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【温泉探訪記#1】2025年オープン!札幌都心に生まれたプレミアムな濃厚温泉「札幌ホテル by グランベル」(北海道 札幌市)

2025年3月、札幌に気になる温泉が開業した。
その名も「札幌ホテル by グランベル」
高層階に広がる贅を極めたスパとラウンジに心惹かれた母の提案により、札幌で一夜を過ごす機会に行ってみることに。

宿は2月の時点で他の所を予約していたので日帰り入浴のみの利用となったが、日々の疲れを浄化するのみならず、己の志にも影響を与える素晴らしい体験をさせてくれた。


基本情報

住所は東区ということで、大通やすすきのなどいわゆる札幌の中心街とは反対側に位置するが、JR札幌駅北口からまっすぐ東(右)に進めばたどり着けるので道に迷う心配はないだろう。

温泉の営業時間は13:00〜23:00(宿泊客は深夜と朝も可)となっており、各々のスケジュールや好みに合わせて楽しむことができる。
そして何よりも注目を引くのが、3,300円という入浴料金。金額だけ見ればカプセルホテルに泊まれてしまいそうだ。もちろん後述する通りそれだけの価値はあるので、安心してほしい。

その他の情報は下のページから。


外観〜受付

訪問日時:2025年4月12日(土)20時40分

駅を出て、様々なホテルが立ち並ぶ通りを歩くことおよそ500m。線路が近いので列車が通ると少し気になるものの、繁華街から離れているためか、土曜の夜にも関わらず辺りは静かで落ち着いた雰囲気であった。

札幌ホテル by グランベルの外観写真
遠目からでも高級感あふれる明かりに期待が高まる

一般的に都市部のホテルは歩道まで建物が迫ってきているが、ここは広々としたスペースが設けられており、外観からすでに大人のゆとりが感じられる。

館内へ入ると、シンプルな中に上質さが詰まったロビーが広がっていた。飾り立てられた豪華さに頼らない空間作りが、より良い居心地を提供してくれる。同階にはコンビニもあるので、滞在時の拠点にもうってつけの場所と言えるだろう。

ロビーでくつろいでいる写真
良い椅子があったので座ってみた。
この時点でもう極楽気分である(母撮影)

入浴の受付にはまず26階まで上がることになるが、上の写真の奥にあるエレベーターは主要な施設の階にしか止まらない仕様で、部屋に行きたい宿泊客との棲み分けがなされている。これは双方にとって非常にありがたい配慮だ。

私の知るエレベーターとは別格の速さであり、高層階でも到着するのはあっという間だった。降りると少し先にカウンターがあり、ここが温泉およびエステの玄関口となっている。

それではいざ、未だ体験したことのない高級温泉に足を踏み入れるとしよう。果たしてどんな所なのか、楽しみで仕方ない。


分析書&入浴

貸しタオルを受け取り、靴を脱いで進む。受付の方が言及していた通り少し変わった造りになっていて、ラウンジを抜けて階段を下った先に温泉はある。

脱衣場には家族連れから外国人まで様々な人がおり、普通は休憩所にあるであろう自動販売機がロッカーと同じ並びにあったのが妙に印象に残っている。
またトイレ用の履き物ひとつとっても非常に質感高く、このような些細な点まで妥協しないこだわりようには、もはや脱帽としか言えない。

続いて温泉分析書を読んでみた。
pHは7.2で泉質はナトリウム—塩化物温泉(高張性中性温泉)。血行促進効果が高く、切り傷などが適応症として認められるほか、肌の表面を塩分でコーティングして乾燥や冷えから守ってくれる。

塩化物泉は比較的よく見られる泉質だが、その成分の含有量はなんと基準値の約13倍!都市部においてこの濃さは珍しく、そういえばセミナーでも話題に上がっていた。これはかなり体が温まりそうだ。

しかし、濃い温泉は高い効果が期待できる一方で、そのぶん体への刺激も強いため湯あたりには注意が必要だ。せっかく良い所だからずっと入っていたいという気持ちもあるものの、自分の体を第一に尊重し、気持ちの良い範囲で嗜みたいものである。


