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[JTC.#4] "AI活用"という言葉の違和感の正体

こんにちは。
昭和57年SIerおじさんです。

JTC実話マガジン 第4話。

ここにきて
"AI" と "JTC"と言う
関係ない2つの言葉が
重なり合います。

3話の終わりで述べたのは

AIが活用できていない事で
ビジネス上に支障が出てきたという話。

他社とのコンペが発生した場合
AI活用した他社の提案のほうが
顧客満足度が高く
当社提案が採用されにくい状況。

AIを駆使している会社に駆逐され始めているという事実

私が担当は主にERPだが
SIerとして、ITベンダとして
IT企業の技術者共通課題は、

AI時代のシステム導入ビジネスの
再定義が必要であるということ。


では、何を再定義するのか?

最初に考えたのは

これまで人間がやっていた仕事の
どの部分をAIにやらせるか?
と言う事だったが

考えているうちに
この発想自体が違うと思い始めた。

これまでの
システム導入プロジェクトの進め方は
AIが存在しなかった時代のもの。

基本構想、要件定義、設計開発、テスト。

各フェーズで
人がヒアリングして
人が要件を整理して
人が資料をまとめて
人がレビューをする。

今は、AIがいる。

さらにAI同志が役割分担しながら
仕事を進める事もできるようになってきた。

だとすると、
今ある仕事の一部を
AIに置き換えるだけでいいのか?

1. AIが存在することを前提に、仕事そのものを最初から再設計する必要がある。

私のビジネスはERPなので
ERP導入を題材に考える。

ただしこれはERPだけの話ではない。
基幹・業務・Webシステムでも同じ。

人間だけで仕事する前提で作られた
システム導入方法論そのものを
AIがいる前提で作り直す必要がある。

2. 「AI前提で再設計」すでに他社企業は動き始めている。


私の中での違和感をGPTにぶつけたら、
想定通りの回答が返ってきた。

①NEC

既存業務の部分導入からAI前提の企業OSへ


NECは2026年8月、「コーポレートAI・Workforce部門」を新設
重要なのは「AI社員を作った」というニュース性ではない。
NEC自身が、これまでのアプローチを
既存業務へ部分的にAIを組み込むもの
と位置づけ、それを、
「AIを前提とした企業OS、経営オペレーティングモデル」
へ進化させる、と明確に説明

公式URL:

https://jpn.nec.com/press/202608/20260810_01.html

② Deloitte

「置き換え」から「再設計」へ

2026年6月の「Agentic BPR」では、
生成AIの普及を段階的に整理している。
最初はCopilotやChatGPTを使う。
次に、AIエージェントで資料作成や調査を代替する。
しかし、その先で企業が考えなければならないのは、

「AIを前提に業務の形そのものを変えられるか」

だとしている。

そして、AIを導入して今の作業を高速化するだけではなく、発想を「置き換え」から「再設計」へ変える必要があると。

 Deloitte Tech Trends 2026

「人間中心+AI」ではなく「AIが動く+人間が確認」

デロイトからもうひとつ。
ここでは2つのアプローチを明確に分けている。

従来は、

人中心の業務にAIを差し込み、効率化する。
しかし、本当に業務をリデザインするなら、
AIが自律的に動くことを前提に、
人がどこをチェックするかを考える必要があると。

さらに成果を上げている企業は、
単一タスクにAIを入れるのではなく、
End-to-Endでプロセスを再設計していると説明。

公式URL:

③ NTT DATA

「AIが主体的に業務を担う前提で、人とAIの役割を再設計」

これまではAIは人間の作業を補助する存在だった。
これからはAIが主体的に業務を担う前提で、
人とAIの役割そのものを再設計する段階に入る。

公式URL:

 NTT DATA×INSEAD

そしてSIerの仕事そのものが変わる

2026年4月、NTT DATAはINSEADと、
AI時代のITサービス業の人材・組織変革について
共同研究した結果を発表。

そこでの結論がかなり踏み込んでいて
AIの影響は単なる効率化ではなく、

業務・役割
プロセス
組織構造
価値創出モデル

まで再設計を迫る構造変革だと整理。

まぁ、従来のSIerビジネス自体が
オワコンになるということでしょう。

公式URL:

④ IBM

「AIエージェントが存在する前提」で業務を再設計


IBMも非常にストレート。
AIエージェントの価値は
「単なる業務効率化ではない」
と説明している。

IBM自身が
AIエージェントが動く前提で
仕事そのものを組みなおそうとしている。

公式URL:

⑤ 日立

「基幹システム刷新」自体をAIネイティブに考え直す


日立は2025年10月に
「モダナイゼーション powered by Lumada」を発表

その問題意識は、

基幹システムを最新化するだけでは足りない。

というもの。

日立は、今後求められるのは
AI活用を前提とした業務・組織の改革と、
AIネイティブな事業基盤
だとして、
業務・データ・IT・組織を合わせて
再設計するサービスを開始。

これはシステム導入業者として重要。

公式URL:

詳しい2026年版解説:

⑥NRI

人間の職務定義を「作業」から「意思決定と責任」へ


NRIは2026年4月の論考で、AIによる仕事の変化を受けて、

企業は職務定義を「作業」中心から「意思決定と責任」中心へ書き換え、組織構造も再構築する必要がある

と論じている。

「AIが何をするか」と同時に「人間が何をするか」を書き換える必要があると言っている。

公式URL:






各社が宣言している事とは、

AIが働くことを前提として

  業務プロセスの
    人間の役割の
      導入方法論の
        再定義が必要だよと。



3.さぁ盆明けから頭を使い始めますか。


道なき道を整備する必要がある。

何が正しいのか、何が必要なのか
模索しながら進めていくわけだが
全く問題はない。

だって、JTCなのですから。

とにかく 始めないと
会社として駆逐されていくし
個人としてもオワコンになる。

どういう世界で振る舞いたいのか
考えながら再定義を進めていこう。

既に何となく頭の中にあるものを
来週から形に出来るように
第5話で頭の整理を行っていく。

オープンな情報として
Deep Research で調べても
まだない。

中の人間だからわかるけど
例として出した6社も
どこまで実用的なものが
出来ているか、全くわからない。

なんとなくやってる感を
出すだけの情報公開をして、
その後一切続報が無いことは
ザラにある。

自社・競合他社の動向も
しっかりチェックしていきたい。

AI前提でのプロセスの再定義を
模索している人の情報があれば、
是非とも教えてほしい。

第5話は、
 ・人間前提のプロセス定義
 ・AI前提のプロセス定義

自分なりに整理していく。






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