見出し画像

相模原・古淵の「サニーベッカリー」 惣菜パン強化で“街のベーカリー”へ転換

高級食パンブームの一巡を見据え、生食パン専門店から“選ぶ楽しさ”を前面に出した街のベーカリーへ―。パン以上ケーキ未満(町田市原町田4)が運営する「サニーベッカリー」はこの春、相模原市南区古淵の本部工房直売店で10数種類の惣菜パンの販売を始めた。水曜・木曜・金曜(不定期)を中心にテスト販売を行い、顧客の声を踏まえて定番化を図る。【2026年2月27日起稿】

 同店はこれまで生食パンを主軸に地域の支持を集めてきたが、来店客がトレイとトングを手に“迷う時間”そのものを楽しめる売り場づくりへと舵を切った。店内にはスパイシーなカレーパンや彩り豊かな総菜系の新作など、焼き色や具材で個性を打ち出した商品が並ぶ。価格は「おためし価格」を掲げ、まずは幅広い層に体験してもらう考えだ。

 背景には、単品特化型から多品種展開へと移るベーカリー市場の潮流がある。日常使いの需要を取り込み、朝食や軽食、手土産まで用途を広げることで来店頻度の向上を狙う。同社は「一人ひとりが“自分のための一つ”を見つける喜びを提供したい」と話す。

 テスト販売では購入客から「このパンを定番にしてほしい」「もっとこういう総菜系がほしい」といった声が寄せられており、売れ行きと反応を見極めながらラインアップを磨き上げる方針だ。顧客参加型で商品を育てる“共創”の姿勢を打ち出すことで、地域密着型の店づくりを加速させる。

 店舗はJR横浜線古淵駅から徒歩5分。営業時間は午前10時から午後4時まで。