カニにおぼれた佳松苑を語りたい
あいにくの雨模様。
そんな今日は、待ちに待った旅行の日。
数日前に、Instagramのリールで素敵な宿を発見した。
いつもは「行きたい」と思っても遠方のことが多くて指をくわえて見ているのだけど、今回の宿は物理的に可能な位置にあった。
しかも、動画には私が大好きな魅力的な言葉がずらり。
気がついたら予約完了画面のメールを手にしていた。
そんな感じで、春の旅行が始まった。
特急の「はやぶさ」に乗り込み、向かうは京都の最北端、京丹後。

京都市内ではなかなか雪を見ることがないけれど、北に行けば行くほど雪も馴染みのあるものとなる。
初めて通る土地の景色を楽しみながら、ウキウキで到着を待つ。
揺られること2時間半、ついに目的地の最寄駅へ到着。
雪がポツポツあるものの、春が近づいているからかそこまで寒くはない。
駅から送迎バスで送っていただき、本日の住処に到着。
♨️夕日ヶ浦温泉 佳松苑
華やかなロビーラウンジが迎え入れてくれて、旅の疲れは一気にゼロに。

そして、部屋へ足を踏み入れると、そこには癒しの空間が広がっていた。

和か洋かのどちらかひとつを選ばなければならないなんて、私にはできない。
だから、こういう和洋室のお部屋は素敵。
人をダメにするソファに吸い込まれて動けなくなりながらも、この後の楽しみを待ちきれなくなっていた。
今回の旅の目的は、なんといっても夕食。
スピード予約を決めた直前に、Instagramのリールで「海鮮食べ放題」の文字を見つけた。
「海鮮」と「食べ放題」といえば、好きな言葉のベスト5には入ってくる。
つまり、その両方が入った「海鮮食べ放題」というのは、反則なのだ。
想像するだけでお腹が減ってくるけど、もちろん我慢。
そして、待ちに待った夕食の時間。
あった。
動画ではあまりに立派すぎたため、お目当てのものがあるか半信半疑で夕食会場に来たけれど、本当にあった。
まずは、メインともいえるカニ刺しのタワー。

このカニ刺しは、テーブルでしゃぶしゃぶにすることもできるし、焼くこともできる。
こんな感じで、まるまる1匹のカニもある。

この他にも4種類ほどカニの本体がおられた。
さらには、お刺身も大集合。


はっきり言って、夢の楽園だった。
夢の国と言われるディズニーにいた人よりも幸せだった自信がある。
この日のために胃の拡張トレーニングをしてきたので、コンディションは万全。
もう3年はカニを見たくないと思うくらい食べた。
……まんぷく!
その後は、少し部屋で休憩してから温泉へ。
ほどよい大きさの露天風呂もあるのが嬉しいところ。
タイミング良く貸切状態だったため、思う存分満喫。
「はあぁ…… しあわせ……」
今までの疲れがすべて吹き飛ぶくらいの気持ち良さだった。
* * *
ふかふかのベットに包まれながら眠りについたため、当然目覚めは良い。
気持ち良く目覚めたのもつかの間、朝食が待っている。
朝食も胃が休まることはない。
自分で作ることができる食べ放題の海鮮丼を存分に満喫した。


宿の良さを楽しみきり、名残惜しい気持ちになりながらも佳松苑からチェックアウト。
その後は軽く海を眺め、お土産屋さんをいくつか見て、電車を待つ間にカフェにお邪魔して、京丹後とはしばしのお別れ。


ご飯はもちろん美味しかったし、忘れられない思い出になったけど、もうひとつ忘れられないものがある。
それは、人の思いやり。
京丹後で出会った方々はやさしかった。
「おもてなし」に慣れているということはあるはずだけど、何より心に余裕があった。
人は、心に余裕があるとこれほど穏やかに人に接することができるのかと、感動した。
私もこの人たちのように、日々の生活にゆとりをもって過ごしていき、人にやさしくいられるようになりたい。
そんなことを考えながら、京丹後を後にした。
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