咲けないわたしが、それでも願いを抱きしめて

春の風があまりにもやさしすぎて
少しだけ、置いていかれた気がした
どうして、わたしだけ
咲けないのだろう
静かに自分を責めた夜もある
責め続ける夜の中で
わたしの手のひらに残ったぬくもりを
なかったことにはできなくて
蕾のままひたすらに、
咲くことを願い続ける想いを
わたしは今日も、
そっと抱きしめている
きっと
遅れて咲く花にも
ちゃんと季節は巡ってくるはずだから
わたしは、もう少し
もう少しだけ
この春を、信じてみたい

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