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広い大地は推しの宝庫!北海道の愉快なご当地キャラ達を語ろう

旅をしていると、各地でさまざまな出会いがある。

絶景、グルメ、歴史、名湯、そしてその土地に息づく温かい人の営み⋯と挙げればきりがないが、そんな中「ご当地キャラ」という存在に惹かれる方も多いのではないだろうか。

ご当地キャラとは、ご存知の通り地域の魅力などを発信するために活動するキャラクターであり、イベントやメディア露出におけるPR効果は計り知れない。近年ではキャラに会ったりグッズを買ったりするために現地へ向かう、いわば「推し活」としての需要も高まってきている。

その数は非常に膨大で、我らが北海道に限っても数えきれないほどだが、今回はその中でも個人的なお気に入りをピックアップしてご紹介しよう。
選出は私の独断なので、あしからず。


まる太くん(津別町)

まずはトップ画像にもある通り、私の地元・オホーツクから津別町つべつちょう「まる太くん」。林業が盛んな山あいの町ということで、ミズナラの丸太とヒグマがモチーフとなっている。

津別町 まる太くん
「つべつアイスキャンドルまつり」にて。
町ではラグビー合宿も盛んなため、
いつもラガーシャツを着ている

トレードマークは、何といっても丸太の断面そのままの顔!木を模したキャラは全国にたくさんいると思うが、文字通りその切り口からアピールするのはさすが木工最先端の町といったところ(あの有名な崎陽軒のシウマイ弁当2020東京五輪のメダルケースなども、実はここで造られている。すごいぞ津別!)

町の各所では色々なイラストを目にすることができるほか、町内の5施設を巡ってスタンプを集める「まる太くんスタンプラリー」も開催。近隣のイベントにも積極的に顔を出し、地域の人気者としてしっかり根付いている。

津別町 まる太くんのマグカップ
画像のマグカップは最近見かけなくなってしまったが、
「さんさん館」などではグッズも販売中

私がゆるキャラに関心を持つようになった原点でもあり、今でもまる太くん目当てに津別まで車を走らせることは珍しくない。町全体にあふれる木の温もりも相まって、ほっこり気分になれること間違いなしのキャラである。


おけばんばくん(置戸町)

続いては、同じくオホーツクから置戸町おけとちょう「おけばんばくん」。こちらも木工業で知られる緑豊かな町で、町の伝統イベント「人間ばん馬大会」を彷彿とさせる馬の姿をしているが、実は森に住む妖精なのだという。

置戸町 ソリを引くおけばんばくんの看板
大きな看板で、ば〜んとアピール!
交通安全の旗にもいるよ

パークゴルフ場を模したたてがみが特徴のおけばんばくんは、のほほんとした表情がクセになる温厚で優しいキャラ。「ば〜ん」という口癖も含めてゆるさは満点であり、さまざまな表情を見せてくれるLINEスタンプは私も愛用している。

また、場面によって頭の旗が変わったり、短くてかわいい手の先はしっかり蹄鉄ていてつの造形がなされていたりと、芸が細かいのもポイント。温泉に浸かれば頬を赤く染め、しかもそれが三次元の姿でも再現されているのがすごい!

置戸町 おけばんばくんのアクリルチャーム
定番のアクリルチャームをはじめ、グッズ展開は幅広い。
町のブランド木工品「オケクラフト」の作品も注目

人口2,500人ほどの小さな町ながら活動はとても盛んであり、ばん馬で鍛えた(?)フットワークを活かして道内外のイベントに多数出演。遠方のファンも数多く、道東のスター的な存在と言っても過言ではないだろう。


コイタくん&メイカちゃん(白糠町)

お次は釧路管内に移り、白糠町しらぬかちょうから「コイタくん」「メイカちゃん」。ここは太平洋に面する漁業の町で、名産品の柳だこがモチーフ。九州から来たメイカちゃんとは、この町の海で出会った恋人同士だ。

白糠町 道の駅にいるコイタくんとメイカちゃん
道の駅の展望スペースで仲良く2ショット。
ここから見渡す恋問こいとい海岸は2人の出会いの地で、
その名からデートスポットとしても人気

コイタくんは海の男らしくハチマキと共に口をきりりと締めていて、メイカちゃんはピンと立ったまつ毛がステキ。他の海の生き物と比べてもタコやイカをかわいく仕上げるのは難しそうだけれども(偏見)、このデザインはお見事!

