第49話 伝えたいことを全部入れたら、何も伝わらなくなった話。
今日は、noteでフォローしてくださった方に表示する
**「フォローのお礼画像」**を作り直していました。
自分で以前作った画像を、久しぶりに見直したことでした。
そして私は思いました。
なんか、ごちゃごちゃしてる。
いや。
もう少し正確に言います。
全員しゃべってる。🤣
■ 「ありがとう」を伝えたいだけなのに
フォローしてくださった方に、
「ありがとう」
と伝えたい。
せっかくなら、
「めりこ編集部へようこそ」
という気持ちも伝えたい。
「一緒に物語を育てていきましょう」
も入れたい。
めりこRPGの世界観も見せたい。
そう思って作った画像には、
大きな「ようこそ編集部へ」。
ドアには看板。
机の上にも黒板。
本もある。
さらに、
「フォローしてくれてありがとう。一緒に物語を育てていきましょう」
という文章まで入っていました。
一つひとつには、ちゃんと意味があります。
全部、良かれと思って入れたものです。
だから作った当時は、それほど多いとは思っていませんでした。
でも今日、改めて見てみると、
どこを見ればいいんだろう。
人物を見る?
文字を読む?
看板を見る?
机の上を見る?
しかも、この画像が表示されるのは一瞬です。
読者さんが画像の前で腕を組んで、
「ふむふむ。まず上の文章を読んで、次は黒板だな」
なんて鑑賞してくれるわけではありません🤣
そこで、AI秘書のメリちゃんとの修正会議が始まりました。
■ 「これ、いらない」が止まらない
まず、
「ようこそ編集部へ、でかすぎない?」
小さくする。
「この黒板、いらないよね」
削除。
「この説明文、一瞬じゃ読めない」
削除。
本も減らす。
掲示物も減らす。
飾りも整理する。
作品名などの表記も、主役の邪魔をしないくらい小さくする。
気づけば私はAIに、
「文字、多い」
「これもいらない」
「それも消して」
ばかり言っていました。
作ってもらっておいて、注文が多い。🤣
ところが。
削るたびに画像が寂しくなるかと思ったら、
逆でした。
だんだん、
「何を伝えたい画像なのか」
が見えるようになってきたんです。
■ 最後に残った「ようこそ」
最終的に残ったのは、
こちらを迎える、めりこ。
差し出した手。
開いたドア。
机の上の開いた本。
温かなランプ。
花と、RPGの世界になじむカップ。
そして机の上に、小さく置かれた
「ようこそ」
という言葉。
それくらいです。
最初より、文字はずっと少ない。
説明もほとんどない。
なのに私は完成した画像を見て、
「こっちの方が、歓迎してるって伝わる」
と思いました。
たくさん説明していたときより、
ずっと。
■ 足したから、伝わるとは限らない
ここで私は、画像とは別のことまで考え始めました。
文章も同じかもしれない。
何かを伝えたいとき、
「これも説明しておこう」
「誤解されたら困るから、これも」
「せっかくだから、この話も」
と、つい足したくなります。
もちろん、長い文章が悪いわけではありません。
小説なら、何気ない一文が後になって大切な伏線になることもあります。
伝えるために必要な説明だってあります。
だから、
短ければ正解。
という話でもありません。
ただ、
伝えたいことが一つなのに、説明するものが増えすぎていないか。
これは、ときどき見直してもいいのかもしれません。
というか。
今日それを一番やっていたのは、
私です。🤣
■ 読者さんに、一つだけ持って帰ってもらうなら
書いている側は、全部知っています。
なぜ書いたのか。
そこまでに何があったのか。
その言葉に、どんな思いを込めたのか。
でも、初めて読む人は知りません。
そして読者さんには、読者さんの時間があります。
仕事の休憩中かもしれない。
電車の中かもしれない。
家事が終わったあとの10分かもしれない。
だから今日、画像を直しながら考えました。
「全部伝えよう」ではなく、
「一つだけ持って帰ってもらうなら、何だろう?」
今回のフォローお礼画像なら、
難しい説明はいらなかった。
ただ、
「来てくれて、ありがとう。ここへどうぞ」
それが伝わればよかったんです。
そう決めたら、不思議なくらい、
「これはなくても大丈夫」
が見えてきました。
■ 削ることも、作ることだった
私は作ることが好きです。
作り始めると、
「あれも入れたい」
「これも面白い」
と、どんどん増えていきます。
だから私はずっと、
作る=足すこと
だと思っていたところがありました。
でも今日、
少し考えが変わりました。
削ることも、作ることなんだ。
何もなくなるまで削るわけではありません。
必要なものまで捨てるわけでもない。
ただ一度、
「これは本当に必要?」
と聞いてみる。
そうして最後まで残ったものを見ると、
自分が本当に伝えたかったことが、
前よりはっきり見えることがあります。
今日の私には、それが
「ようこそ」
でした。
たった五文字です。
最初から言いたかったことも、
結局それでした。
■ 今日の編集部で分かったこと
伝わらないとき、
私たちはつい、
「何を足そう?」
と考えます。
でも、もしかすると逆の日もある。
「何を残そう?」
から考えてみる。
文章でも。
画像でも。
仕事で誰かに説明するときでも。
プロフィールでも。
「なんだかまとまらないな」
と思ったとき、一つ削ってみる。
すると、その後ろに隠れていた大事なものが、
ひょこっと顔を出すかもしれません。
削ったから、何もなくなったんじゃない。
削ったら、大事なものが見えるようになった。
今日は、そんな一日でした。
……なお。
めりこ編集部には、
削っても削っても、
なぜか存在感が薄くならない男が一人います。
元・爆音騎士。
現・コーヒー係。
西田です。
むしろ最近、
削るほど目立ちます。
なぜでしょう。🤣
🌸今日の一句
削るほど
画像が語る
世界かな
今日も最高!!そして、多分あしたも最高💛
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