アーミッシュ・カントリーで気づいた豊かさ|便利じゃない暮らしから学んだこと⑪(最終回)
オハイオでの生活の中で、
私が一番衝撃を受けた場所。
それが、アーミッシュ・カントリーでした。
従姉から聞いていたのは、
電気などの近代文化を使わない、
昔ながらの生活をしているコミュニティがあるということ。
車で2時間弱。
たどり着いたのは、
緑が広がる、とても静かな地域でした。
◆アーミッシュの方が働くレストラン
最初に訪れたのは、
アーミッシュの方が運営しているレストラン。
かわいらしい建物に、
どこかあたたかい雰囲気。
店員さんは、もちろんアーミッシュの方。
ワンピースにエプロン、
頭には白い帽子。
化粧はしていない。
でもその姿は、
とても自然で、凛として見えました。
◆シンプルな食事の豊かさ
注文したのは、昔ながらのパンケーキ。
シンプルな味付け。
でもそれがとても新鮮で、
どこか懐かしさを感じる味でした。
その時、ふと感じました。
「足りないものがあるはずなのに、満たされている」
普段の生活では、
「もっと便利に」「もっと効率よく」と
何かを足すことばかり考えていました。
でもここでは、
**“何も足さないことで成立している豊かさ”**がありました。
◆まるで別の時代のような暮らし
食後に外を歩いていると、
自転車に乗っている人の姿。
従姉の話では、
基本は馬車で移動し、車は使わない。
中には自転車にも乗らない人もいるとのこと。
まるで童話の中のような生活。
最初は、
「楽しそう」
そう思いました。
でも従姉はこう言いました。
「この生活が嫌で、外に出る人もいるんだよ」
◆憧れと現実のあいだ
私は正直、
便利すぎる現代に少し疲れていたこともあり、
こういうシンプルな生活に憧れを感じました。
でもそれは、
外から見ているからこその感覚なのかもしれない。
数日、数週間ならいい。
でもそれを一生続けるとなると、
また違う現実がある。
ここで私は気づきました。
「どんな暮らしにも、良さと大変さの両方がある」
◆アーミッシュの帽子が欲しくて
お土産ショップに立ち寄った時、
私はどうしても帽子が欲しくなりました。
通りがかりの方に聞いて、
地元の人が行くお店へ。
そこに並んでいたのは、
どれもシンプルなものばかり。
そこで白い帽子を購入し、
少しだけ、
その暮らしに触れられた気がしました。
◆便利じゃない暮らしから学んだこと
この場所で感じた一番の気づきは、
「便利=豊か」ではないということでした。
私たちは普段、
・早い方がいい
・多い方がいい
・新しい方がいい
そんな価値観の中で生きています。
でもここでは、
・シンプルであること
・変わらないこと
・手間をかけること
それが当たり前でした。
そしてその中に、
**“満たされている感覚”**があったのです。
◆従姉からもらった言葉
英語も話せない中で、
オハイオに引っ越してきた従姉。
すごいなと思っていましたが、
最初はホームシックになり、
何もやりたくない日もあったそうです。
そんな時は、無理をしない。
何もしない日があってもいい。
そしてある時、私にこう言いました。
「人間、向上心をなくしたら終わりなんだよ」
この言葉と、
アーミッシュの暮らしで感じた価値観は、
一見すると正反対のように見えます。
でも今は、こう思います。
「どんな環境でも、自分なりに成長し続けること」
それが大切なのだと。
◆この旅で変わったこと
この経験を通して、
私は、
“自分にとっての豊かさ”を考えるようになりました。
便利さだけを求めるのではなく、
何を大切にして生きていくのか。
その視点を持てたことが、
この旅で一番の収穫だったと思います。
◆最後に
オハイオでの生活は、
観光では見えない世界をたくさん見せてくれました。
そしてそれは、
これからの自分の生き方を考えるきっかけにもなりました。
ここまで読んでくださった方、
本当にありがとうございます😊
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