この世を生き抜く秘訣
昨日のことでも
うっすらとしか
思い出さなくて
思い出せても
どこにもない
あの日のことでさえ
この世は消えていく
幻想に過ぎないのか
でもだからこそ──
☆☆☆
こんにちは!
フジミドリです♡
〈癒や詩絵物語〉シーズン4の最終回となります。お読み頂きありがとうございました。
新しい年が明けて、桜華の咲く頃に戻りましょう。それまで、どうかお元気でいらして下さい。
最後は〈生き抜く秘訣〉について物語と詩が浮かんできました。二人の会話……もしかして、これは私と魂の二人なのかもしれません。
絵師の朔川揺さんが、いつものように心地よい柴犬のイラストを描いてくれました。
では早速──
☆☆☆
「この世は次々と消えていく。何も残らない。虚し過ぎて怖くなる。誰も真剣に向き合えないんだ」
「でもあなたは向き合えるのね?」
「睡眠の世界で安らげているからかも」
「睡眠の世界を覚えているのかしら」
「いや……でもボクは信じたいんだよ」
「あら、いいじゃない。信じるのは自由だわ」
「ボクだけの謂わば自家製宗教ってやつさ」
「それなら、あたしが信者になってあげるね」
「わお。マジかい。そいつは嬉しいな!」
☆☆☆
睡眠の中で何が起こっているのか
この世にある人間は思い出せない
知識も知恵も情動も
超えているのだから
十万の色に百万の音
時も場もない世界は
表現さえ許されない
☆☆☆
「自由自在なんだ。なんでもできるんだよ」
「そうね。遮るものはあなたの想念だけ」
「縛られているもんなぁ。沢山の柵に」
「あら。思い出せないの?誰が縛ったか」
「う……そうだ。やれやれ。なんてこった!」
「あなたが自分で縛りつけたんでしょ?」
「なんてこった。すっかり忘れていたぜ」
「まぁ素敵。思い出せたの。素晴らしいわ」
☆☆☆
睡眠の奥は自由自在な世界
何でも可能どこへでも行け
身体も心も好きに変えられる
無限の富と溢れる活力を持つ
万人が平伏す権威
自分だけ宿る真理
☆☆☆
「使い切れないほどの金があるんだよ」
「お金のことを考えなくなってしまうわ」
「モテモテのイケイケのウハウハだ!」
「やあねぇ。困った人。でも……ウㇷㇷ」
「さぁみんな、オレ様を仰ぎ見るんだ!」
「あなたは完全完璧な絶対権力者なのね」
「科学も哲学も超え宇宙の真理を知るオレ」
「ええそう。知らないことは何もないの」
「……虚しくなってきた。つまんないよ」
「我儘な人。まぁ、そういうものだわ」
「刺激がない。素通りしちゃうんだ」
「それで創ったんでしょ。この世界を」
☆☆☆
死は睡眠の別名
ねむるたび戻る
たましいの自分
この世がねむれば
あの世は目覚めて
そしてまた何度でも繰り返す
時と場を創り心と体も変えて
☆☆☆
「この世に生きていくって限界はあるんだ」
「初めがあって終わりもあって。だから美しい」
「あの世は無限。いつまでも消えない……かな」
「行ったり来たりして、味わったらいいわ」
「何百回も生まれ変わる人生の一つなんだ」
「あたしが覚えてるから大丈夫よ。楽しんで」
「うん。そうする。淡々と穏やかに笑って」
「いつもあなたを見守るわ。孤独じゃないの」

ほな皆さん、お元気でまたな🤣
☆☆☆
お読み頂き、ありがとうございます!
別アカウント西遊記で、創作裏話と今後の構想を、揺さんとお喋りしつつお伝えしています。
是非、いらして下さい♡
ではまた💚
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ありがとうございます🎊