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前日まで仕事で5時6時起き連続の人が、翌日櫻坂LIVE無券で広島まで向かった理由

仕事が終わった。

疲労困憊だ。

なにせそこまで4日間連続で、朝5時起き、もしくは6時起き。
夏季休暇があるとはいえ、この4日間をよく乗り越えたと我ながら思う。

その翌日は「櫻坂46 ARENA TOUR 2026 -What's lonesome?-」広島公演DAY2。
この日が休みになることがわかったときには、すでに遅し。FC1次の応募が締め切られていた。

2次以降、全部の先行に応募した。
外れた。
ここ最近の櫻坂のチケットの取れなさ具合から考えれば当然とも思えるし、納得な感じもあるけれど、モヤモヤは残る。
そして最後の望みである、チケプラトレード。
こちらも…

最後の抽選に、漏れた。

おそらく応募数に、出品枚数が全く合っていない。率で言えば、とんでもない倍率だったはずだ。
これで、私の広島行きは、完全に絶たれた…



はずだった。



広島県広島市。
Buddies的には、メンバーの向井純葉の出身地として名高い土地であるけれど、川島個人としては、とても大好きな街。櫻坂のLIVEがどうというより、純粋にこの街が好きで行きたいという思いも強かった。
昨年だけで二度の広島遠征、5月に櫻坂、9月に日向坂、それだけでなく、広島グルメを堪能できるだけ堪能し、旧京都市電に会うという目標、原爆ドームでは厳かな感情に身を浸し、そして…

何より落ち着く。

なぜこんなに落ち着くんだろうという不思議さも相まって、でもその感覚がクセになりすぎる街が、私にとっての広島である。

確かに疲れた。
ゆっくり寝よう。
だってチケットがない。ないのに広島に行くなんて、常識では考えられない。

でも。

逆に休みなのに、LIVEをやってる場所がわかってるのに、行かないのは落ち着かなさすぎる。
それも、他の場所ならともかく、大好きな広島で。


8月9日。
あれだけ寝不足で過ごしてきた数日だったはずなのに、休みになった途端元気が出るというのは、生粋の遊び人なのか。

これで疲れが抜けてなければ、広島まで行くなんて選択肢は初めから存在しないのだが、これは…



…よし。



もちろん、チケットもないのに新幹線に乗って現地へ向かうなんて愚かだ、という失笑の声が聞こえてきてもおかしくないし、それが至極真っ当な感覚だと私も思う。

ただ。

なんというか、人間には抑えきれない衝動というものがあって、そこに正誤の感覚とか、常識がどうとかいう論理が全く機能しない。本能的な部分というか、理屈で説明しきれない部分というのは間違いなく存在する。

気づけばみどりの窓口へ行き、気づけばこの切符を手にしていた。

今の時間でいちばん早いのでお願いします、と伝えたので、これを購入してから10分後という爆速の出発であった。

そして、約1時間半後。

衝動は人間の抑えの効かない部分、とは言ったものの、逆にある瞬間には人間が人間であるがゆえである理性の部分もしっかり顔を出してくることもある。本能の赴くままの行動をとった後で、ふと

「私は何をやっているのだろう???」

と思う瞬間があったりして、それがいかにも人間臭いと言えばそうだけど。

広島駅に降り立った瞬間、感じたのはそんな理性だった。

ヤバ。来てしまった…

他人が聞いたら笑われるか呆れられるかのこんな感情が、心の淵で渦を巻く。


でも、来てしまったからには向かうしかない。

8月9日といえば、長崎の原爆投下の日であり、3日前にそんな日を迎えた広島にとってももちろん無関係ではない。さらにはお盆帰省でごった返す日でもある。普段そんな日に遠出などしない私は完全にそこを舐めていた。
新幹線を降りて、広電方面へ。もう勝手知ったるという感じで進んでいくと、広電に乗車するための長蛇の列が。

おかげで、予定より一本遅れる形で、市電に乗り込み、紙屋町西電停で降りて広島グリーンアリーナへ。

到着した時間がすでに17時前後だったので、開演まであと30分。
私が普段参戦するLIVEで、この時間まで外にいることは皆無なので知らなかったのだが、スタッフの声のトーンが一段と高く大きい。

「チケットをお持ちの皆さんは!入場口の方へお願いいたします!まもなく開演時刻となります!入場されますと、再入場はできなくなりますのでご注意ください!」

今回については、私には全く関係のない話なので(虚しい)、そんな声を背中に受けながら、でも何もせずに会場を後にするのもあまりにもったいない気がして、LIVE恒例ガチャガチャコーナーへ。
まずは、ネームキーホルダー。

実に空いていて良き(これもまた虚し)

推しメンはもちろんいるけれど、私のように箱推しベースで本当は全員推しだと公言しているようなBuddiesにとって、こういうとき誰が出てくれても嬉しい。

ところが…

一発推しメン自引きに成功。

目を疑った。
こんなこともあるのかと。

続いて、もう1種類、パズルピースアクリルというのもあったので、そちらも一応引いておこうと。

すると…

もう、こうなってくると少し怖い笑

どっちも一発自引きとは!!

