りくりゅうから学んだこと
今日もフィギュアペアで引っぱってみる。
あの金メダルを決めた最後のフリー演技が終わったときのカメラワークに心打たれた、という話。下世話は無し。
木原選手が三浦選手をウェイトリフティングのポーズみたいに(他に表現が見つからないんです)両手で高く持ち上げフィニッシュとなった、あのシーン。ショートプログラムの雪辱を果たし、すべて出し切った!という渾身の演技が終わったあの瞬間。それを捉えていたカメラマンの技がすごいと驚いた。(そこかよ)
二人の動きが止まり歓声が湧き上がる。三浦選手の真上に伸びていた左腕。その指先が握り拳になり、「やりきった!」というガッツポーズに変化したその瞬間、画面はいっきにズームインしてその左手だけを映した。
テレビ画面に大きく映るその拳にぶちのめされた。
報道やスポーツ中継をこなすカメラマンなら、そんなのは当たり前中の当たり前なのかもしれない。当然、その職人的な経験値にもよるだろう。もし自分ならあの絵を抜くことができただろうか。正直、写真でも動画でも自信がない。
視聴者が観たいであろうものを先導して捉えてくれる。これが本当にいいカメラマンなんだなと感じた。
りくりゅうで沸いたのも束の間、ピシッと平手打ちを喰らったような瞬間だった。
