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【保存版】我が家の圧力鍋はどれ?「3つのグループ」見分け方と失敗しない加圧時間のルール

圧力鍋で失敗した!をなくすために

圧力鍋でレシピ通りに作ったのに、お肉が固かったり、
ぼろぼろに煮崩れてしまったり。

そんな経験はありませんか?

圧力鍋の失敗で一番もったいないのが、
レシピのせいにして諦めてしまうことなんです。

レシピ通りに作ったのに、お肉が固かった。
逆にボロボロに崩れてしまった。
そんなとき、「このレシピ、嘘つき!」とか
「やっぱり圧力鍋って使いこなせない、私には無理なんだわ」って
思っていませんか?

でもそれ、あなたの腕のせいでも、そのレシピが悪いわけでもなくて、
そのレシピがあなたの圧力鍋にマッチしていなかったからかもしれません。

圧力鍋って、どれも同じじゃないんです。

実はメーカーや商品によって、パワーも構造も材質も違います。 中でも特に鍋によって大きく変わるのが加圧時間。

同じレシピでも、それぞれの圧力鍋にあわせた加圧時間に調整する必要があります。

圧力鍋のレシピ本を見ると、小さい文字でこんな注意書きが書いてあるのを見たことはありませんか?

この本のレシピは、〇〇社の〇〇(製品名)を使用しています。その他の圧力鍋で調理する場合は、それぞれの取扱説明書に従って調理してください。圧力鍋によって仕上がりが変わる場合がありますので調整してください

これを見るたび、私はいつも心の中で突っ込んでいました。

じゃあ、具体的にどう調整すればいいの?

それがわからないから、せっかく買ったのにうまく作れず、
ガッカリしてしまう人が多いんじゃないのかなぁ、と。

取説をなくしちゃった人はどうするの?
別のメーカーだと何分変えればいいの?

「私のレシピでは、絶対にそんな迷子を作らない。」

そう決めて、同じ料理をいくつもの圧力鍋で作り比べる実験を重ねてきた私がたどり着いた答え。

ちょっとだけドヤ顔をさせていただけるなら(笑)、
この分類は取扱説明書にもネットの検索結果にも載っていません。

見てください、この実験風景(笑)。


色んなメーカーの圧力鍋を何台も並べて、同じ食材と調味料を入れて、
何度も何度も作り比べた、私の「泥臭い研究の結晶」です。

圧力鍋の圧力値に合わせて加圧時間を変えてひたすら検証

だからこそ自信を持ってお伝えできます。

もちろんちょっとした微調整が必要なこともありますが、
この「加圧時間の目安」さえ分かれば、初めて作るレシピでも、
まずは失敗しない「60〜70点の合格ライン」まで一発で連れていってくれます!

まだ世の中的には知られていない、「秘密の分類ルール」

将来的には、これが圧力鍋業界の共通スタンダードになればいいな!と、勝手に大真面目に業界を背負いながら(←大事なことだから太字で)、
教室でお伝えしてきたレシピはすべて
圧力値ごとの3つのグループ分け(ABC分類)」でご案内してきました。

さあ、あなたのキッチンの奥で眠っている相棒がどのグループに属しているか、一緒に見ていきましょう!

圧力値別3つのグループと主要メーカー

これは、私が運営していた圧力鍋のお料理教室で実際に
生徒さんにお配りしていた一覧表です。(一部改定しました)

今では販売されていない圧力鍋も多数、時代を感じます

Aグループ:超高圧タイプの圧力鍋(目安として120kPa以上のもの)

  • アサヒ軽金属工業(株) 
    ゼロ活力なべ(赤おもり)、ゼロ活力なべパスカル

  • ワンダーシェフ(作動圧力140kPa以上の圧力鍋)
    魔法のクイック料理、オースプラスなど

  • 鋳物屋(ヘイワ)
    マジックブラウン、グラン・クリュなど

  • マイヤー
    ハイプレッシャークッカー

Aグループの圧力鍋は、加圧時間が圧倒的に短い!そのため、タイマーなどでしっかりと加圧時間を計るのが、成功の秘訣です。
また、かたまり肉やスジ肉が驚くほど柔らかくなり、魚の骨はまるで缶詰のようにホロホロに。玄米ももっちりと炊きあがります。
普通の鍋で調理したのとは全く違う「新しい食感、新しいおいしさ」を発見できる鍋だと感じています。「食材の秘めた力を引き出すような」と言ったら言いすぎでしょうか?
反面、パワーが強いため、野菜などは煮崩れすることもあるのがちょっとした注意点です。

Bグループ:高圧タイプの圧力鍋(目安として80〜120kPa)
 

  • WMF (第2リング(高圧)調理時)
    パーフェクトプロ、パーフェクトプラス、フュージョンテック圧力鍋など

  • フィスラー (超高圧・高圧調理時)
    ビタクイック、ビタクイックプレミアム、ビタビットなど

  • ティファール(80kPa以上のモデル)
    エクスペリエンス(プログラム4)、セキュア(高圧)

