ここちよい空間、おいしいごはん、牡蠣フライ
日比谷OKUROJIという商業施設にひさしぶりに来る。
有楽町と新橋の山手線の高架下。
二年ほど前に一度来ている。
そのときはまだ開業したばかりで空き家が目立った。時間が経っても空き家が目立ち、テナントもかなりの数が入れ替わっている。
むつかしい場所なんでしょうネ…、表通りからその存在がわからない。中に入ればドラマティックな空間で、そぞろ歩きするのもたのしい裏路地っぽさがあって悪くはないんだけれど、いかんせん来てもらわなきゃ伝わらない。
飲食店が中心の施設を目指してたはずなのに、物販店舗や地方自治体、ブランドのアンテナショップが目立つようになった。苦労しているのでありましょう。
そんな中にあって、気持ちが惹かれたお店が一軒。

「焼貝あこや」という店で、貝がおいしいを売り物にした日本料理のお店というので試すことにした。
新しい店って思ったんだけど調べてみたら2020年の開業。でも前回来たときには気づかなかった。

しかも高円寺にある「焼貝あぶさん」っていう店と同じ経営。10年以上前にテレビで紹介されたのを見て、行ってみようよとタナカくんと約束したまま、結局、機会がなくって行けなかった店でした。この店、タナカくんに誘われてたんだなぁ…、って思った。いい店でした。

オープンキッチン。
奥に焼き場や揚げ場があって手前に刺し場。
カウンターの中央に羽釜が置かれて炊き立てご飯がおかわり自由。
海鮮丼や帆立とシラスの丼がおいしそうだった。
けれどどちらも生の卵黄のせ。
苦手だから卵黄無しで…、ってお願いすればいいのだろうけどついているものをつけずに我慢するのは悔しくて、カキフライの定食にした。

芥子豆腐に漬物、それからご飯のお供。

昆布の佃煮、炒めた菜っぱに明太子。

芥子豆腐は温められてて芥子がツーンっと鼻から抜けて豆腐の旨みを引き立てる。冷奴じゃなくて茹でている分、豆の風味もしっかりとした食感もたのしめるのが粋でうれしい。ステキなひと手間。

そしてメインの牡蠣フライ。
おいしかったなぁ…、去年から今シーズンは牡蠣フライや牡蠣の料理を沢山食べた。その中でもトップクラスのおいしい牡蠣フライ。

細かなパン粉。薄く牡蠣を包み込みさっくり揚がってとても軽やか。

もしかしたら中の牡蠣が揚げられているということに気づかぬうちに仕上がって、牡蠣フライになったんじゃないかしら…、って思うほどに揚げ加減が絶妙で、牡蠣はふっくら。しかもみずみずしくて何も着けずとも味が整うおゴチソウ。

鬼おろしと手作りのタルタルソース、中濃ソースと好みの味で味わえて、このタルタルソースがおいしくってネ。

舐めたようにお皿がキレイになりました。
