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日経平均が6万円を割った日|ソフトバンクグループを買い増した

2026.5/20日経平均5日続落

20日の東京市場は重かった。日経平均は前日比746円安の5万9804円。節目の6万円を3週ぶりに割り込み、これで5日続けての下落である。世界的な金利上昇への警戒が、AI・半導体株の利益確定売りを誘った。

金利上昇の背景には、中東情勢の長期化による物価高と、それに対応する補正予算編成への思惑がある。財政拡張が国債需給を緩ませ、長期金利を押し上げる——そんな連想が、この日の相場を覆っていた。

私の持ち株はこの日、全体で2.1%下げた。日経平均の1.23%安を大きく下回る劣後。決して気分のいい数字ではない。下げ相場では、自分のポートフォリオの「弱い部分」が容赦なく可視化される。

真っ先に売られた不動産

特にこたえたのが不動産だ。スターマイカホールディングスと、ムゲンエステート。金利上昇は不動産の業績にとって逆風になりやすく、相場が荒れる日には真っ先に売りの対象になる。

ムゲンエステートに至っては、5月15日の1Q決算以降、ずっと売られっぱなしだ。海外投資家需要の減退による大幅な減収減益が嫌気されている。私の取得単価は2306円、現在値は1780円。含み損を抱えたまま、残り400株を持ち続けている。配当利回り7%超という事実が、かろうじて手を引き留めている、というのが正直なところだ。

もっとも、同社は海外依存からの脱却を明言し、国内投資家・実需層への転換を進めている。地方圏の売上が前年同期比で大きく伸びるなど、構造転換の兆しはある。問題は、その成果が決算数値として表れるまでの時間だ。

それでもソフトバンクグループを買い増した

そんな下げ相場の中で、私はソフトバンクグループを買った。前日比6%安の場面、4965円で100株。これで保有は合計400株、平均取得単価は3982円になった。

ただ、この買い増しを手放しで「安く拾えた」とは言いきれない。同社の2026年3月期は純利益5兆円超という史上最高益だが、その9割超はOpenAI関連の評価益、つまり未実現の含み益である。有利子負債は過去最大、営業キャッシュフローは赤字に転落した。下げたから買う、の裏側には、この構造ごと引き受ける覚悟がいる。

5兆円という数字の中身をどう読むかは、バリューナビの決算分析記事で数値ごとに整理している。気になる方はそちらを参照してほしい。なお同じ日、面白味を感じられなくなったヤマハ発動機は売却した。

クオンツ総研という対照的な特異点

一方で、この日プラスで終えた持ち株もある。クオンツ総研だ。前日比6.47%高の904円。相場全体が金利に沈むなかでの逆行高だった。決算後の株価は底値圏から大きく水準を切り上げている。

背景にあるのは決算である。38億円規模の自社株買いと、二桁の増収増益。金利環境ではなく、会社固有の材料が株価を動かしている。ただし、決算の中身がすべて美しいわけではない。M&A仲介の中核であるアドバイザー数は純減。

労働集約型モデルの踊り場という共通課題は、この会社にも横たわっている。それでも、人員計画の見直しと自社株買いを同時に打ち出す対応の速さは、相対的に評価できると私は見ている。市場が一律に売られる日に何が踏みとどまるのか——その答えの一つが、ここに出ていた気がする。

5/22 エヌビディア、6月は日銀

夜にはエヌビディアの決算発表が控える。来月の日銀会合では、利上げ確率が79%台まで上昇しているという。金利と業績、二つの綱引きはまだ続く。

今日の劣後を、構造転換の過渡期にある銘柄を抱えた一日と見るか、ただの負けと見るか。その判断のために、私は数字をもう一段深く並べておきたい。明日の答え合わせは、また書く。

個別銘柄の決算数値、競合とのクロス比較、過去からの推移まで踏み込んだ分析は、バリューナビに記事としてまとめている。銘柄を保有している方、検討している方は、判断材料の一つとしてのぞいてみてほしい。

バリューナビ|(https://value-navi.net/


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