【日記】不毛で美しい跳躍
宮古島に行ったら8歳男児がプールに飛び込み続ける装置になってしまった。
どうも彼なりの理想の飛び込み方があるらしく、
それを追い求めて何度も何度も飛んでいる。
それは彼にしかない感覚で、
他者に理解することはできないし、誰にも指導することはできない。
だから終わりがない。
どこにも達することのない研鑽が続いている。
なんならそれは、この日この瞬間にしかない一瞬のきらめきであって、
そのきらめきの再現に囚われた小学三年生の姿を見ているのかもしれない。
しかしてそれは、美しいもののように感じられる。
不毛と美しさの跳躍が、父のカメラロールを埋めていく。
いちいち撮れって言われるから。

(飛び込みが禁止されてないプールってもう珍しいもんな)

