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「良い人なんだけど、ドキドキしない」と言われる男がすべきこと

「嫌いじゃない。でも、男としては見れないんだよね」


女性からこの一言を、私は何百回と聞いてきた。

優しくした。
誠実だった。
話もしっかり聞いた。

それなのに、最後に恋愛対象になることができない。
そして振られた男は、たいてい何が悪かったのか、何をすればよかったのか気づいていない。

私は女性用風俗のセラピストを3年やってきた。
これまで1000人以上の女性と接してきた。
男性セラピストの教育もしてきた。

今回は「良い人なんだけど、ドキドキしない」と言われる男が、何をすればいいのかを話していく。



足りていないのは優しさではない

先に、多くの男がやりがちな勘違いを紹介しておく。

「人柄が大事」、「優しい人がいい」。
女性はそう言う。
国の出生動向基本調査(2021)でも、結婚相手に求める条件は「人柄」「性格」が男女とも最上位で、「容姿」は下位だった。

だが、これを信じて優しい男性を目指したところで、モテるようにはならない。

アメリカのスピードデート実験(Eastwick & Finkel, 2008)では、事前に語った「理想の条件」と、実際にデートして「また会いたい」と思った相手は、ほとんど一致しなかった。
口で言う条件と、実際に惹かれる相手は全く別だということだ。

女性用風俗でも全く同じだった。
一番丁寧で誠実なセラピストが、一番リピートされない。
そんなことは日常茶飯事で何十回、何百回見てきた。

恋愛で優しさを武器にしようという考え方を今すぐ捨てるべきだ。
あなたが足りていないのは、優しさや誠実さではないからだ。

ドキドキとは、異性としての魅力

では、何が足りないのか。

心理学者のフレッチャーらは、女性が相手に求めるものを3つに分けた(Fletcher et al., 1999)。

・優しさや誠実さ(人としての魅力)
・異性としての魅力
・地位や経済力

良い人は、優しさや誠実さが満点だ。
でも、異性としての魅力がほとんどない。

ドキドキとは、この異性としての魅力だ。
優しさでもユーモアでもない。
「この人を、男として見られるかどうか」。
ただそれだけでしかない。

そして、この二つはまったく別のものだ。
優しさをいくらアピールしたとしても、異性としての魅力は全く増えない。

心理学でも、安心感と情熱は別の感情として扱われている(Sternberg, 1986)。
良い人が優しさを提供し続けても、恋愛対象にはなれない。
なれたとしても、「優しい友達」程度だ。

なぜ良い人は「男として」見られないのか

理由ははっきりしている。
良い人は、相手を「人として」大事にする。
でも「女として」は見ていない。
そして、それは必ず分かってしまう。
これが俗にいう、「誰にでも優しい」ということだ。

丁寧に話を聞く。
否定しない。
困っていれば助ける。

確かに、全部正しい行動だ。
だが、そこに「あなたを女性として意識している」という空気がまったく出ない。
すると女性は、こう受け取ってしまう。
「この人は、私を異性として見ていない」と。

人は自分を異性として見てくれない相手を、異性として見ることはない。
女性として扱われていない女性は、あなたを男として扱わない。

女性用風俗でも、無害な男ほど印象に残らない。
害がない。
安心する。
でも、何も起きない。
心が動かない。

女性の心を動かせない男は、どれだけ良い人でも恋愛対象にならない。

「女性として見ている」をどう伝えるか

異性としての魅力とは、「あなたを女性として見ている」という態度を出すことだ。
特別な技術はいらない。

一つ目、褒め方を変える。
「優しいね」は、人としての褒め言葉だ。誰にでも言える。
「その服、似合ってる。可愛いね」は、女として見ている褒め言葉だ。
後者を言えるだけで、人として好かれる男ではなく、異性として惹かれる男になる。

二つ目、下心を隠さない。
良い人は、下心を完全に消そうとする。
嫌われたくないからだ。
だが、下心を全部消してしまうと、女性は「私に興味がないんだ」と判断する。
正解は消すことではない。
チラ見せすることが大切だ。

普段は紳士的に。でも、ふとした瞬間に、男の目をする。
そのギャップが、女として見られている実感になる。

三つ目、合わせるのをやめる。
顔色をうかがって「どこでもいいよ」と合わせる優しさは、弱さから出ている。
「ここに行こう。君と行きたい店がある」と引っ張る優しさは、強さから出ている。

女性がドキドキするのは後者だ。
男性としての強さをリードとして出す。

優しさを捨てるわけではない

ここで必ず間違える男がいる。
「じゃあ、ガツガツ口説けばいいのか」、「性的にグイグイ行けばいいのか」と。
これは全くもって違う。

優しさと誠実さは、恋愛において土台となる。
これを捨てた瞬間、ただのチャラい男になってしまう。
チャラい男は、その場のドキドキは作れても安心を作りづらい。
ワンナイトの関係になれても本命にはならない。

優しさを捨ててはいけない。
それは前提として必要だ。
その上に、異性としての魅力を少しずつ出していくべきだ。

土台のある男が下心をチラ見せるのと、土台のない男が下心を出すのとでは意味がまるで違う。
前者はギャップになり、後者はただの軽い男で終わる。

これを理解しておく必要がある。

安心だけでも刺激だけでも恋愛にならない

念のため説明しておく。
異性としての魅力だけの男は、身体だけの関係で終わる。
ドキドキはするが信用できないからだ。

優しさだけの男は、良い人で終わる。
信用できるがときめかないからだ。

恋愛は、安心と異性としての魅力があって初めて成り立つことを理解すべきだ。どちらか片方では足りない。

良い人は、もう半分勝っている

最後に、良い人へ伝えたい。
あなたは損をしているように見えて、実は一番有利な場所に立っている。

チャラい男が信頼を積むには、何年もかかる。
だが、良い人が異性としての魅力を身につけるのは明日からできる。
土台は、もう完成しているからだ。

褒め言葉を、女性として褒めるに変える。
下心を隠す代わりに、ほんの少しだけ見せる。
合わせる代わりに、一度だけ引っ張ってみる。

それだけで、「良い人なんだけど」から変わっていく。

優しさは、恋愛の半分でしかない。
残り半分を身につけた瞬間、あなたは選ばれる男になる。

その"男の目線"を、言葉ではなく空気で出せるようになると、何も言わなくても女性は意識し始める。
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さくら|女性心理の翻訳家

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