「電波の質」か「1円でも安い月額」か。値上げを機に大手を見捨てる人のための『失敗しない選択基準』
こんにちは、現役量販店スタッフのタマです。
前の記事では、「3人以上の家族で、ネットもソフトバンク系で固めている人は、値上げされても動かない方がトータルで損をしない」というお話をしました。
では、ネットの割引が入っていなかったり、「夫婦2人だけ」「親と子2人だけ」で使っている人、あるいは1人で契約している「単身ユーザー」はどうすればいいのか。今回はその本当の逃げ道を提案します。
◆ 実は一番プラン選びが難しい「家族2人」の落とし穴
携帯ショップのカウンターに立っていて、一番「もったいないな……」と感じるのが、家族2回線で大手キャリアのメインプランを使っているパターンです。
実は、大手3社の家族割引は「3人以上」で初めて満額になります。
2人だけの場合、割引額が半分(月-550円〜660円程度)に減ってしまうため、フル割引が効いている3人以上の家族に比べて、1人あたりのスマホ代が毎月500円以上高くなっている状態です。
1人利用の単身ユーザーにいたっては、家族割引すら入らないので、ただただ高い基本料金を払い続けることになります。そこへ今回のソフトバンク・ワイモバイルの値上げですから、これはもう「プランの見直しをしなさい」というサインでしかありません。
◆ 自分に合った「3つの逃げ道」を選ぼう
1人・2人利用の人が、大手の高い基本料金から抜け出してガツンと固定費を下げるための現実的な選択肢は、次の3つに絞られます。あなたの「スマホに求める基準」に合わせて選んでみてください。
通信の質は落とさず安くしたいなら「サブブランド」「小容量プラン」
一番手堅いのは、大手と同じ最高品質の回線をそのまま使える『UQモバイル』や、今回の値上げ対象ではありますがネット・家族がまとまっているなら依然として強い『ワイモバイル』、ドコモの小容量プラン『ドコモmini』といったサブブランド、小容量プランへ移ることです。
よく「オンライン専用プラン(LINEMOなど)が安い」と言われますが、オンラインプランは混雑時に通信が少し不安定になるエリアもあります。その点、サブブランドなら1人や2人の利用であっても、割引を組み合わせることで月額2,000円〜4,000円台まで確実に引き下げつつ、大手並みの爆速・安定通信を24時間維持できます。
2. 面倒な縛り抜きで、とにかくデータ無制限なら「楽天モバイル」
家族の縛りもネットの縛りもない単身ユーザーや、2人だけでネット割もないという人たちにとって、最強のカウンターパンチになるのが『楽天モバイル』です。
どれだけデータを使ってもデータ無制限で最大3,278円(税込)という圧倒的な料金破壊です。
街中では格段に繋がりやすくなりましたが、地下空間や高層ビルの奥などで「大手3社の電波の粘り強さには一歩及ばない」という割り切りは必要です。ただ、「電波のムラは気にならないから、とにかく無制限で支払いを下げたい!」という人にはこれ以上ない逃げ道になります。
3. 連絡とSNS程度で、1円でも安くしたいなら「格安SIM」
もし、「データは月に数ギガしか使わない」「お昼休みの速度低下くらい我慢できる」というのであれば、『日本通信SIM』や『IIJmio』『mineo』 といった格安SIM(MVNO)に飛び込むのが最安です。
月額1,000円前後にまでスマホ代を落とすことができます。
ただし、これらは大手の回線を「一部だけ間借りしている」状態なので、お昼休みや通勤ラッシュ時は通信速度がガクンと落ちます。
動画どころかSNSの画像すら開かなくなる時間帯がある、というリアルなデメリットは覚悟しておいてください。
◆ まとめ:めんどくさいからそのまま、が一番損をする
携帯会社は「一度囲い込んでしまえば、多少値上げしても、どうせ面倒くさくて他社へ逃げないだろう」と思っています。だからこそ、既存ユーザーの料金を一斉に上げてくるのです。
ただ怒るのではなく、今回の値上げを「自分の家がどこの経済圏(ネット・家族の人数)に属しているか」を見直すチャンスにしてください。

通信の質は落とさず、手堅く数千円下げたい
⇒ 各社の『サブブランド(UQモバイル、ワイモバイル、など)ドコモmini』へ。
とにかく面倒な縛り抜きで、ギガを気にせず最安にしたい
⇒ 『楽天モバイル』へ。
速度が遅くなる時間があってもいいから、月額1,000円前後にしたい
⇒ 『格安SIM(日本通信、IIJmioなど)』へ。
自分の今の契約がどうなっているか分からない人は、一度近くの家電量販店のスマホコーナーを覗いてみてください。私のようなスタッフが、全キャリアの料金を並べて一緒に頭を悩ませてくれるはずです。
(もちろん、私のいる店舗に来てくれたら全力でシミュレーションします笑)
(※今回の解説は純粋なプラン基本料金のお話です。スマホ本体の分割代金や各社の端末返却プログラムなどは考慮していませんので、乗り換え時は端末の残り残債も必ず確認してくださいね!)
