07 Everything Happen To Me(&Timothee)
Verce(はじめに
随分ご無沙汰しております。ジャズスタンダードナンバー歌詞和訳。
本当に、毎日更新したいなぁ、と思いつつ…時は流れ…気づけば12月(え
この曲もかなり前に訳していて、6月に公開しようと思っていたのですが、全部言い訳ですよね。本当は秋の内に秋の素敵なスタンダードナンバーを取り上げたいと思ったら、このザマです(楽しみにしている方が一人でもいたら嬉しいのですが、積もる話で前置きが長くなってます汗)
さて、気を取り直しまして、
7曲目は「Everything Happen To Me 」個人的にベスト20くらいに入る大好きなスタンダードナンバーです。
作曲はマット・デニス 作詞はトム・アデア
そう(誰も覚えていないと思いますが)、私が最も好きなボーカリスト、マットデニスです。
この曲は多くのミュージシャンに愛され、多くのテイクが残されておりますが、やはり本家が一番です。
BGMはラーシュ・ヤンソンでいきましょう。
ピアノのテイクなら、モンクにエヴァンス、ブラッドメルドー、キースジャレットと、入れ込むアーティストを差し置いて、実はラーシュ・ヤンソンのテイクが一番好きだったりします。
さて、ようやく本題です。
Everything Happen To Me 歌詞和訳
(sakana-jazz拙訳です。ご容赦ください)
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Everything Happens to me
(Verce)
Black cats creep across my path
Until I’m almost mad
I must have’ roused the devil’s wrath
Cause all my luck is bad
(Chouras)
I make a date for golf and you can bet your life it rains
I try to give a party and guy upstairs complains
I guess I’ll go through life
Just catchin’ colds and missin’ train
Everything happens to me
I never miss a thing
I’ve had the measles and mumps
And every time I play an ace
My partner always trumps
Guess I’m just a fool who never looks before he jumps
Everything happens to me
At first my heart thought you could break this jinx for me
That love would turn the trick to end despair
But know I just can’t fool this head that thinks for me
I’ve mortgaged all my castles in the air
I’ve telegraphed and phoned
I send an “Airmail Special” too
Your answer was “Goodbye”
And there was even postage due
I fell in love just once
And then it had to be with you
Everything happens to me
黒猫が僕の前を横切ってさ
気が狂いそうになるよ
僕は悪魔の怒りを買ってしまったのかな
だって僕の運は底なしに悪いんだ
ゴルフの約束の日は雨が降るって賭けてもいい
パーティーをすれば上に住むおっちゃんが苦情してきて
人生は大体こんな感じなんだろうなぁって僕は思ってる
風邪を引いたり、電車に乗り遅れたりみたいな感じでね
なんだって僕に降りかかるんだ
でも僕は流行りには乗り遅れないね
麻疹になったり、おたふく風邪になったりしてさ
僕がエースを出すと、相手はいつも切り札を出してくる
僕は何も考えずに飛び込んじゃう大馬鹿者なんだろうな
なんだって僕に降りかかるんだ
最初は、君が僕のジンクスを壊してくれると思っていた
この恋が僕の絶望を終わらせてくれるって
でもわかっていた、僕の頭は騙せないって
僕は空に浮かぶ城すら全てを賭けたんだ
僕は電報も打って電話もした
特別なエアメール便も送ったよ
君の返事はさようなら、おまけに料金未払いでさ
たった一度の、恋だったんだ
君じゃなきゃ、ダメだったんだ
なんだって僕に降りかかるんだ
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訳したのは数ヶ月前なので、あまり記憶はないですが笑
結構自分が好みな感じで訳せてる気がします。
なんてたって、運のないダメなモテない男の話です。救いのないような歌詞で、それが個人的にすごく共感できたりして大好きな曲なんですけど、
いいですか、
この歌詞をいい男がさらっと歌うから、めちゃくちゃ格好良いわけです・・・・(笑)
というわけで、
話はちょっとそれつつも個人的な話をしていきます。
Everything Happen To Me の個人的な話
いつも好き勝手にスタンダードナンバーについて感想を述べている私ですが、この曲についてまたまた感想というより、個人的な話?をしたいと思います。
先ほど、いい男がさらっと自分がダメなんだ的な曲を歌うからカッコイイと力説したわけですが、ジャズが好きな方ならすぐにチェット・ベイカーを頭に浮かべるかもしれません。しかしながら、
今回私が一番紹介したいのはチェットではなく、売れっ子俳優の
ティモシー・シャラメなんです・・!!!
え、ティモシーって、
あのチョコレート工場の?
デューンの?
そうです。あのティモシーです。とりあえず、まずはこの動画をご紹介させてください。MVではなく、映画のシーンから切り抜きです。
当時映画を観た時、一言「これが、ジャズなんだよなぁ・・・」と息を呑みました。素晴らしいテイクですよね。ティモシーらしい歌い方というか、チェットに負けてない気がします。
このティモシー・シャラメが主演したウディ・アレン監督作品の
「レイニー・イン・ニューヨーク」ですが、この作品は残念ながら悲運を辿ることになります。監督ウディ・アレンのスキャンダルに加えて、出演者のギャラの受取拒否(寄付?)表明したことによって、ウディ・アレンの激怒、俳優との監督に軋轢が生まれ・・・と、作品の内容以上に取り沙汰されることに・・・事の真相、どちらが悪いかという話はしませんが、
映画作品自体に罪はないと考えてもいいのではないかな、
というのが私の見解です。
映画作品は監督、脚本だけでなく、出演者も含め多くの方の多大なる労力によって創り上げられるものだと思っております。
勿論、観るか観ないかは個人の自由の上での話ではあります。
故に、この作品はまさしく「Everything Happen To Me」的でもあると言えるかもしれませんが。。。
Everything Happen To Me の個人的オススメ曲
さて、切り替えて自分が好きなオススメ曲を取り上げていきます。
何よりはまず、本家のマットデニスですよね。
これだよこれ、これでいいんだよ。ってやつです。
何をどうとっても私が最も理想的な男性ジャズボーカルの弾き語りの、まさしくなジャズです。物哀しくもどこかユーモアも交えながら、さらりと歌い上げる感じ。痺れるなぁ・・・・
ピアノで取り上げるなら、デューク・ジョーダンでしょうか。
このジャケットのイメージが強くて、冬になると聴きたくなりますね。
さて最後はやっぱりグーフィーですかね!!
彼以上にこの曲が似合う男を私は知りません(笑)
幼少の時から腹がちぎれるほど笑い倒されてきましたが、今観ても面白いんですよね。(特に鐘の話のやつとか)
ジャズって結構失恋ソングというかマイナスな歌詞の曲が多いんですけど、悲しい時にアゲアゲなハッピーソングを聴いて元気になるよりは、そっと寄り添って少しずつ前向けるような、居場所を作ってくれるのがジャズだと思っているのですが、
まさしくグーフィーこそ、ジャズな男ですね。
不屈の男、グーフィーに鼓舞されて前を向く人間は、私だけではないはず。
話が逸れましたが、それではまた。
(次回はなるべく早めに更新したい・・・!!)
