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JAMBO JAPANレビューの前にこの曲を語りたい ハスキー(欲望という名の゙戦車)

 ザ・クロマニヨンズのニューアルバムJANBO JAPAN が今年(2025年)の10月に発売になりました。11月にはツアーも始まり、僕も地元のライブハウスで体感、色々語りたい感じになっております。
 それに先立ってどうしても語っておきたい曲があるのです。

 それがこの曲

ハスキー (欲望という名の゙戦車)

 ヒロトがザ・クロマニヨンズの前にやっていたバンド、ザ・ハイロウズの4thアルバム「バームクーヘン」に収録された「ハスキー(欲望という名の゙戦車)」です
 「バームクーヘン」というアルバムは1999年に発売され、ファンの中でもザ・ハイロウズの最高傑作と言う人も多く、その中でこの「ハスキー」はアルバムの4番バッター的な役割で(曲順は5番目ですが)、ライブでもよく演奏してくれて、その度にめちゃ盛り上がってた名曲です
 今回語りたいのはその歌詞についてです
 歌詞はこれ

 なんの事かわかるでしょうか?
僕にはわかりました。というか、作者のヒロトは何にも説明してくれないので、完全なる僕の思い込みになるのですが、それでも間違いないと感じてるので語らせてください

 “まるでデジャヴのように
 なつかしい映画のように
 スローモーション止まってしまう
 凍りついたストップモーション“

前述したように、この曲が入ったアルバム「バームクーヘン」はほんとに名盤で、この曲を作った時のヒロトはそれはそれは充実していたと思います
 それでも、ふと、思い出す事があったんでしょうね、あのバンドを
 ザ・ハイロウズの前にやっていたバンド
 そう、ザ・ブルーハーツの事を
おそらく、それはライブの演奏中、興奮してぶっ飛んでいるはずなのに、「あれ?この景色見たことあるなあ、僕が歌って、みんな喜んでで、前にも経験があるような・・・ああ、あれはブルーハーツだった」 と
 大好きだった、なつかしい映画を観たような愛おしさ

ヒロトはブルーハーツ解散に関しては感傷的な事は発言していません
このブルーハーツ解散インタビューでも、「新しく好きな女ができたから古女房を捨てて」と、ドライ甲本節が炸裂しています

ロッキン・オンジャパン VOL.99 1995年
永久保存図書

しかし、本音はどうでしょうか
あんな優しい歌を歌う人です、心を痛めていないわけがない
でも、それをインタビューで語る人でもない
その本音はこの曲の中にあると思うんです
続けます

 ヒロトの目の前はスローモーションになり、やがて止まってしまう そして、思うんです「あのバンド、大好きだったなあ、今は違うバンドなんだよな、なんでだろう ああ、ブルーハーツは解散したんだよな、僕が辞めるって言ったから」   
 溢れる感傷的な気持ち

 “破壊が目的なら
   情け容赦は無用
      振り返るな 欲のタンク
      フルスピード 欲のタンク“

ここで言う「破壊」とはなんでしょうか
僕も今まで上手く例える事ができずにいたのですが、今年のフジロックのヒロトのMCを聞いて、これだな、と思いました
「世の中がどんどん壊れていくのはなんでか分かるか?新しくなるためなんです」
 そう、「破壊なくして創造なし」by橋本真也 ※詳細はこの本を↓

 新しい事をするためには破壊は必要で、そこに情をかける必要はない、いや、情けをかけてはいけない
 ブルーハーツ解散インタビューの中でも「ロックンロール人生に於いては、ひでえやつだ、とか、あの人は優しくないね、とかそんなことはどうでもいいことになってくる」という言葉もありました
 こうして、感傷的な気持ちに蓋をします 
 さらには、振り返るな、と呼びかけます、欲のタンクに
 欲のタンクとはなんでしょう
 ヒロトの事ですね
ロックンロールの欲を満タンに積んだ戦車
ブルーハーツという素晴らしいバンドでさえも、自分の欲のためにぶっ壊してしまう、破壊力抜群の強烈な戦車です
 でも、その戦車でも後ろから迫ってくる感傷に飲み込まれてしまう事があるかもしれません
 だから、フルスピードで行け、と

 “枯れ葉のような船で ユーレイ船に会った“

ブルーハーツでデビューしてから、色々な事があったんでしょう
自分達のバンドが枯れ葉の船だとしたら、遭遇した業界のあれこれ、自分達に起こった出来事はユーレイ船のようにに感じたのかもしれません

 “そしてもう戻らない もう二度と戻らない“

やっぱり感傷的になっちゃいますよね
ザ・ブルーハーツは特別なバンドでした、当然ヒロトにとっても

ここからサビです

 “うたおう ハスキーボイス“

ハスキーボイスとは誰の事でしょう

森進一さんの事です



・・・すみません、違います🙏😂

JANBO JAPANツアーでヒロトが森進一さんのモノマネをしたという情報があり、ついふざけました 
申し訳ありません🙇

やり直します

ハスキーボイスとは誰?

それはやっぱりヒロトです

今のヒロトのボーカルはそんなハスキーな感じはしませんが、ブルーハーツの1stの頃はかなりハスキーです
いつから歌い方を変えたのかはよく知りませんが、ここで言う「ハスキー」は、ブルーハーツ初期の頃のヒロトの事です

ハイロウズのヒロトが、ブルーハーツ初期のヒロトに「うたおう」と語りかけてるのです
「ブルーハーツなくなっちゃったって、そんなしょげんなよ、今のバンドも最高のロックンロール鳴らしてるぜ、一緒にうたおう」

そして、歌詞カードにない
「おおおおおお♪」をうたう
辛い気持ち、悲しい気持ち、嬉しい気持ち、楽しい気持ち、全部引っくるめた雄叫び

 ヒロトが過去の自分を慰め、今の自分を励ましてる歌だと思うんです
「全てはロックンロールのため
 振り返るな、そのまま突っ走れ」

だから、甲本ヒロトは振り返らない
ロックンロール至上主義を貫くため、振り返ってはならない、という掟に縛られた人

だと思ってました

JANBO JAPANを聴くまでは



では、次回JANBO JAPANアルバムレビューでお会いしましょう😊👋

 


 

 

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