趣味は「映画鑑賞」って書いてもいいですか?~薄口な映画感想文~ #63映画タイトル:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
映画タイトル:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(AmazonPrimeVideo、2021年6月11日公開)
監 督:村瀬修功
出 演:小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一、斉藤壮馬、津田健次郎、石川由依、落合福嗣、武内駿輔、早見沙織、松岡美里、沢城千春、宮崎遊、天﨑滉平、綿貫竜之介、田中光、草野峻平、種﨑敦美、山寺宏一 他
鑑 賞 動 機 :「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」を観る前に、予備知識として観ておきたかったから
ストーリー :第二次ネオ・ジオン戦争(シャアに反乱)から12年を経たU.C.0105年。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行われていた。地球に居住することは、もはや政府上層部や富裕層の特権となりつつあった。そんな連邦政府に鉄槌を下すべく、政府高官を暗殺する過激な手段で抵抗するのが、反地球連邦政府運動「マフティー」。マフティーのリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンは、かつての一年戦争で名を馳せた連邦軍ブライト・ノア大佐の息子、ハサウェイ・ノア。ハサウェイはアムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想・意志を引継ぎ戦士として道を探っていた。政府高官の顔を直接確認しようと住還シャトル「ハウンゼン356便」に乗り込んだハサウェイ。ハサウェイは同便に乗り合わせた連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアと出会う。「ハウンゼン356便」はマフティを名乗るハイジャック犯に乗っ取られるが、ギギ・アンダルシアはマフティーを名乗るハイジャック犯は本物のマフティーではないと、何故か見抜き、それに触発され、ハサウェイはハイジャック犯を制圧してしまう。
☆薄口な感想
私のガンダム体験は、所謂ファーストガンダムしかなく、その後製作された続編には全く興味が湧かず、TVをザッピングしている時にチラッと見た事はあっても、ガッツリ見た事はありません。
むしろ、避けていたのかもしれません。
ファーストガンダムはそれまでの子供向け番組というより、もう少し上の年齢層をターゲットにしているそうで、確かに小学校低学年には難解なストーリーかもしれません。
私自身、最初の放送をリアルタイムでは観てなくて、毎日観ていたような記憶があるので、恐らく何度目かの再放送で観ていたのだと思います。
現在までに続くアニメのコンテンツの中には、最初の放送時には視聴率が低くても再放送を繰り返すうちにその世界観と物語が認識され新シリーズがスタートするものもあり、ガンダムはその代表例と言えるのではないでしょうか?
ファーストガンダム以降のガンダムを観なかったのは、アムロ・レイが主人公でなかったことや画風に違和感を感じていた事や、ファーストガンダムの内容はそれなりに重厚なので、お腹いっぱいで物語には満足していた、という感情があったのかもしれません。
ファーストガンダムのアムロ・レイって、機械オタクの引き籠りのネクラって感じだったのが、最終回では、「僕には帰る場所がある」的な事を言っていた(ような気がする)ので、成長したねぇ、良かったねぇ、という感じで、もう良いんじゃない、と思っていたのかもしれません。
そして、本作ですよ。
公開中の「キルケーの魔女」を観ることにしたのですが、事前情報によると、「閃光のハサウェイ」って3部作で、「キルケーの魔女」は2作目だそうじゃないですか。
ただでさえ、ガンダムはその世界観を理解していないと難解なのに、第1作目を観ておかなければならねぇなぁ、と思ったのですよ。
で、その感想ですが、人物相関図は良く分からないが、地球がどのような状況になっているのか、というのはすこ~し把握できたような気がします。
この「閃光のハサウェイ」には、アムロ・レイもシャー・アズナブルも出てこないんですねぇ。
そして、主人公のハサウェイ・ノアはあのブライトさんの息子なんですね。これは、意外でした。
そして、そして、更に驚いたのは、ハサウェイ・ノアは地球連邦からするとテロリスト集団のトップなんですね。
これを理解するのに結構時間がかかりました。
だって、ハサウェイ・ノアの父親のブライトさんって地球連邦軍のそこそこ偉い人でしょ?その息子がテロリストのリーダーだなんて、もしも現実社会だったら、国を揺るがすような大スキャンダルですよ、これは。
この世界は地球連邦政府の腐敗が激しく、特に、地球とスペースコロニーの間で格差が生じており、民衆の地球連邦政府に対する不満は溜まっている様子。
それならば、テロ組織のマフティが民衆の圧倒的な支持を得ているか、と言えばそうでもない感じなんだよねぇ。
政府側の施策に対し、地元に長年住んでいるご老人にも、これこそマフティが何とかして阻止してくれなきゃ、と言われており、マフティと一般市民との間には結構、意識の差が生じており、革命家ではなく、テロリストの域を抜けていないような感じがする。
本作の前の話にあたるのが、「逆襲のシャア」だそうで、物語の内容は、ジオン公国のトップに立ったシャアが、地球に隕石を落とす(一応、それ相応の理由はある)、というもので、ハサウェイ・ノアはこのシャアの意志を継いでいるような感じだけど、その事は映画を観た後コミカライズ本やほかの切り抜き動画等を観てようやく理解できたので、この映画だけ初見で観ただけではその人物関係や物語の背景は理解できなかった、と思う。う~ん、流石、ガンダム。
それと、ハサウェイ・ノアがテロリスト集団の頭目だなんて、想像もつかなかったので、少し違和感を感じながら観ていましたよ。
と、いうのも、「ガンダム」というプラットフォームの主人公だから、モビルスーツのパイロットとしては有能ってのは想像がつくけど、テロリスト集団を率いる頭目で犯罪者、という感じがしないし、想像がつかない。
そして、マフティのアジトが、やたら明るく朗らかで、爽やかな雰囲気なのが、余計悪者感を薄めている。
やっぱり、ガンダムは過去のシリーズも抑えておかないと理解できない、という事がよ~く解かりました。
ただね、映像はとても綺麗だし、小悪魔のようなギギ・アンダルシアは美人だし、観て損はないと思いますよ。
ファーストガンダムは「人間ドラマ多めのロボットアニメ」だったけど、今のガンダムは「ロボットアクション有の人間ドラマ」、という印象ですねぇ。
結局、私にはギギ・アンダルシアがハサウェイ・ノアの感情を揺さぶる理由が分かりませんでした。
