ツボ療法症状別③熱中症予防
こんにちは、さくら漢方薬局です。
症状別でもおすすめのツボをご紹介していきます。
今回は、8月に特に気をつけたい「熱中症」に効くツボを3つご紹介いたします。
⑴ 中医学で考える熱中症の原因
① 暑邪(しょじゃ) – 暑さによる体力消耗
暑さが強すぎると、体の外側から「暑邪」という邪気が入り込み、体力を消耗しやすくなります。
大量の汗をかくことで、体の水分(津液)だけでなく、体を動かすエネルギー(気)も一緒に失われ、
だるさ・疲れ・めまい・ふらつきなど、熱中症の症状が出やすくなります。
② 津液(しんえき)不足 – 水分・体液の不足
暑さで汗をかきすぎると、体の水分(津液)が不足し、
口の渇き・皮膚の乾燥・尿量の減少などが起こります。
津液が不足すると、体を潤す力が弱くなり、熱がこもりやすくなって、熱中症のリスクが高まります。
③ 気虚(ききょ) – 元気(気)の不足
夏バテで疲れが取れにくい、元気が出ないといった状態は、中医学では「気虚(ききょ)」と考えます。
気が不足すると、体を温める力も弱くなり、冷房の効いた室内との温度差で自律神経が乱れ、めまい・頭痛・だるさなど、熱中症の症状が出やすくなります。
⑵ おすすめのツボ
①人中(じんちゅう) – のぼせ・ふらつきに効く

位置
鼻のすぐ下から上唇へと伸びる、縦の溝のちょうど真ん中
効果
暑さで頭がぼんやりするときの覚醒
熱中症で気分が悪くなったときの応急処置
頭部の血流を整え、めまい・ふらつきの軽減
押し方
爪の先でグッと上向きに押し上げる
気分が悪いときの応急処置として、短く強めに刺激
普段の予防としては、優しく3〜5秒かけて押して3〜5秒かけて離す
呼吸に合わせて行うとリラックス効果あり
こんな方におすすめ
暑い日に外に出ると頭がぼんやりする
冷房と外気の温度差でめまい・ふらつきがある時
熱中症で気分が悪くなったときの応急処置として
② 復溜(ふくりゅう) – 汗をかきすぎたときの水分バランス調整

位置
内くるぶしのいちばん高いところから、指3本分真上にある
アキレス腱の前側、すねの骨のすぐ後ろあたり。
効果
汗をかきすぎた時に、体がだるくむくみがあるときの水分バランス調整
暑さ疲れでむくみ・だるさが気になるとき
腎の働きを助け、体の水分代謝を整える
押し方
親指で骨に沿ってグリグリと押す
3〜5秒押して3〜5秒離す、を左右それぞれ5回ほど
入浴後など、体が温まっているときに行うと効果もアップ
こんな方におすすめ
汗をかきすぎて、夕方になると足がむくむ
冷房と外気の温度差で自律神経が乱れ(慢性的な疲労感・不眠・頭痛・めめまい・動悸・息切れ・胃腸の不調・冷え・ほてり・大量の汗・筋肉のこりなど)を感じる
③ 湧泉(ゆうせん) – 夏バテで疲れが取れにくいときの気力回復

位置
足裏を三等分した時、つま先から約3分の1あたりにある。
足の指を曲げたときにできるくぼみのあたり。
効果
夏バテで気力がなくなった時にの気力回復
全身の気を補い、熱中症に負けない体づくり
足の冷えやむくみの改善
押し方
親指でグリグリと円を描くように押す
3〜5秒押して3〜5秒離す、を数回繰り返す
入浴後など、体が温まっているときに行うと効果もアップ
こんな方におすすめ
夏バテで疲れが取れず、朝からだるさが続く
足の冷えやむくみが気になる
夏の暑さに弱いと感じている方
⑶ セルフケアのすすめ
熱中症が続くと…
体力が消耗し、夏バテが長引く
自律神経が乱れ、めまい・頭痛・だるさが出やすくなる
免疫力が低下し、風邪をひきやすくなる
生活習慣+ツボの組み合わせで、熱中症を予防していきましょう!
生活習慣のポイント
こまめな水分補給を心がける(常温か温かい飲み物がおすすめ)
冷房の設定温度は25〜26℃を目安に、ひざ掛けや夏用ストールで首・肩・お腹は保温
お風呂はシャワーで済ませず、湯船に浸かって体を温める
暑い時間帯の外出は極力控え、日陰や涼しい場所で休憩をとることを心がける
ツボと組み合わせると効果アップ
人中:のぼせ・ふらつきが出たときの応急処置+日頃の予防
復溜:汗をかきすぎた日の水分バランス調整+むくみケア
湧泉:夏バテで疲れが取れにくいときの気力回復+足の冷え・むくみケア
毎日少しずつツボ療法を続けていけば、熱中症のリスクを軽減、心身共に夏バテ対策になります。
一緒にセルフケア、続けていきましょう!