何が起きるかわからんのが、人生。
それも、世の常。


開演となり、さらに人が少なくなるグリーンアリーナ周辺。
ここから無券勢は、人が僅少となったフラッグの大撮影大会となる。

LIVE会場に、無券で参戦する経験は、実は初めてではない。

一回目は欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE。
東京と大阪で開催され、大阪の会場はフェスティバルホールであった。

6thアニラのZOZOマリンが35000名収容で、国立で70000人を埋めた櫻坂にこの規模はどうなんだろう、という声もあるが、欅坂が全盛時代のアニラ開催地であるフェスティバルホール、キャパ何名かご存知だろうか。

Gemini AIモードより

2700名!

でも地元大阪で欅坂が周年LIVEやるというのに、無券だから行きませんなんて言いたくなくて、FFさんに会うためだけに行った。
2019年4月のことだ。
もうそのときから今と同じことやっている笑

二度目は、ケヤフェス。
2022年で、時はコロナが少しずつ下火になりつつあったものの、まだ蔓延していた頃。
当初の予定では7月22日と24日に予定されていたが、メンバー複数名のコロナ感染が明らかとなり、延期となった。その延期分である3日目のチケットを押さえていたものの、延期日程に行くことができなかった私は、LIVEが開催されない当初の日程で、予定どおり思い切って富士急ハイランドに向かった。

深夜バス、乗客たった5名。

あのときも、今回と同じような感覚に苛まれたのは確かだった。
いや、あのときの方が強かったかもしれない。


それ以外にも、櫻坂日向坂、一度だけ乃木坂も公演前に会場周辺に向かって、その後に仕事に行く、なんてことを何度かやったことがある。

遠出の無券参戦は、ケヤフェス2022以来かもしれないな。



そして今回は、幟と一緒にシャッター押してもらっていいですか、と言われたり、松本和子の幟に蝉が留まっていたり笑

暑いながらも、人のいないメンバー幟を堪能し、テントを撤収するスタッフの皆様を遠目で眺めたりしていた。


繰り返しになるけれど、いくら熱心なBuddiesとはいえ、無券にも関わらず新幹線で現地に赴くようなBuddiesはほぼ皆無に近いだろうとは思うし、それが正常な感覚である、という意見には私だって賛成だ。
でも、それがわかっていながらここまでやる理由は、前述の本能的な部分というものはもちろんだけど、それだけでは語り尽くせないところもある。

自分がその場所を感じたい、というのはもちろんあるとして、なんとなく、勝手に櫻坂46という存在に同志的な感覚を得てずっと一緒に走っているような、そんな気もする。
となると、応援している、というか、もはや伴走者の思考だ。

伴走者が、その場にいなくてどうするんだ、という意味合いに近い。

それに、一緒に伴走しているBuddieの皆様にお会いしたい、という気持ちも、LIVE参戦と同じように強い。まして今回は、自分の中でも特別な街である広島だ。今回は、広島を堪能すると割り切って向かったところがあった。

結果として、前回や前々回ほど街ブラはできなかったものの、でもやはり来て良かったという結論になる。
もちろん、せっかくの休みを家で過ごして体を休めるという選択肢もあった。でも、広島行きを選択したことで得たものも相当大きかった。

当たらなかったLIVEなんて悔しいから行きたくない、という感覚ももちろんよくわかるが、負け惜しみでもなんでもなく、無券でも参戦することで得られるエネルギーというものは間違いなくあるのだ。


それにもっと大きな視点で考えたとき、人生論にもつながると私は思っていて。
人間の作った常識が本当に全て正しいのか。
正しい、と思い込まされているだけのことも、実はあるのではないかという根源的な部分にメスを入れたくなる。

どれだけ常識に囚われて生きようが、自分のやりたいことだけを貫き通して生きようが、結局のところ人間の寿命は大きく変わらない。陳腐な話ではあるけれど、あのときやっておけばよかった型の後悔は、本当にしたくない。
もちろん仕事がどうだとか、金銭的にどうだとか、物理的にそれが叶わないということはある。それは間違いなくある。けれど、そんな物理的条件がクリアされているのに、やらないというのは、あなたは本当にそれでいいんですか、人生それでいいんですかという気持ちになる。

