思い出している
年末なので、良いお年を、なんて言った方が良いと思うのだが、いつも家に居て、毎日が日曜日状態なので、普段の一日として置こう。
この年に為ると。男だからとか、女だからとかからは解き放われて、一個人になったりする。
これは自分の感覚で、人に依って変わってしまうのだろうと思う。
でも、誰しも年を取ると、男女の差が減ってくる様に感じている。
男女の性差って何だろう????
真剣に考えてみると、体力的に力が在るか、それとも無いのかになるんだと思う。
人に依って違うが、一般的に男性は力が強くて、女性は力が弱く身体が出来ている。
こう書くと、違うで吉田沙織見てみいや、そこいらの男じゃ叶わへんと突っ込む人が要るんだろう。
そんな、特別な人の事はいうてえへんで、あの人は金メダリストやん、一般的には男性の方が筋肉が多くて、強い傾向にある。
だから、昔は男性に向いた職業(力を使う仕事)と考えられる物が有って、女性はそんな仕事に就きにくかった。
今の時代は、高齢者も多いし、力が無くても出来る器具などが出来ていて、その意味では仕事の性差は減ってきているのだろう。
男性も年を取ると筋肉は減ってきて、若い時の様には力が出せない、出せないんじゃないかな、出せないと思うよ。
力の差以外に男女で物凄い違いって、有ったりするのかな??
今の時点では思い浮かばないけど、有るのかもしれない。
私は男性優位の考え方をする母親に育てられたので、男は力が有って、頭もよくて、しっかりと女を導いてくれるという考えを叩き込まれた。
本も読むし、教育もあって、それが幻想なのは解っていても、若い時にはそうあって欲しいと思ったりした。
20歳で結婚して、夫が家事全般を殆どしなくても納得していたのは、そんな考えが頭にこびり付いて居たからだろう。
二十歳前は短大に進学していた。
母は男の方が優れていると考える方なので、私が女子短大に行くのは喜んでいた。
そうだよね、高校でて花嫁修業して、結婚なんて時代では無かったし、私も大学に行きたいと思った。
第一志望に失敗して、女子短大と言うのは、母親の思う通りの進み方だったんだろう。
世はバブル景気の頃になる。
バブルと言っても、女子短大の1学生に関係は無い、親の方は関係ある子もいたかもしれないが、残念ながら我が家はサラリーマン、何の恩恵も無い。
同級生がお金持ちのお嬢様かもしれないとしか、思い浮かばなかった。
私の想像力が乏しかったのかな??
我が校は制服が有って、(大学で制服って珍しいけど、決まった服があるのは有り難かった)生徒はその服装で来る。
冬にはコートは自由だったが、毛皮のコートが溢れ出すと、お触れが出た。
『毛皮のコートなど、華美な物は禁止。』
元よりそんな物を持って無いから、毛皮のコートなんて持ってへんと友達に言う。
そこで友達が返してきた。
「神戸は寒いから、毛皮のコートが居るのよ。」
何ですと、毛皮のコート持ってるのかい??
「毛皮のコート持ってるの??」と聞くと、「これっ。」と言って、布のコートに見える中身を捲ってくれた。
なんと毛皮じゃ無いですか、布のコートの中にひっそりとくっ付き合っている毛皮が眩しい。
「これじゃ無いと、寒いから、中を見られなければ、大丈夫だと思って。」流石にお嬢様やなーと感心しきりだった。
その時期に男性と付き合って居る時にお金を払うか、論争が沸き起こっていた。
彼女らはお金持ちのお嬢様だが、まだ学生で稼いでいる訳では無い。
バブルの時期には男に奢らせて当然となりそうだが、それが人に依って違っていた。
「私は彼が学生なら割り勘。」と云うものあり。
「女なんやから、奢られて当然。」と云うものあり。
私はと言うと、お金を払える方が出したらええんちゃう派(そんな派閥は無かったけどね)、だって無けりゃ払えないもん。
その頃より、今はもっと男女の恋愛文化はシビアになってるかもしれないが、今でも男性が払うのが当然って人も居るのかな??
性差が少なくなっているのに、何故か男性だけデート代を奢るのはいかがなものかと思ったりする。
結婚や家庭と言う役割分担前の、恋愛時の性別役割って、男性が奢る事なんだろうか??
私が考えるに、これって我が母の様な、男性優位主義の年寄りが、その考えを植え付けて、それを頭に芽吹かせてしまった結果なのかも知れない。
結婚して、一緒に暮らすと、強いと思っていた男性が、泣いてしまったり、方向性を決める時に、役に立たないことも大いにある。
そう考えると、「女性」とか「男性」のカテゴリーで、すべきことを変えるのは良く無いんだろうな。
ここを問題視して、変えてゆかないと、結果的に家庭に入った時の「女性」の無償労働を促進してしまうのではないかと思う。
親密で幸福な時間を共有するには、どちらかが優位と言うのではなく、民主的で自由な生活時間の共有を考えるべきなのだろうな。
短大を出て、何十年になるが、この時期になると短大時代の事を思い出す。
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