた刀で

ただ頬をなでる風
やけに明るい山鳥たち

腕にとまった虫を
握りつぶす

ひとりぼっちのわたしには
小さな罪は許される気がした

誰かと一緒に
旅ができたなら
夜にはオーロラが見えるだろうか


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