エッセイ『他人の道』
朝、目が覚めて、そのまま起きるか、二度寝をするか。
起きる、を選択。
朝ごはんを食べるか、食べないか。
食べる、を選択。
歯を磨いた後に、ひげを剃るか、剃らないか。
剃らない、を選択…いや、やっぱり剃る、を選択。
ぼさぼさの髪を整えるか、整えないか。
整える、を選択。
今日の降水確率は40%。傘を持っていくか、持っていかないか。
持っていかない、を選択。
少し早く家を出て、ゆっくりとバス停に向かうか、ギリギリまで家にいるか。
家にいる、を選択。
ギリギリに家を出すぎて、バスの時間に間に合わないかもしれない。バス停まで走るか、走らないか。
走る、を選択。
生きるって、こんな感じで、選択の連続。
だから、ときとして、僕らは迷う。
無数の分岐点で、頭を抱えることもある。
でも、それは、決して悪いことじゃない。
迷い、もがきながら、色とりどりの経験を経て、正解の道にたどり着く。
その道が、他人に理解されなくなても、構わない。自分が納得できるなら、あとは信じて、前に進むだけ。
そうやって、自分だけの正解を見つけていく。
しかし、今のSNS時代に、迷う時間は必要なのだろうか。
ネットで検索すれば、一瞬で、正解の道にたどり着ける。
迷ったり、もがいたりしなくていい。
誰かが切り開いてくれた道を、ただ進んでいくだけ。そうすれば、簡単にゴールテープを切れる。
嗚呼、なんて楽な人生だ…
…本当に?
ご精読ありがとうございました。
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