元々は道の駅「しらぬか恋問館」のマスコットキャラクターとして生まれた彼らだが、町の婚姻届の柄にも採用されるなど今やすっかり白糠を代表する存在に。2025年4月にはその道の駅もリニューアルオープンを果たし、いま特に注目度が高まっている名カップルなのだ。

気候は冷涼でも、ここで愛を誓えば2人のようにいつまでもアツアツの仲でいられるかも?豊富な海の幸とロマンチックな風景も楽しめるので、この機会にぜひ会いに行ってみてほしい。


元気くん(本別町)

そしてこれまた道東の十勝管内からは、本別町ほんべつちょう「元気くん」。寒暖差の大きい気候を活かした豆の生産が盛んであり、カントリーサインの絵柄にもなっているため、見たことのある方も多いはず!

町に入るとこの標識がお出迎え。
色の塗りが若干ズレている気がするが、
どうやらこれは仕様らしい

農業王国・十勝の中でも、豆においては堂々のトップを公言する本別町。シンプル・イズ・ベストという言葉がこれ以上なく似合う姿はまさに豆そのもので、その表情には心なしか貫禄すら感じられる。

元気くんには公園や街角などさまざまな場所で出会うことができ、さすが日本一というべきか、町中が豆づくし!町のお店では実際の豆や豆を使ったグルメが心ゆくまで味わえ、中には元気くんがデザインされたお菓子もラインナップ。

本別町 道の駅前にある元気くん像
豊富なイラストはもちろん、
元気くんデザインの石像やベンチも多数
(2018年撮影)

そんな本別でも特に有名なのが、毎年節分の時季に行われる豆まき大会。たくさんの鬼や元気くんに向かって尋常でない量の豆が飛び交うさまは、圧巻というほかない。
見てよし、食べてよし、遊んでよしと、豆好きにとってはまさにたまらないキャラなのである。


FANSYのみなさん(北後志5町村)

ここで舞台は道央の後志しりべし管内に飛び、一気に5人のキャラをご紹介。小樽の西側、積丹しゃこたん半島周辺に位置する5つの町村は豊かな環境に恵まれた風光明媚な地域であり、各自治体の頭文字のアルファベットを取ってFANSYファンシーと呼ばれている。

(全員集合している自前の画像がなかったので、LINEスタンプのリンクで代用させていただきます)

まずはFANSYの「F」、古平町ふるびらちょう「ふるっぴ〜」(画像上側)。アイヌ語で犬の神を意味する奇岩・セタカムイ岩にちなんだキャラで、町章をあしらった帽子にはタラコやヒメマスといった特産品が盛りだくさん!古平の美味しいものが大好きな、食欲旺盛なワンちゃんである。

次にFANSYの「A」、赤井川村あかいがわむら「あかりん」(画像左下)。山々に囲まれた実り豊かな村らしく趣ある農作業姿に身を包んでおり、カルデラ音頭やウインタースポーツも嗜む元気な女の子。自由な振る舞いと口癖の「ですの」でみんなを魅了する、FANSYきってのアイドルだ。

続いてFANSYの「N」、仁木町にきちょう「ニキボー」(画像右上)。この町といえば何と言ってもフルーツ、中でもサクランボの栽培がピカイチということで生まれた仁木ニキ町の希ボーの星!小さい方の顔は弟の「タケボー」といい、2人揃ってとっても癒やされるのんびり屋さん。

