ドラマShrink 第1話パニック症を見て精神疾患を持つ私が感じたこと
初めましての方もいつも読んでくださっている方も
こんにちは!セラピストの下田です。
昨晩NHKで中村倫也さん主演の土曜ドラマ
Shrinkー精神科医ヨワイーの第1話 パニック症
を見ました。
先月末にこのドラマの関連特番で
私の持病である双極性障害(双極症)の当事者の方の
密着やインタビューをやっていて
それがきっかけでこのドラマを見ることにしました。
Shrinkは漫画が原作で私は漫画は見たことがないのですが、
ドラマを見た感じ日本の精神科医療やメンタルケアの現実を
取り上げてくれている内容だったので
嬉しくなりました。
今回は複数の病院やクリニックで
精神科受診歴ありの精神疾患持ちの私が
ドラマShrinkを見て感じたことをお伝えしていきます。
日本の精神科診療の現実
まず感じたのが、中村倫也さん演じる精神科医弱井先生の診察の素晴らしさです。
私は未だかつてあんな丁寧な診察やカウンセリングを受けたことは一度もありません。
フィールドワーク的なところまでやってくれるの神すぎる!
弱井先生は医師としての薬の処方+心理師が行う心理カウンセリング両方をやっている感じだったのですが、
その2つを精神科医1人でやっている病院が実際にあるのかは分かりません。
私のイメージだと、精神科医が行うのは病気の診断&薬の処方、簡単なアドバイス
深い心理カウンセリングや心理療法の実践は心理師による
カウンセリングで行っているイメージがあります。
日本の精神科医療のリアルが描かれているのが
パニック症の夏帆さん演じる雪村さんが
最初に足を運んだ心療内科での診察風景の方です。
患者と目を合わせることなく
担当医師はパソコンをずっと見ながら
患者が話す症状を入力して薬を処方。
診察時間は5分もかけないところも多いと思います。
たくさんの薬を処方されて
それを飲むと強い眠気や体調不良が出て
まともに仕事をしたり生活を送るのが難しくなる。
こういう現状が日本の精神科医療で
たくさん起きているのだと思います。
私も薬が強すぎたり、合わなくて色んなトラブルが起きました。
日本と海外の精神科受診やケアの考え方の違い
ドラマの中で弱井先生がこんな話を看護師の雨宮さんにしていました。
(数値やセリフは違う点もあるかと思います。間違っていたらスミマセン。)
日本は人口の12人に1人が精神病を持っていて他国より少ない傾向にあるが、自殺率は高い
それに対してアメリカは人口の4人に1人が精神病を持っているが、自殺率は日本より低い
あなたはどっちの国に住みたいですか?
私は今までの経験から
日本と海外でのメンタルヘルスの考え方、取り組み方の違いを
ヒシヒシと感じていました。
それは私がカナダに留学していた頃に
付き合っていた境界性パーソナリティ障害を持つカナダ人の恋人の
病院やケアの利用の仕方が私と明らかに違っていたからです。
お互いに精神疾患を持つ人が恋人や夫婦になるケースは
結構あるのではないかと思います。
私も彼も付き合う前には病気のことは伝えていなかったのですが、
付き合う前から
『ん?なんか自分と似ているところあるかも。』
『この人明るく振舞っているけど、心疲れてるやん。』と感じ取れるときがあったんですよね。
そういうのをお互い感じ取って、お互い心を開放できる間柄に自然となっていくのかなと
思ったりしています。
私たちが付き合っていた頃、
彼は仕事や家族のことで悩んだり
不安や怒りを感じることが多く、
診察日以外でも主治医の先生によく電話や連絡をしていました。
心理療法を学ぶクラスにも参加していて
私は資料を見せてもらったりしていました。
(全部英語で書かれているから、理解が難しいところもあったけど)
彼は自身の病気の診察やカウンセリングを受ける他に
家族の問題について考え、関係修復をすることを目的とした
ファミリーセラピー的なのにも通っていました。
日本だと悩みの相談は
家族、恋人、仲の良い友人などにするのが一般的で、
専門家によるカウンセリングを受けるのは
精神疾患を発症した人だけって印象があります。
精神科に行くのも心理カウンセリングを
受けるのも
かなりハードルが高く感じている人が多いと思うんですよね。
それに対して海外は
辛くなったらすぐ専門家に頼る!って人が
多いのかなと思います。
あとカウンセリングの重要度がかなり高く、みんな気軽に利用しているんだろうなと感じました。
日本の精神科医療の現実とそれに対する憤り
日本に暮らすアメリカ人の友人にも
精神的に辛く病院に通っている人が
いるのですが、
「日本はまともにカウンセリングしてくれるところがなく困っている」と話していました。
本心を伝えることが少なく、奥ゆかしさを重んじる日本人の気質がそうさせているのか、