そしてその矢印が自分に向いたとき。

強がりではなく、それでいいと言える自信は私になかった。

それだけのことなのだ。
シンプル。


櫻坂のことについて、後悔なんか本当にしたくない。

大袈裟でもなく、フラッグの近くにいるだけで、そのメンバーのパワーを感じる気もする。


例えば、この人。

確信して言えることだけど、今年の中嶋優月は何かが違う。もちろんそれまでだって彼女は彼女なりのパワーでもってずっと活動してきたのは間違いないのだけれど、例えば今年は井上梨名さん卒業後に始まる一年であり、さらには武元唯衣さんも卒業して彼女を取り巻く周囲も大きく変わった。三期生としての立場、その中での自分の立場というものが、しっかり固まっているのか、それとも先輩の卒業で実はぐらついているのか、そこを自分で見極めないといけない上半期だった。
とはいえ。
がむしゃらにいろんなことに挑んでいく姿勢はそのままでも、少しずつ円熟味も出てくるようになった気はしている。もちろんピークではない。まだまだ伸び代はいくらでもある彼女の、そのパワーがこの幟には凝縮されているように見えたのだ。
本当の意味での自信も、少しずつ手に入れているようにも見える。


例えば、この人。

ダンス未経験から始まったはずなのに、TGUTとロンラビというタイプの違う、それでいて難易度激高の表題曲に参加しているのは、運営からの信頼度ととともに、やはり努力が目に見えて結果となっていることを評価されているからであるはずだ。
櫻坂をずっと追うときの醍醐味としては、元々は全く踊れなかったメンバーが、自分たちの見えないところで相当な練習量を積み上げ、先輩メンバーや経験者のメンバーと遜色ないところまで到達するさまを目にするところにある。
彼女の場合は未経験ながら、確かに合宿当初から評価はされていた。
雰囲気を作る天才だと私は思っている。
その天才的な存在感に、本人は気づいていないかもしれないし、それならその自覚は変に持たない方がいいかもしれない。
敢えて一つ一つのことに必死で取り組む姿でもって、彼女の存在感が生きるのであれば、それは彼女自身が、というより周囲の評価がそうである、ということの証だと思うので。
そして何より、その証こそが、ロンラビでのフロントメンバー抜擢という事実に表れているのだろう。
そんな彼女の幟からも、彼女にしか持ち合わせていないパワーを感じるのだ。


これは、やはり現地に行かないとわからない。画像でそこまでのパワーを感じることはほぼないからだ。


その後は終演を待って、参戦Buddiesの方々と合流して、広島グルメ堪能の夜へ。

広島グルメといえば、広島焼きやもみじまんじゅうがすぐ浮かぶ方も多いと思うけど、私はやはり牡蠣!生牡蠣も蒸し牡蠣も最高だが、実はもう一つ隠れ広島グルメがある。

コウネ牛。

牡蠣を食べる店に入って、こちらが出てきたので食したが、もう本当に絶品だった!(写真撮らなかったのがあまりに残念すぎる)
「広島県民のソウルフード」と言われるに相応しい味が、私の中を突き抜けていった。

この、コウネにも、私が今回行動していなければ出会えなかった、ということでもあるのだ。



好き、という感情を貫くのは、実は並大抵ではない。
なぜなら、好きには強弱があるからだ。そしてその強弱がいつやってくるか、それは誰にもわからない。
わかりやすく、人はその強弱を「モチベーション」と呼ぶ。

いろんな推し方があっていいし、そんなものを誰かに強制されるものでもない。
自分の信じた道を行けばいいのではあるけれど、かと言ってそれが人様のご迷惑になるようなものでは絶対ダメだ。

ただ。
逆に言えばそれ以外のことは本能の赴くまま、で全然構わないのではないかなと思った。



ちなみに。

広島に来るたびに大きなタスクを思い出すというか、毎度達成を意気込むものの、結局達成されていないという「旧京都市電との対面(できれば乗車)」という、あのタスク。

どこかで走ってるのはわかっているけれど、どこで走っているのか情報が全くない。たまたま見つけるしか方法がない。

コンビニで買い物して紙屋町方面へ抜けるとき、原爆ドーム前を通りかかったら…


うわっ!
え、待って待って!
2リットルのお茶持ちながら、通り過ぎるまでにスマホで撮影するなんて厳しすぎる!
スマホどこだ!?あった!なんかどこか引っかかって出てこない!あ!でもあっちも信号に引っかかった!笑

取れた!よし!

カシャ。

そして、見送る。

久しぶり。
次は絶対探して乗るから。

広島の子になって、そっちの歴の方が圧倒的に長いけど、あなたの出自は京の都にあるんだからね。

一介の京都人より。

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まさたか(川島 雅隆) noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。