【質問回答】「圧力鍋って出番が少なくなりがち」……そう感じるのは、あなたが悪いわけではありません。
質問箱にご質問が届きました!
「圧力鍋って日々の料理で使いにくくて、結構出番少なくなりがちです。そういう方って多いんでしょうか?」
記念すべきファースト質問、ありがとうございます。
めちゃくちゃ嬉しいです♡
そして、その気持ち……すごくよくわかります。
なぜなら、私も昔は同じだったから。
結婚祝いでもらった圧力鍋は5リットルサイズ。
「この先、家族が増えるから、大きいほうがいいよね」
そんな理由で選んだ圧力鍋でした。
当時(30年前)は、圧力鍋といえば大きくて深い鍋が多くて、
「大は小を兼ねる」という考え方が一般的だったと思います。
実家の母は、主に玄米を炊くのに使っていて、「普通の鍋だと何時間もかけてたのが、圧力鍋なら30分加圧するだけ!」と熱弁していたので、便利な鍋なんだろうなーという程度の認識でした。
でも、いざ自分で使ってみると……
レシピ集を見ながらビーフシチューを作ってみても、確かにお肉は柔らかい。
加圧時間を計って、火を止めて、余熱時間を待って。
そして、使った後は大きな鍋を洗う。
正直、「毎日使いたい!」と思うほどの感動はなく、登場回数は年に数回。
「便利なはずなのに、なぜか使わない」そんな状態でした。
今思えば、理由はいくつもありました。
・鍋が大きすぎた
・何ができるのかわかっていなかった
・煮込み料理を作るための鍋だと思っていた
・圧力鍋の便利さの一部しか知らなかった
からだと思います。
その後、圧力鍋メーカーに転職し、仕事として圧力鍋に向き合うようになって、見える世界が変わりました。
小回りのきくサイズを手に入れたこと。
圧力鍋の仕組みを理解したこと。
そして、圧力鍋を「特別な料理を作るための鍋」ではなく、「毎日の料理をラクにするための道具」として見るようになったこと。
これが大きかったです。
もしかすると、圧力鍋って「主演俳優」だと思われているのかもしれません。
角煮やビーフシチューのような、主役級の料理を作るための特別な存在。
だから、副菜や下ごしらえのような料理に使うのは、
「あなたほどの俳優さんに、こんな役をお願いするなんて……」
って、どこかで遠慮してしまうような感じ。
でもね、本当に一流の俳優さんって、主演作品だけじゃなく、どんな役でも素晴らしい仕事をしますよね。
圧力鍋も同じです。
大きな料理だけじゃなく、毎日の小さなお仕事も喜んで引き受けてくれます。
圧力鍋の魅力は、
「固いものを短時間で柔らかくすること」
だけではありません。
・少しだけ圧力をかけて、あとは余熱に任せる
・急冷して歯ごたえを残す
・火にかけている時間を減らす
・鍋につきっきりになる時間を減らす
つまり、圧力鍋は料理を頑張るための道具ではなく、
料理をラクにするための道具だと、私は考えます。
でも、こういうことって、レシピ集や取扱説明書にはなかなか書かれていません。
「この料理を作ってください」ではなく、
「この場面で圧力鍋を使ったら、もっとラクになるかも」という発想。
それが、圧力鍋を使いこなすために必要なことなのかもしれません。
レシピ集や取扱説明書にも書かれていないから、決まった料理以外の使い方がわからなくて、結局出番が少なくなってしまうという「圧力鍋迷子さん」は、きっとたくさんいらっしゃると思います。
13年間圧力鍋専門で発信を続けてきて、料理教室でもたくさんの「圧力鍋迷子さん」に出会ってきました。
最初は「怖い」「使えない」と言っていた方が、帰る頃には「もっと早く知りたかった!」と言ってくださる。
1台でも使いこなせず持て余していた方が、今は2台3台を駆使して使いこなすようになった。
そんな場面を何度も見てきました。
圧力鍋には、まだまだ知られていない便利さがあります。
もしかしたら、あなたが知っている圧力鍋の世界は、まだ氷山の一角なのかもしれません。
まだまだ知られていない圧力鍋の世界。
これからもこのnoteで少しずつ発信していきますね。
素敵なご質問、ありがとうございました。
圧力鍋研究家って、どんなすごい圧力鍋料理を作っているんだろう?と思われるかもしれませんが……実は、特別なことはしていません(笑)
麦茶を沸かしたり、枝豆やとうもろこしをゆでたり、
なすを蒸したり、ポテサラを作ったり。
むしろ主演クラスの料理を作ることの方が少ないかもしれません。
ごはんも圧力鍋で炊いているので、一日に3回以上は使ってます。
毎日の普通のごはんをどうラクに、おいしく整えるか。そのためにどんな風に圧力鍋を使ったら、ラクに作れるか?
そんなリアルな食卓の様子は、メンバーシップ「整えるごはん倶楽部」で発信しています。
圧力鍋のことなどなど、お気軽にご質問お待ちしています。
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