映画感想文「ストリート・キングダム」誰しも熱かった1970年代へ捧げるレクイエム。あの頃、君は若かった
なんだか、とっても熱かった。
わちゃわちゃしてて、猥雑で混沌としてて、自由で楽しげ。そんな1970年代後半の東京。
日本で初めてパンクロックが生まれた。いまの音楽シーンでの様々なあたりまえを生んだ彼らは『東京ロッカーズ』と呼ばれた。
そんな実在したバンドマン達にオマージュを捧げた本作。若葉竜也、仲野太賀、間宮祥太朗、中村獅童、吉岡里帆と、主役級の豪華な俳優陣が演じている。そんな華やかさもあり、当時の音楽シーンを興味深く眺めた。
なんといっても当時の東京。新鮮だ。洗練されてないけど前向きで明るい、勢いの凄さが印象的である。なんかいまとは違ってびっくり。
そう、よく考えると国の勢いが全く違う。のだ。
◾️出生数:当時は70万人→2025年は約200万人
◾️平均年齢:当時は33歳→2025年は48歳
そりゃ、勢いあるわ。と納得。
しかし、やっぱりいつの時代も、若者が時代の証人になるんだなと、としみじみ反芻する。
そして、みんなうまかったけどその中でも際立ってたのが仲野太賀。この人ほんとーに、上手い!そこらへんにいそうな感じを醸し出しながらもイケメン役も余裕でできるし、本作のような繊細な役もできる。
そして、何より、この人がスクリーンに登場すると安心する。素晴らしい。
