【アニメ感想】『天幕のジャードゥーガル』4話|歴史が大きく動き始める…見応え抜群の一話
シタラの怒りが痛いほど伝わってきた
前回からの続き。
シタラはソルコクタニの天幕へ呼ばれていました。
ソルコクタニは、奥様から奪った本を大事そうに抱えています。
シタラは「その本に価値はありません。なぜ、その本をお求めなのですか」と尋ねます。
トルイは本の価値なんて分かっていなかったし、と考えるシタラ。
するとソルコクタニは、その本を「始まりの本」だと語ります。
さらに、夫のトルイはオッチギンであり、末の子はいずれ皇帝になる存在だと話しました。
そして、
「この草原の人たちは草原での生き方しか知らない。だからもっと色々なことを知りたい」
そう語るソルコクタニ。
その言葉を聞いたシタラは、かつて奥様と星の話をしたことを思い出します。
ここ、本当に辛かった…。
ソルコクタニに悪気はないんだろうけど、シタラからしたら怒りと憎しみしかないよね。
その本がここへ来るまでに、どれだけの犠牲や悲しみがあったのか。
そんなことを何も知らず、大切そうに抱えている姿を見るのは本当に苦しかったです。
シタラは下を向き、涙を浮かべながら心の中でつぶやきます。
「その本がここに来るまでに、どんなことがあったか知らないなんて。」
涙を拭き、「御妃様に仕えられてうれしいです」と嘘をつくシタラ。
こんなの許せないよね。
シタラは感情を押し殺し、ソルコクタニに屈しないことを心に誓う。
捕虜たちが少しずつモンゴルに馴染んでいく姿が切ない
シタラは捕虜たちの天幕を訪れます。
そこでは、「ここでの暮らしには慣れられない」と話す親子がいました。
母親は「ペルシアの春が懐かしい」と口にします。
辛いよね…。
故郷を奪われ、知らない土地で生きていかなければならないなんて。
別の日、シタラは仕事をしながら「モンゴルには動物が多すぎる」と愚痴をこぼします。
確かに多そう!自然豊かだもんね~。
そんな日々を過ごすうちに、どんどん季節は流れていきます。
同じくペルシアから連れて来られた仲間たちも、この生活に少しずつ慣れ始めていました。
憎しみを抱え続けているのは、もうシタラだけなのかな…。
でも、殺されるくらいなら従うという判断は当たり前だよね。
一方でモンゴル軍はさらに勢力を拡大し、シタラも本心を隠しながら日々を送ります。
私だったら、こんな風に笑顔で接することなんてできるかな…。
シタラ、本当に偉いよ。
チンギス・カンの死と皇帝を巡る展開
ここで現皇帝のチンギス・カンが登場します。
そういえば、チンギス・カンってチンギス・ハンと同じ人物なんですね。
呼び方が違うだけらしいです。
この作品ではチンギス・カン本人が前に出てくるわけではなく、顔も描かれず、話すこともありません。
ただ、「そこにいた」という事実だけが描かれる演出になっていました。
そして、チンギス・カンは死去。
オッチギンであるトルイは、習わしに従って莫大な遺産や軍勢を受け継ぐことになります。
末弟が継ぐって、日本とは違っていて面白いですよね。
しかし、新たな皇帝を決める話し合いまでには2年もの歳月が流れていました。
私は普通にトルイが皇帝になるんじゃないのかな?と思っていました。
一旦は継ぐけど、正式な決定は後からってことなのかな?
モンゴルとイスラムの文化の違いも興味深かった
作中では食文化の違いについても描かれていました。
イスラム教徒は喉を切って処理した家畜しか食べない。
モンゴルの人たちは、「それでは血の味が抜けてもったいない」と話します。
なるほどね。
そういう習慣も違うのか。
イスラム教徒は豚も食べないよね?
シタラは、その解体方法にも意味があることを思い出します。
喉を切ることで、動物が一番苦しまず、肉も傷みにくいらしいです。
そうなんだ。
それぞれに理由や考え方があるんですね。
その後、シタラはヤギの内臓を洗っている最中、固い石の塊のようなものを見つけます。
これ重要な物なのかな?!
皇帝はまさかのオゴタイ!
そして、新しい皇帝が即位する日。
お祝いムード一色になります。
本当にこんな感じだったのかな。
いよいよ次の皇帝が玉座へ案内されます。
私は「普通にトルイじゃないの?」と思っていたので、結果には驚きました。
なんと、新しい皇帝はオゴタイ!!
え、意外!!!
オゴタイって、なんとなくふんわりした印象で、あまり強そうには見えなかったのでびっくりしました。
でも、それだけ皇帝に選ばれる器の持ち主だったということなんでしょうね。
トルイはオゴタイへ祝いの言葉をかけます。
本当にうれしそうにお祝いしてるから
揉めたりしない感じなのかな?
トルイはソルコクタニに
「ソルコクタニを皇后にしてやれなかったことだけが心残りだ」
と話します。
最初はトルイも自分が皇帝になると思っていたものの、父の遺言を聞いて納得したそうです。
チンギス・カンはオゴタイの頭の良さを認めていたんですね。
トルイも純粋にその考えを支持しているように見えました。
他の兄弟はどうなんだろう。
ラストはまさかの「密偵」命令
一方シタラは、
「次の皇帝が誰になろうと、どうでもいい」
そう考えながら仕事を続けます。
するとソルコクタニがやって来ます。
そして、「大事な用事がある」とシタラを呼び止めます。
なんと、
「今日限りで私のもとを離れてほしい」
と告げられるシタラ。
突然のことに私も「え?」となりました。
しかし、その理由はさらに衝撃的でした。
「極秘命令よ。」
「私の密偵になってちょうだい。」
密偵?!
何?!
どういうこと?!
ソルコクタニは、トルイが皇帝になれなかったことに納得していなくて、他の兄弟の動きを探ってこいってことなのかな?
なんだかシタラがどんどん大きな出来事に巻き込まれていきますね。
次回はこの密偵の話がどう動いていくのか、とても気になります。