日本人のメンタルヘルスに対する意識の低さと
精神科やそこに通う患者への偏見の問題は根強いと感じます。
あとこれは完全に愚痴と私の偏った意見なのですが、
自分と違う人と関わること・向き合うことを
拒絶して、特殊な場所に追いやろうとする
この国の風潮がなくなってほしいです😢
『薬だけ出しとけばいい』
『ほどほどに関わらないと自分がおかしくなる』っていうのが伝わる診察とカウンセリングを
受けた経験は何度もあります。
そういう医療者側の態度や対応で
具合が悪くなっている患者さんも
たくさんいるんですよ。
幸い今私が通っている病院の主治医の先生は
適度な距離感で接してくれていて
とても安心して通院できています。
過去に担当してくれた先生や看護師さんの中にも
良い方は何人もいらっしゃいました。
なので私は日本の精神科医療のすべてを
否定しているわけではありません。
ですが、改善はしてほしいですし、
医療従事者側が加害者になるようなことは
しないよう気をつけていただきたいです。
精神疾患で苦しんでいる人が周りにいないのではなく、伝えられていないだけ
ドラマの中で自分も自分の周りにも精神疾患を持っている人はいないと話す看護師の雨宮さんに弱井先生はこのようなことも投げかけていました。
本当にいないのでしょうか?伝えられていないだけかもしれませんよ。
事実、みんな言えてないだけで
精神疾患と向き合いながら生活している人は
たくさんいます。
私は双極性障害を発症した大学生のとき、
特に軽躁の時に自分から病気について打ち明けたり、
異変に気付いた友人から連絡をもらって病気の相談をしていました。
そしてそれから数年経った頃から
私が精神疾患を持っている、抱えながら生きているということを知っている友人の何人かが
社会人になってからうつ病を発症して
連絡をくれたり、会って話をする機会があったのです。
精神疾患って風邪やインフルエンザ
なんかと違って
気軽に誰にでも発症の事実を伝えられるものではないですもんね。
病気がきっかけで仕事を辞めて家庭に入った子もいますが、
休職や退職をすることなく働き続けている友人の方が多数派です。
私は精神科に通いながら暮らしている人が
日本にはたくさんいることを実感しています。
健常者と呼ばれる人たちの多くは
その事実に気づけていないのだと思います。
知る機会がないだけで、思った以上にたくさんいるんですよ。
精神科医療や患者への理解が進んでいない国だと
打ち明けることが特に難しい。ただそれだけなのです。
初めて知ったパニック症の辛さ
Shrinkは毎話取り上げる患者さんと病気が変わるようで
第1話はパニック症(パニック障害)が取り上げられていました。
パニック障害については
芸能人の方がなって活動休止になったという
ニュースを何度か耳にしたことがあったので
病名と
エレベーターや電車などの
閉鎖的な空間で発作が起きる
という症状の一部を知っていました。
ドラマで発作になる場面、
また発作が起きるのではないかという不安が増大していく場面、
主治医や周囲の人の協力を得ながら 症状改善に向けて取り組み姿が
丁寧に描かれていました。
精神科に通院や入院をしていても
他の患者さんの病気や症状について
知る機会はほとんどありません。
同じ病気の診断を受けても、
病気になった経緯・育った環境・性格・辛いと感じること・症状みんな違います。
なので精神疾患を持つ私は
患者さんの辛さを想像することは
健常者の方たちよりもしやすいかもしれませんが、完全にご本人の辛さを
理解することはできません。
今回ドラマを通して
パニック障害の方の辛さ、混乱、
不安になる場面の一部を知ることができました。
このタイミングでこのドラマに出会えて良かった
私は将来ボディケア施術での身体の緊張の緩和と
心理カウンセリングでの心の緊張の緩和をセットで受けられるサービス提供を自分の経営するリラクゼーションサロンでしていきたいと考えています。
自分自身のセルフケアの見直し、カウンセリング講座の受講も予定している時に
Shrinkという日本の精神科医療を取り上げたドラマの存在を知り、見ることができて良かったです!
来週は私の持病である双極症(双極性障害)がテーマの回!
私は双極性障害Ⅱ型なのですが、ドラマで登場する患者さんはⅠ型の方。
それぞれ辛さや症状の種類が違うと思うので、
どんなストーリーなのか気になります。
放送を楽しみに今日から1週間また生活しようと思います♪
最後まで読んでくださりありがとうございます💓
noteを通じて、またあなたと再会できますように☺️
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