冬休み最終日、息子と2人でデン・ハーグ旅行。
冬休み最後の週末、あと数ヶ月で3歳になる息子と2人で、一泊二日のデン・ハーグ旅行に出かけた。娘が生まれてから、なんとなく「私と娘」「夫と息子」というペアになることが多く、息子と2人だけで過ごすのは久しぶりだった。
この旅のきっかけは、年末の夫婦喧嘩だった。オランダには親戚もいないので、ちょっと子どもを預けて夫婦でディナー、なんてことはできない。だから基本的に家族4人で日々を回していかなければならない。毎日家族と一緒にいられるなんて、こんなに幸せなことはないのだけれど、夫婦の意見の衝突は前より格段に増えた。
年末、私がとうとう爆発して大喧嘩をしてしまい、やっぱり夫婦にも時には距離が必要だよね、という話になった。そこで私は、息子を連れて一泊遠くに出かけてみることにした。
目的地にこだわりはなかったけれど、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》がみてみたくて、デン・ハーグに決めた。
旅を計画したのは出発の2日前。息子には「明後日、ママと2人で旅行に行くよ」と伝えた。息子は「ママと旅行に行くの!」と嬉しそうに話していたけれど、一番楽しみにしていたのは、きっと私のほうだったと思う。当日の朝、私は早起きしておやつ用にバナナケーキを焼き、お弁当箱にはサンドイッチを詰めた。
電車での移動時間は2時間半ほど。さすがに少し長いかなと思ったけれど、息子のマシンガントークに付き合っているうちに、あっという間にデン・ハーグについた。何か手伝おうとすると「自分でやるの!」と手を払い、提案しようものなら「そうじゃないよ、こうなの!」と主張する息子。こんなにも自分の意見をはっきり言えるようになったのか、と、久しぶりに2人だけで過ごす中で改めて気づかされた。(そういえば保育園の12月のテーマは「Nee!(No!)」を言うこと、で、絵本でたくさん練習したって言ってたなあ)
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息子は大の絵本好き。毎晩1時間ほどの絵本タイムがあって、山積みの本をみんなで一緒に読むのが日課。
だからデン・ハーグについて調べたとき、絶対に外せないと思ったのがKinderboekenmuseum(児童書博物館)。この博物館は3フロアに分かれていて、そのうち1フロアが0〜6歳の小さな子ども向けになっている。
絵本ごとに小さなエリアに分けられていて、違うエリアに移るたびに息子は目を輝かせていた。



絵本のエリアは全部で10くらいのそんなに大きな博物館ではなかったけれど、私たちは2時間以上たっぷり遊んだ。
午後のお昼寝を逃してしまったので、博物館を出る頃には息子はすっかり歩く気力を失っていたけれど、「お昼寝してないから疲れたよね」という私に、必ず「眠くないよ、ただお腹がすいただけ」と言い張る息子が可愛かった。いつも抱っこは夫に任せているけれど、その日は博物館からホテルまでの10分の道のりをたっぷり抱っこした。
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2日目はマウリッツハイス美術館に行った。
デンハーグに決めた一番の理由だった、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》が展示されている美術館。
私たちの住むフローニンゲンにはモダンな美術館が一つあるだけなので、久しぶりにクラシックな美術館の雰囲気に包まれて、私はとっても幸せだった。


息子と一緒に絵を一つずつ眺めながら、「これは何に見える?」「虫じゃない?」「あ、あの人はヴァイオリンを弾いてるね!」などと話しながら回った。保育園でシンタクラース(オランダのサンタクロース)を学んだばかりの息子は、馬の絵をみるたびに、「あれはシンタクラースが乗る馬なのにね」と怒っていて可愛かった。
《真珠の耳飾りの少女》に辿り着くころには息子はもう飽きていて、ほんの一瞬のご対面だったけれど、それでも目を惹かれる美しさだった。

一瞬しか見ていない息子はちゃっかりミュージアムショップで《真珠の耳飾りの少女》ダックをお土産にゲットしていた。

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久しぶりに息子と2人きりで過ごした2日間。自己主張がはっきりしてきたり、おちゃらけた顔で笑わせてくれたり、オランダ語の歌を大声で歌ってみたり、普段なら何気なく見過ごしてしまうような彼の姿がなんだかとても成長した姿に見えた。たまには子どもと2人っきりで過ごす時間を大切にしたいなあと思った冬休み最終日だった。
そして、この旅の一番の目的だった「夫婦別時間」の効果はといえば、2日離れただけでも「こんなことがあってさ」「これが大変だったんだよね」とお互い話すことがたくさんあって、いつもより“共有する”時間が楽しかった。
