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「気づいたら2時間話してた」と言わせられたら2回目も会える。

「気づいたら2時間話してた」。
デートでこう言わせられれば2回目も会える。


女性がデートの帰りに思うことって、だいたい二択になる。

「気づいたら2時間話してた。楽しかった」か、
「2時間、ずっと聞かされてた。疲れた」か。

同じ2時間なのに、結末が真逆になってしまう。
そして、ほとんどの人はこの差は話の面白さだと思ってしまう。

でも、正直、これは全く違う。
この違いはどっちが話していたかでしかない。

先に言っとくと、これはLINEの話じゃないよ。
会ってからの会話の話ね。

僕はかつて、女性用風俗のセラピストとして3年以上、1000人以上の女性と関わってきた。
会話が上手いわけでもない僕が、なんで「話しやすい」と言われ続けたのか。

今回はその理由について話していきたい。



「質問してこない」が一番嫌われる

ネットや、お客さんの女性たちの声を見てると、こんな声が多かった。

「2時間、一方的に話してくるのに付き合うの、本当にしんどい」
「ほぼこちらに質問してこない。私のことを全く見てくれていないと感じた」

恋愛に限った話じゃなくて、職場でも友達でも、一方的に話す人に対して感じることは、だいたいこれなんよ。

で、会話が続かないと悩んでる人ほど、デートの前に話題を考えてるんよな。
ニュースを見て、質問リストをググって、面白い話を準備して、みたいな。

気持ちはすごく分かるよ。
沈黙が怖くなるよな。
何か話さんと心配になってくるよね。

でも、話す内容を決めるほど、会う時間が面接みたいになってしまう。
質問を順番に消化して、相手の答えが終わる前に次の話題を考えて。
それで相手の女性に「2回目は会いたくないな」と思わせてしまう。

正直、初めてのデートで準備なんかいらん。
僕も接客でもプライベートでも、全く準備したことがない。
強いて言うなら、会うまでのLINEやメッセージを軽く見直すだけ。


会話の主役

先に言っておくと、会話が続かんのは、話題が足りないからじゃないよ。

みんな、どんなときに楽しいって思うか考えてほしい。
ほとんどの人間は、自分が話しているときに楽しいって思うはず。
自分の好きなこと、自分の好きなもの、趣味、仕事の愚痴、その他諸々。
誰かに話しているときが一番楽しくない?

自分の話をするよりも、相手の話を聞く方がしんどくない?
つまらなくない?

実際、研究結果でも、人は自分のことを話してるとき、脳の中では報酬系が動いてるという結果も出てるよう。

人は自分について話すとき、脳の報酬系(食事やお金で活性化するのと同じ快楽の回路)が活発になる。
実験では、もらえるお金を減らしてでも「自分のことを話す」方を選ぶ人が多かった。
人の発話の30〜40%は、自分の話に使われている。

出典:Tamir & Mitchell(2012)PNAS(米国科学アカデミー紀要)


また、別で行われたハーバードのスピードデートの研究でも、2回目に繋がったのは話が上手い人じゃなくて、質問が多かった人やったっていう結果も出てる。

初対面の会話と実際のスピードデートを分析した研究。
質問が多い人ほど好かれ、2回目のデートに繋がりやすかった
(平均10問に対して、15問以上した人が上位)。
特に効果があったのは質問の数そのものではなく、相手の直前の話を受けて掘る「フォローアップ質問」。
つまり「ちゃんと聞いている証拠」が伝わった人が選ばれやすかった。

出典:Huang, Yeomans, Brooks, Minson & Gino(2017)Journal of Personality and Social Psychology


もし、あなたが聞く方が好きだったとしても、ほとんどの人間は、自分の話をしているときが一番楽しいと思っておいた方がいい。

やから、女性が「気づいたら2時間話してた」って言うとき、その2時間の主人公は、ずっと彼女やったってこと。

「楽しかった」と言われるのは、あなたの話が面白かったからじゃない。
彼女が気持ちよく話せたから。

それに、会話の主人公を自分にしてたら、相手次第で話のネタがなくなるんよ。
だって、聞き手次第で、いくらでも相手に話し続けさせられるもん。

「興味を持ったきっかけは何だったの?」、「どこが一番魅力的だと思うの?」、「ほかのものとどんな違いがあるの?」、いくらでも聞き手次第で話を広げられる。

だから、会話っていうのは自分が話すものじゃなくて、相手に話させるものって思ってほしい。

主人公を自分にしてると、聞き手の質問がなければ、話が続へんくなる。
逆に、主人公を相手にできたら、自分の聞き手スキル次第で、会話は延々に続くよ。

実際、僕自身電話で半日話したことも、半日の愚痴を聞く予約も何度も受けたことがある。
僕は会話が上手いわけじゃない。
実際、自分の話はほとんどしてない。

ただ、主人公を相手に渡してただけなんよ。


主人公が自分になってる男の特徴

ここまで読んで、「俺は大丈夫」と思った人ほど、確認してみてほしい。

3つ挙げるから、自分のデートを思い出しながら見てね。
・沈黙が来た瞬間、自分が話し始める。
・相手が話してる間に、次に何を話すかを考えてる。
・デートの後、相手の好きなものをほとんど知らない。

ひとつでも当てはまってたら、会話の主人公が自分になってる。
特に2つ目をやってる人は多いと思う。
相手の話を聞いてるようで、頭の中は自分がどうするかの準備をしてる。

これ、女性には伝わってしまうんよ。
「私のことを全く見てくれていない」って思わせてしまう原因は、ここから起こってることが多い。


聞くだけでもダメ

ここまで読むと、「じゃあ質問し続ければいいんやな」と思うかもしれんけど、それも違うんよ。
質問を投げ続けるだけやと、面接どころか尋問になってしまう。
それに、自分のことを全く話さん男には、女性も安心して話せんくなってしまう。

「この人、何考えてるか分からん」って思われたまま、距離が一生縮まらへんくなるのも2度目につながらん。
主人公は相手に渡したまま、自分のことも少しは出す。

話させることにもコツがあるんよ。


会話力を磨く前に

今日の話をまとめるね。
会話が続かないのは、話題が足りないからじゃない。

会話の主人公が自分になってるから。
話題を探すのをやめて、主人公を相手に渡す。
これだけで、会話自体が変わっていくよ。

会話で自分が主人公になって楽しみたいか、相手を主人公にしてモテたいかはあなたに任せる。
で、さっき言った「コツ」の中身についても触れておくね。

どう話させるか、自分のことをどこでどれだけ出すか、どこまで踏み込んでいいか。
ここで書くと、またトーク術の話に戻ってしまうから、別の記事にぜんぶまとめた。

相手が勝手に話し出す話し方、自己開示の仕方、踏み込んでいいかのサイン、実例まで深く解説しているから、よかったら見てみてね。

会話の悩みをまとめて片付けたい人は、全部入りの「モテの教科書 Vol.2 会話大全」の方を見てね。

最後に、もう一回だけ言うね。
あなたの会話がつまらないんじゃない。
主人公がどっちになっているかだけやから。

次のデートで、相手に2時間話させてみてほしい。
帰り際の食いつきや2度目を誘ったときの温度感が全然変わってくるよ。


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さくら|女性心理の翻訳家

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