  • パール金属
    エコクッカー(高圧)

Bグループの圧力鍋の特徴は、あらゆる調理に万能に対応できる、「バランスの良さ」。かたまり肉などは、Aグループ(超高圧)の仕上がりと比べてしまえば、たしかに食感に異なる部分はあります。でも、比べなければ全く気にならないくらい、十分においしく仕上がります。日常のどんなお料理にも寄り添ってくれる扱いやすさはピカイチです。

Cグループ:普通圧タイプの圧力鍋(目安として50〜80kPa未満)

  • ティファール(80kPa未満のモデル)
    クリプソミニットデュオ、クリプソミニットパーフェクト、クリプソミニットイージーなど

  • A・Bグループの圧力鍋の低圧調理時

  • 電気圧力鍋(一部を除く)

Cグループの圧力鍋は、他に比べると圧力が低いため、素材の食感や味が「普通の鍋でコトコト作ったもの」に近くなるので、
「今作っているいつもの料理を、ちょっとだけ安全に時間を短縮したいな」という時に向いている圧力値です。

正直にお話ししてしまうと、かたまり肉や魚の骨がホロホロになるようなパワー系の調理は少し苦手。玄米ももっちりと言うよりは炊飯器で炊いたような仕上がりになります。

でもね、じゃがいもを蒸した時のホクホク感は、圧倒的にこのCグループ! 煮崩れしにくく、中までホクホクに仕上がります。
また、白米も、もっちりしすぎずに一粒一粒が綺麗に立った、毎日飽きずに食べられる最高の炊き上がりにしてくれます。

圧力が低いということは、実は「圧力が上がるまでの時間や、ピンが下がるまでの余熱時間が短い」というフットワークの軽さもあります。優しく日常に寄り添ってくれる、お気軽な相棒ですよ。


自分の鍋の圧力値がわからない!というあなたへ

「ずいぶん前に買ったから取説がない」
「知り合いから譲り受けたから、自分の鍋がどのグループか分からない」
という方もいらっしゃると思います。

正直にお話しすると、圧力鍋の見た目や構造、オモリの形などはメーカーや年代によって本当に多岐にわたるため、「こういう形だからAグループです!」と文字だけで一概に診断することは、プロである私でも不可能です(適当なことを言って、皆さんに失敗してほしくないのです!)。

ですので、もしどうしてもお鍋のグループが分からない場合は、以下の方法を試してみてください。

1.取扱説明書または付属のレシピ集から推測する

多くのレシピ集に掲載されている「筑前煮」または「肉じゃが」の
加圧時間を調べる
・0〜1分→Aグループ
・2〜3分→Bグループ
・4〜5分→Cグループ

2.鍋ふたのシールや底面や側面の刻印をチェック


3.「メーカー名+型番+取扱説明書」でネット検索


今の時代、主要なメーカーであれば、古い機種でも公式サイトで取扱説明書のPDFが公開されていることがあります。
そこに書かれている「作動圧力(kPa)」の数字を見つけたら、上の表と照らし合わせてみてくださいね。

「それでも、どうして分からない!」というあなたへ。


迷ったら、とりあえず真ん中のBグループの加圧時間で調理してみてください。もし、まだ固い、火が通ってないなど加熱が足りなければCグループ、煮崩れてしまった、ホロホロになったなど、加熱しすぎているようなら、Aグループだと推測できます。
次からは、予想したグループの加圧時間で調理してみて、ご自身の圧力鍋にピッタリの時間を見つけてくださいね。

おわりに

実は、この「圧力値によるABCグループ分け」は、今まで私の料理教室(うちごはんラボ)の受講生さんだけにお伝えしていた、いわば「マル秘情報」にしていました。

だから、これをnoteというオープンな場所で公開することには、正直、少しだけ迷いもありました。受講生さんたちに対して「一般公開しちゃってごめんね」という気持ちがあるのも事実です。

でも、レシピ本の小さな注意書きを見ては「どう調整すればいいの?」と悩み、せっかく買った圧力鍋を諦めてしまう迷子たちが、世の中には今もたくさんいます。

「限定にしていたら、いつまで経ってもこの考え方は世の中に広がらない。もっとたくさんの人に、圧力鍋を相棒にして料理を楽しんでほしい!」

そう思い、一歩を踏み出すことに決めました。

今まで教室で私を信じて、グループ分けでどの圧力鍋でもレシピを再現できるということを、一緒に育ててくれた受講生さんたちがいたからこそ、自信を持ってこのノウハウを世の中に公開することができます。
受講生さんたちに、心から感謝を込めて。
そして、新しくこの情報に出会ってくれたあなたへ、私の研究の結晶を贈ります。

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さいとうあきこ|圧力鍋研究家 サポートしていただけると嬉しいです。 いただいたサポートは、 おいしいレシピの研究・開発などに使わせていただきます。 よろしくお願いします。