そしてFANSYの「S」、積丹町しゃこたんちょう「うにどん」(画像右下)。日本海の荒波に揉まれた海鮮が目白押しの積丹半島の先端の町で、その名の通り町の各所でいただくことができるウニ丼がモチーフ。頭はトゲトゲしているものの優しい心の持ち主であり、子どもたちとも積極的に触れ合っている。

最後にFANSYの「Y」、余市町よいちちょう「ソーラン武士!!」(画像左上)。かつてこの地で栄華を極めたニシン漁と今をときめく特産品のリンゴを組み合わせた、カッコかわいいお侍さん。海を思わせる青い着物とニシンの刀がイカしていて、ござる口調をバリバリ使ったPR活動には余念がない。愛称は「武士くん」。

赤井川村 あかりんがデザインされたお土産
ここで先日赤井川村で買ってきたお土産の写真を。
いずれは他のみんなのグッズなどもお迎えしたい

いつも仲良しの5人は、事あるごとによくコラボを行い集まっている。それぞれのキャラが魅力的なのはもちろん、キャラ同士の掛け合いも微笑ましく、一度目にしたら箱推しは不可避と言えよう。
この動画ではあいにくふるっぴ〜は欠席だが、とにかく終始わちゃわちゃしていて非常に面白いので必見!

後志を中心にいろいろな所で活躍し、その度に鮮烈な印象を残すユーモア満載のFANSY5人組。札幌からもほど近いため、道外の方も観光の合間に目を向けてみては?


トドック(生活協同組合コープさっぽろ)

そしてこの記事のトリを務めるのは、生活協同組合コープさっぽろから「トドック」。これまで登場した自治体のPRキャラ達と同列に扱うのはちょっと違う気もするが、番外編ということで何卒お付き合いいただきたい。

コープさっぽろ トドックとおけばんばくんの2ショット写真
置戸町 中央公民館のイベントにて。
おけばんばくんと夢の共演を果たした
(2023年撮影)

生協宅配の顔として全道を駆け回るシロクマで、コープの「C」と「P」をかたどった耳がチャームポイント。何よりこのシンプルかつ他の誰にもマネできない絶妙な表情が味わい深く、ちびっ子からお年寄りまで幅広い層から高い支持を集めている。

そんなトドックはコープのお店や宅配カタログ、果ては商品のパッケージまで至るところに散りばめられていて、店舗や時期によってさまざまな趣向を凝らしたイラストを拝むことができる。その種類は驚くほど豊富であり、中には買い物そっちのけでトドック探しに興じる人も⋯?

コープさっぽろ びほろ店にある木のトドック
ある店舗には木でできたオブジェが!
このような思いがけない出会いがあるので、
各地のお店を巡るのも楽しい

北海道全域をカバーするネットワーク力は凄まじく、道民における認知度と人気はおそらく全キャラの中でもトップクラスなのではないかと思う。
最近もどんどん事業の幅を広げていて、トドックはもはや暮らしに欠かせないインフラ級とも呼べるほどの存在感を持っている。今年60周年を迎えたコープさっぽろの今後の動向からも、目が離せない。


最後に

というわけで、今回は私の選りすぐった北海道の推しキャラをまとめてみた。直感で選んでいたら何だかマイナー寄りの町ばかりになってしまった気がするものの、そういった地域にも非凡な魅力があることを知る良いきっかけになったのではないだろうか。

もちろんこれらはほんの一例であり、道内外を問わず個性的な子はまだまだいるので、ぜひコメント欄にて皆さんの好きなキャラについてもお聞かせいただけたらと思う(この記事にいるキャラでも、そうでなくても大歓迎です!)。

単なる娯楽としてだけでなく、観光や地域振興においても重要な役割を担うご当地キャラ達。彼らの存在が日本をつなぐ架け橋となり、これからの地方がより楽しく賑やかなものになることを願ってやまない。


今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
北海道を拠点に旅や温泉の記録などを書いておりますので、よろしければこちらもご覧いただけると幸いです。

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