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yukihi6
【300字小説】春の訪れ
晴れた日に散歩。いつもの日課だ。
いつもの日課も五感を意識すると、新たな発見があったりなかったりする。春の暖かさが雪を溶かした大地から土の香りがし、地面に目を向ける。そこに芽はないが、新たな命が今か今かと、大地に顔を出す瞬間を待ちわびている気配を感じる。先日まで、幹や枝にずっしりと雪を背負っていた桜たちも身軽になり、穏やかな空気を醸し出している。その姿はどこか凛々しい。
人類は今年、冬のオリンピックやWBC、ワールドカップが立て続けに開催さするらしい。その一方で争いも起こしている。どうやら人は刺激的な日々を過ごすことが好きらしい。人は冬を越えた自然のたくましさを感じているのだろうか。この疑問、ハチにも聞いてみよう。デコピンはそう思い、いつもの公園を散歩する。
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