<産経抄>プロの目あざむいた贋作2025/5/13
「贋物というものは、見た瞬間、いやな感じがするものなのです。そこには、贋物を作って一山儲けてやろうなどという、人間の嫌らしさが滲み出ている。これはもう間違いなく滲み出ている。」 中島誠之助
「お宅にお宝はありますか?」「坂本龍馬の手紙」。10年ほど前、NHKが放映したバラエティー番組の一コマである。取材を受けた女性によると、父が昔、古物商から千円で買ったとか。番組内の鑑定で本物と分かり大騒ぎになった。
古物商が初めから本物のはずがないと決めつけていたのか
そもそも草書体を読めなかったのかw
▼慶応3(1867)年秋、土佐藩参政の後藤象二郎に宛てた手紙の草稿だった。越前福井藩主の松平春嶽を訪ねた龍馬は、大政奉還後の政治体制について意見を仰ぎ、その内容をしたためていた。「超」のつく一級の歴史資料で、評価額は1千万円を軽く超えたらしい。
歴史的資料の発見として貴重なのはわかるけれど「評価額」が付くのはどうなんだろうな
芸術品でも揮ごうでもないただの下書きでしょ?
個人で購入してどうするつもりなんだろう
▼夢のような掘り出し物がある一方、絵画の世界には悪夢のような落とし穴がある。目利きが鑑定しながら、なぜ贋作(がんさく)をつかまされたのだろう。その額、6720万円。徳島県立近代美術館が平成11年に購入した油彩画『自転車乗り』の値段である。
徳島県立近代美術館(徳島市)に所蔵されている油彩画「自転車乗り」に 贋作がんさく の疑いが浮上していた問題で、同館は25日、ドイツの「天才贋作師」と呼ばれるウォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作であると発表した。購入の根拠とした鑑定書が誤っていたことや、ドイツ警察の情報提供などから判断したといい、購入先に代金6720万円の返金を求めることを検討する。
鑑定者をも騙す技術を持った「天才贋作師」この才能を犯罪ではなく他に使えなかったのだろうか?
破損した絵画の修復とか複製画であることを明かしたうえでの展示とか
犯罪は犯罪として罰することになるでしょうが才能は才能として称賛?しちゃうよw
▼当初はフランスの画家ジャン・メッツァンジェが描いた本物とされたが、同美術館は今春、ドイツの著名な贋作家による偽物と判断した。〝作品〟はいま、無料公開されている。来館者に顚末(てんまつ)を説明した上で、陳謝の意味を込めての展示だという。
徳島県立近代美術館 上席学芸員 竹内利夫さん:
「本物がどこにあるのか、持ってきて比べたら分かるじゃない?」と(よく言われるが)これ、本物はないんです。 フランスのメッツァンジェという画家の“こんな絵を描きそうだな”っていう“でっちあげ”なんですね。さもその時代にあったかのような、そしてメッツァンジェという人の作風もよく捉えているので。 しかも、どこかに写した元があったら、「あそこにあるはずだからこちらは嘘だ」ってすぐ分かるんですけど、こういうのを描いてもおかしくないよなって“ない物”をでっちあげているので、専門家一同だまされたと。
天才贋作師は、実在する作品ではなく、“メッツァンジェ幻の作品”を描くことで、専門家たちをだましきったのです。

贋作ではなく彼のオリジナル作品という事でいいんじゃないか?
田中圭一のようにw
▼この贋作家による別の作品は、高知県にもある。絵の具に練り込まれた悪意を見抜くのは、プロの目でも難しかったか。不手際は猛省してもらうとして、逆手に取る手もあろう。例えば、テレビは「本物の贋作を見たことがなかったので」と鑑賞した人の声を報じていた。
▼「本物の贋作」とはなかなか気の利いた、人を呼べそうな触れ込みに思える。
「まず本物とは何か」(ネットリ)
メッツァンジェ作という名目なら贋作以外の何物でもない
無名でも天才画家の絵画とみればそれはそれで「本物」だ
偽のサインが無ければねw
余談ながら、幕末の風雲を駆け抜けた龍馬は「才谷(さいだに)梅太郎」などの変名をよく用いた。署名に「龍馬」とあれば、まず誰かのいたずらとみて間違いないという。〝龍馬の書〟にもご用心。
田中CPは「見つかったのは偶然。坂本龍馬の文書は偽物が多いようなので、偽物だと疑っていたが、筆跡や癖から本物であることが分かった」と話す。主婦は最初、ナウマンゾウの牙を宝物として紹介しようとしたが、バイきんぐが「ほかにも宝物はありませんか?」と根気強く話を聞いた結果、手紙の存在に気付いたという。
鹿の角なら家にもあったなw
この番組が無いとそのまま埋もれていたかもしれない
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なんだかんだ言ってこの絵はちゃんと展示され大切に保管されていたから幸せだ
大阪府が所蔵する美術作品を長期間、地下駐車場に置くなどずさんに扱っていた問題で、府は2024年度当初予算案に劣化した美術品の修復事業費3128万円を計上した。府が設置した専門家チームは中間報告で、作品にはさびやほこりなど「保管環境が要因と思われる劣化があった」と指摘。作品の適切な活用・保全は所有者である府の責務だとして、十分な予算確保を求めていた。
展示や管理ができないなら他の自治体や民間の美術館に譲渡してはどうか
手放したら二度と手に入らないからと駐車場に放置する方が文化財に対する冒とくだ
なんの芸術センスも無い凡人にとっては評価額は分かりやすいものさしなんだろうけれど
本当に必要なのは美術品による感動の心の方じゃないかな?
それなら贋作であっても心動かされたなら価値はあるw
