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ラミネート地獄からの脱出!新任校長が直面した“紙の山”問題:note大学子育て教育部6月課題

まじかよ…このダンボールの中、全部…

なんと!今年から、小さな学校の校長を務めることになりました。

まさか私が「校長先生」になるなんて、数年前では全く想像すらしなかった事です。

幸いにも職員も生徒もアットホームで、日々の出来事に笑ったり悩んだりしながらも、前に進む喜びを感じています。

ただ、思いのほか私を悩ませているのが、「引き継ぎの荷物」の多さでした。

とにかく、備品や資料が多い。しかもその多くがラミネート加工済み。

前任の先生はとても几帳面な方で、何でもかんでもラミネート。掲示物やプリント類、果ては一度しか使わない資料までもラミネート。紙1枚の情報が、厚みと重みをもって“立派な資料”に変身していました。

ところがその内容の多くが、今やネットで簡単に検索できるものばかり。各学年ワークシート、漢字一文字ずつ、マニュアル類──情報としての価値はあっても、保管しておく必要性はほとんどありません。

さらに、ラミネートされていることで“捨てにくい”。しかも重い。束になると持ち歩くのも一苦労。たまに会議資料で探すこともありますが、「あれどこだっけ?」と山の中を掘り返す羽目になることもしばしば。

そして、資料をしまう場所。
いつの間にか私の仕事部屋が、完全なる“ラミネート資料の倉庫”になっていました。棚にはビニール袋、紙袋、段ボールのまま詰め込まれた資料たち。扉を開けるたびに罪悪感と焦りが交互に襲ってきます。

これはいけない。
今月のテーマでもある「スッキリしたいこと」に背中を押されて、思い切って動き出すことに決めました。



まずは仕分け。
1. ネット上にすぐアクセスできる情報 → 廃棄候補
2. 今後の参考になりそうな学校独自の資料 → データ化を検討
3. 思い出・記録として残すべきもの →ファイルで保存

この3つに分類しながら、ラミネート資料を1枚ずつチェック。
すると、驚くほど“いま必要ではない情報”が多いことに気づきます。

しかも、ラミネート資料って意外とかさばるんですよね……。

厚さがあるぶん、通常の紙ファイルに収まりづらく、A4でもきれいに揃えづらい。重ねた瞬間に滑るし、箱に入れても形が崩れるしで、いろいろと手間がかかる。だからこそ、ちゃんと見直して、未来の自分や次の人のためにもスッキリさせたい。

データ化が可能なものはPDFに変換し、Google Driveの共有フォルダへ整理。処分するものは、申し訳ないけれどラミネートごと廃棄対応。古紙としてリサイクルできず。また、備品の中でも明らかに“時代遅れ”のものはリスト化して、職員で相談の上、寄付・廃棄・保管に分けることにしました。

この作業、決して気持ちのいいものばかりではありません。
「もしかしたら誰かが必要とするかも」「前任の先生の思いがこもっているのに」

そうした気持ちがよぎるのも事実です。でも、“学校を守る”という仕事は、今ここにいる子どもたち・先生たちにとって使いやすく、働きやすい場所に整えることでもあると思っています。

だからこそ私は、この“資料倉庫と化した部屋”を、
ふたたび「考える空間」「打ち合わせができる場所」に戻したい。

棚を減らして机を置けば、職員同士の話し合いや、子どもたちとの面談もできます。空気の通りもよくなり、気持ちもずいぶんと変わってくるでしょう。


今はまだ、山を崩し始めたところ。
ですが、資料が1つ減るたびに、心の中に少しずつ“スッキリ”が増えていくのを感じます。


ラミネート加工に包まれた資料たち。きっと前任の先生も、丁寧さと責任感から作ってくださったものです。その気持ちに感謝を込めて、私はいま、少し未来のための整理をしています。

そしてそれは、きっと私自身の頭と心を整える作業でもあるのだと思います。

この6月、「スッキリしたいこと」に、やっと手をつけられそうです。

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