さて、いよいよお待ちかねの入浴だ。浴室内の写真については適宜こちらを参照していただきたい。

浴室に入ってまず目に飛び込んでくるのは、2面にわたり設置された大きな窓からの夜景。地上90mからの展望は広く、西には札幌駅やJRタワーが見える。時間が遅いためか照明が消えている施設が結構あったので、違う時間帯もぜひ見てみたいものだ。
洗い場は入って左手にあり、シャンプーやボディソープなどは当然のように完備されていた。

内湯は通常のもの・日替わりの薬湯・男湯限定の壺湯の3種類。照明を絞ったシックな雰囲気(それに伴い足元が見えにくい箇所があるので、転倒注意!)と40℃前後という副交感神経を優位にする温度がよく合っていて、落ち着いて心身を休められる。

中でも、人ひとりがゆとりを持って入れるサイズの壺に絶えず肩からお湯が注がれる壺湯は格別。自分しか入っていないこともあり、他の浴槽以上に全身の力を抜いたリラックス状態になれる。
この無重力のような空間に浸るうちに、日頃の疲れや嫌なことは綺麗さっぱり消えてなくなった。温泉ではよく「極楽、極楽」という表現が用いられるが、これはその極致と言ってもいいかも知れない。

ちなみに母によると女湯は代わりに寝湯があるとのことだが、魅力的なお風呂なだけに、ぜひ両方に壺湯を導入してほしいと思う。

壺湯の奥のドアを開けると水風呂・サウナ・ミストサウナ・露天風呂がある。私はサウナが苦手なので割愛させていただくが(サウナ好きの皆様ごめんなさい)、半露天では屋内でありながら外気に触れることができ、42℃と少し熱めのお湯と組み合わせて入浴と外気浴を交互に行うと実に気持ちが良い。

ちなみに内湯にあった休憩用の椅子はベンチ状だったが、こちらはリゾートビーチで見かけるようなのびのびと座れる形状で、より優雅な時間が過ごせること請け合いである。


湯上がりのひととき

休憩をこまめに取りながら入浴していたため、気付けば結構な時間が経過していた。髪を乾かすため鏡の前に行くと、ドライヤーだけでなくクシや歯ブラシといった客室にあるようなアメニティが充実。宿泊客でなくてもこれらを利用できるのは嬉しい。

母と合流したら、先ほど通過したラウンジを満喫しよう。マッサージ室やトレーニングジムも併設されていて、色々な人が思い思いの時間を過ごしている。
落ち着いた雰囲気のバーで頼める飲み物は意外に高価ではなく、お酒も色々あったが今は二人ともソフトドリンクの気分だった。

ラウンジの窓から見える夜景の写真
北側の景色。
写真だと反射がすごいので、ぜひ実際に見てみてほしい

浴室でも思ったことだが、見渡す限り広がる碁盤の目状の街並みに、札幌は本当に大きいなあと今更ながら実感した。
それはすなわち、これだけ広大な原野を必死の思いで開拓した先人がいたということだ。こうして眺めていると、彼らのおかげで豊かな今があることを改めて意識させられる。この視点に立った今、街の明かりは不思議と前よりも一層輝きが増して見えた。

そして今日の出来事をメモに書き起こしたのち、柔らかいソファに体を預けて眠ってしまいそうになる中、時刻は23時を回ろうとしていた。間もなく営業終了である。
幸せな時間が終わってしまうことに名残惜しさを感じつつもこの場を後にしようとしたところ、なんと受付の方がエレベーターの直前まで見送りに来てくださった。まさか日帰り入浴だけでそこまでしてくれるとは⋯。最後の最後までおもてなし精神に溢れたサービスに感動が止まらない。また訪れる機会があれば、今度はぜひ宿泊もしたいところだ。


まとめ

というわけで、今回は札幌の最新ホテルの温泉に触れてみた。そこには確かな上質さがあり、その設備とサービスを考えればこのお値段も納得と言えるだろう。

札幌観光の拠点にするもよし、ここをメインにじっくり滞在するもよし。都市部の中でもワンランク上の旅行体験を求める方は、ぜひ「札幌ホテル by グランベル」を訪れてみてはいかがだろうか。


本記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
北海道を拠点に旅や温泉の記録などを書いておりますので、よろしければこちらもご覧いただけると幸いです。

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