【体験談】熱で幻覚!?対処法や受診の目安は?子どもの熱せん妄にびっくりした話
子どもが高熱を出すときに起きることがある「熱せん妄」をご存じですか?
熱せん妄とは、高熱にともなって生じる異常行動のこと。つい先日我が家の次女も起き、めちゃくちゃびっくりしたので備忘録がてらまとめてみました。
この記事では、子どもが熱せん妄になった時の対処法を、体験談を交えてお話しします!何の前触れもなく起きるので、小さいお子さんがいる方は「こんなこともあるんだな」と頭の片隅に置いておくと安心かもしれません。
【体験談】深夜1時。突然パニックを起こす2歳
保育園に通う2歳の次女。いつものようにお迎えに行くと、なんだかいつもより人数が少ない…?先生に聞くと、「流行っている感染症はないが、お熱で休んでいる子が多い」とのこと。
「我が家も気をつけないとなー」なんて半ば他人事に思いながらいつも通り家に帰り、お風呂に入れて、ご飯を食べさせて、寝かしつけ。
ここまでは本当にいつも通り。我が家は長女と私、次女とパパの二手に分かれて寝ることが多く、その日もいつも通りそれぞれの部屋に分かれて就寝。
…深夜1時。
遠くから聞こえる泣き声で目が覚める。ただ事ではない声。慌てて次女&パパの部屋へ行くと、困り果てたパパと大汗かいて叫ぶ次女。触っただけでわかるほど、身体が熱い。
しかもなんだか様子がおかしい。体中を払うような仕草。そして「むしーーーーーーーー!」と大絶叫。体中を虫が這っている幻覚が見えているようで、私のパジャマの柄(クマ柄)も何かしらの虫に見えているよう。
熱せん妄とは?脳症との違いって?
熱せん妄とは、冒頭でも述べたとおり高熱による異常行動のことです。はっきりした原因はわかっておらず、高熱によってホルモンバランスが崩れることで起きると考えられています。
熱せん妄の症状としては以下のようなものがあります。
部屋の中を歩き回ったり、突然外に出ようとする
幻覚・幻聴がおきる
意識がもうろうとする
支離滅裂な言動をする など
熱せん妄とよく似た症状の1つに「脳症」がありますが、両者の違いは時間の経過とともに消失するかどうか。熱せん妄は一般的に数分から数十分程度で消失することが多く、逆に脳症は12時間以上意識障害が続きます。
熱せん妄になりやすい子は?
熱せん妄はその名の通り、高熱によって発症します。子どもは大人に比べて熱を出す機会が多いため、大人よりも子どものほうが熱せん妄になることが多いといえるでしょう。具体的には、保育園・幼稚園に入園するタイミングから4歳ぐらいまでの子どもに多いといわれています。
現時点では「熱せん妄が起きやすい体質」は特になく、誰もが熱せん妄を起こす可能性があります。小さいお子さんがいる方は頭の片隅に置いておくといいでしょう。
熱せん妄が起きたらやるべき対処法
子どもが熱せん妄を起こした時は、異常行動によるケガや事故が起きないよう見守ることが大切です。対処法としては通常の風邪の時と同様です。原因は明らかではありませんが、高熱が原因であることが多いため、熱が原因で休むことができない場合は解熱鎮痛剤を服用するのもいいでしょう。
子どもの解熱剤はアセトアミノフェン系のみ
病院で処方される解熱鎮痛剤といえば、カロナールやイブプロフェン、ロキソプロフェンなどが有名ですが、子どもに使用する解熱鎮痛剤としては穏やかに作用するアセトアミノフェン系一択となります。
アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤はインフルエンザの子どもに使用した場合脳症リスクがあるため、自己判断で使用しないようにしましょう。
<アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤一覧>
カロナール:医療用薬品。形状は錠剤・粉・シロップ。体重や年齢に応じて病院で処方される
アンヒバ:医療用薬品。形状は坐薬。体重や年齢に応じて病院で処方される
バファリンルナJ:第2類医薬品。形状は錠剤。7~14歳向け
小児用バファリンチュアブル:第2類医薬品。形状は錠剤(オレンジ味)。水なしで服用できる。3~14歳向け
小児用バファリンCⅡ:第2類医薬品。形状は錠剤。3~14歳向け
ムヒのこども解熱鎮痛顆粒:第2類医薬品。形状は顆粒剤(イチゴ味)。1~11歳向け
こどもパブロン坐薬:第2類医薬品。形状は坐薬。1歳~向け
熱せん妄で受診する目安は?
先ほども述べたとおり、熱せん妄は一過性のものであれば心配いりません。ただし、以下の場合は熱せん妄以外の可能性もあるため、受診を検討しましょう。
1時間以上経っても症状が改善しない場合
けいれんなど、言動以外の症状がある場合
身体をゆすっても反応しないなど、意識障害がある
症状改善後、再び症状が出た
上記のような症状がなくても、心配な症状があれば受診しておくと安心です。休日や夜間など、病院が空いていない場合は性に救急電話相談「#8000」にかけてみるのもおすすめです。
【体験談】朝になったらケロッ。「虫いたね」
突然の高熱により、虫が体中を這うという恐怖体験をした次女。やっとの思いで解熱鎮痛剤を飲ませ、手を握ってあげたらようやく就寝。
朝になったら熱は下がり、「昨日虫いたねー」とケロッとしていてびっくり。念のため保育園はお休みし、病院にいったらやはり「熱せん妄だねー」とのこと。「繰り返す子は繰り返すけど、一過性のものなら心配なし」と言われ、ホッ。
話は変わって、実は私も子どもの頃熱せん妄にかかった経験がある。
母親と一緒に寝ていたころなので、たぶん4-5歳くらい。
夜中に高熱で起きたら、ガリバー旅行記のガリバーのように子人に体中を拘束されて動けなくなっていた。
隣で寝る母親に助けを求めたら、振り向いた母親の顔が般若に…!という恐怖体験。
実の娘から「お…おにーーーーーー!!!!」と叫ばれた母もかなりショックだっただろう(笑)
そんな経験があったので、今回の次女の件も「あの時と同じだな」とどこか冷静な気持ちで接することができた私でした。
おしまい。
