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映画感想文「アイミタガイ」黒木華主演の読後感良き群像劇。怒涛の伏線回収が小気味良い

泣いたわ、何度も。

これ、泣かずに観れる人いるんだろうか。

ウェディングプランナーのあずさ(黒木華)の親友かなみ(藤間爽子)は不慮の事故で亡くなってしまう。

中学時代に知り合ってからずっと、お互いに励まし合い背中を押してきた親友。彼女がいなくなり、あずさは前に一歩踏み出せずにいた。

(余談だが、中学時代のかなみを演じる白鳥玉季がめちゃくちゃ良い)

また、かなみの両親(西田尚美、田口トモロヲ)も娘を亡くし、傷心の想いを抱えていた。

そんな残された人たち。彼らを生前かなみが行なっていた出来事が繋ぐ。

他にもあずさの叔母に安藤玉恵、ヘルパーをしている叔母の通い先の主人に草笛光子。そして優柔不断で頼りないあずさの恋人に中村蒼(こんな人いそうな、今どき男子で笑えた)。一見関係のない彼らが一気に繋がる伏線回収のラストが小気味良い。

作品の題名にもなっている、相身互い(あいみたがい)。誰かのおかげでいま自分はここに生きてて、自分のやったことはまたどこかで誰かに繋がってる。そんな意味のお互い様。ちゃんと辞書にも載ってる言葉だった。

毎年クリスマスになると観たくなる映画「ラブ・アクチュアリー」を彷彿とさせる。年齢も置かれた環境もばらばらの十数人の人々が聖夜の夜に繋がる群像劇。これの和製版なイメージ。

読後感が爽やか。多少ご都合主義なところは散見されるが、良し。それでも、世界は善意に満ちていると信じたい。そしてそんなお人好しが増える程に、世界はもっと良くなると信じてる。

エンドロールの歌が黒木華で驚いた。情感で聴かせる。演技も上手いが歌も上手い。芸達者である。

映画館を出て、原作の小説を買った。読むのが楽しみだ。

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