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🌏【保存版】協生農法#7|緑肥41種を徹底比較してわかった、元水田の救世主|1年目の春

前回は、緑肥植物の力で水はけを良くするため、緑肥植物を選定するぞー! ってところまでお話ししました。

今回は、その緑肥植物の選定表を共有します。
そして、その選定表に沿って今回使用する緑肥を決めた経緯を説明します。


【無料配布】瀬戸内の気候に合う緑肥をガチ比較してみた

さっそく、瀬戸内海の温和な気候で使えそうな緑肥を徹底的に調べました

セスバニア、ソルゴー、えん麦、ライムギ、からし菜、そば、ギニアグラス、イタリアンライグラス、ヒマワリ、コンフリー、とうもろこし、ヘアリーベッチ、クリムソンクローバー……出るわ出るわ、ものすごい数の候補。

せっかくなので、41種類の緑肥の特性・アレルギー性・動物への安全性などを徹底評価した資料を作りました。

「水はけの悪い土地を自然の力で改良したい」というときに役立つマニアックな情報を詰め込んでいます。
瀬戸内地方での適性だけでなく、根のタイプ、播種時期、アレルギー性、動物への安全性まで一覧化しています。

私自身、緑肥選びではかなり悩みました
調べた情報をそのまま眠らせるのはもったいないので、今回、比較資料として無料公開することにしました。
少し前の私と同じように「どの緑肥を選べばいいの?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。

▼緑肥比較シート(評価基準・ご利用の手引き)はこちらから無料でダウンロードできます。

参考までですが、上記資料の評価基準は以下の内容に基づいています。


天然の「土壌ドリル」を探せ!絞り込んだ2つの主役

この評価資料をもとに、我が家ならではの4つの条件で候補を絞り込みました。

  1. 湿田・半湿田でも育ちやすいこと(転換したい場所がまさにそこ!)

  2. アレルギー性が低いこと(私自身が一部アレルギー体質のため、出穂・開花前の人への影響を考慮)

  3. 動物の摂食安全性が高めなこと(将来この土地で動物を飼いたいので、帰化して毒性があると困る)

  4. 一年草であること(後々、樹木や野菜を本格的に育てるときに管理しやすいように)

この厳しいオーディションを勝ち抜いたのが、
セスバニア、クリムソンクローバー、レンゲ、ソルゴー、栽培ヒエ、えん麦、ライムギ、ナギナタガヤ、大根の精鋭たちでした。

オーディションを勝ち抜いた精鋭たち🙌


緑肥の「4つの役割」と季節ごとの分類

私は今回、緑肥を選ぶにあたり、役割ごとに次の4つに分類して考えました。
この4グループをバランスよく取り入れることが、理想の生態系づくりにつながると考えています。

  • バイオサブソイラー型:まっすぐ伸びる根が硬盤層に入り込み、水と空気の通り道を増やして排水性を高める。まさに「天然の土壌ドリル」。

  • 土壌団粒化型:網目状の根が土の粒子をくっつけ、ふかふかの土(団粒構造)を作る。

  • 窒素固定型:空気中の窒素を取り込み、土を肥やす(マメ科など)。

  • 生物的防除型:害虫や病気を防ぐ手助けをする。


季節ごとの蒔き時マップ

今、畑がどの段階にあるかを意識するため、種まきの季節と役割をマッピングしました。

春蒔き
セスバニア(バイオサブソイラー型)
クリムソンクローバー(窒素固定型)
ソルゴー/栽培ヒエ/えん麦(土壌団粒化型)
大根(バイオサブソイラー型+生物的防除型)

夏蒔き
セスバニア(バイオサブソイラー型)
ソルゴー/栽培ヒエ(土壌団粒化型)

秋蒔き
クリムソンクローバー/レンゲ(窒素固定型)
えん麦/ライムギ/ナギナタガヤ(土壌団粒化型)
大根(バイオサブソイラー型+生物的防除型)

ここで一つトラブル(?)が発生。
カモガヤ(イネ科)アレルギーのある私は、同じ仲間の「ナギナタガヤ」を泣く泣く候補から外すことにしました。
自分のアレルギー特性を知っておくのも、緑肥選びでは地味に大切なポイントだと思います。

今回の主役決定!

今回、何より優先すべきは「水はけの改善」。
今回は排水改善を最優先にしたいので、残った候補の中でも硬盤層を打ち砕く「バイオサブソイラー型」に絞って比較しました。
窒素固定型のクリムソンクローバーやレンゲなども非常に有用な植物なので候補には残していますが、これらは水はけが改善した後のタイミングで蒔こうと思います。

条件に該当した「セスバニア」と「大根」を比較して、深根性に優れる「セスバニア」を採用することに決めました。

(セスバニアには家畜に多量に与える際は注意が必要な成分も報告されていますので最初の土壌改良の時に限定して使うのが良さそうです。詳しくは添付資料をご覧ください。)

さらに、深根性のイネ科である「ソルゴー」もセットで採用することにしました。ソルゴーは半湿田には耐えそうでしたが湿田には弱そうだったので、そこは少し気になりつつも、他の良い側面が多かったので、採用に至りました。

ソルゴーを選んだ理由として、まず添付資料の緑肥の中で、セスバニアの次に根が深そうだったのが、ソルゴーだったこと。
そして、マメ科(セスバニア)×イネ科(ソルゴー)はコンパニオンプランツ(共生関係)として、互いの性質を補い合いやすく、多くの混播で利用されていますので、このブレンドは手堅いと感じました。

(ソルゴーは若い時期には青酸中毒の原因となる成分を含むため、家畜に食べさせる場合は出穂期以降にするなど時期に注意が必要です。こちらも詳しくは添付資料をご覧ください。)

更に、ソルゴーは育った後も優秀です。その藁は土を豊かにしてくれる糸状菌をはじめとした分解微生物のエサになります。
倒して「草マルチ(土を覆う布団)」にしてもいいし、刈り取って資材としてキープしておくこともできる万能プレイヤーです。


最初の種薪きの主役は「セスバニア」と「ソルゴー」に決定!

この選択が正しかったのかどうかは、実際に育ててみないと分かりません。だからこそ、自分の畑で確かめていきます。

次回予告:問題は「いつ蒔けるか」

問題は、この元湿田の畑に、いつ蒔くのか。
畑としての準備は、まだ一筋縄ではいきません。
次回、続きをお届けします。

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