新しいCPUに飛びつくのをやめた。2026年4月、僕がまだこのPCを母艦にしている理由
はじめに|2025年7月は“最強スペック”で語っていた。でも今は違う
2025年7月の自分は、このPCをかなり勢いで語っていたと思う。
Intel Core i9-14900KS。
192GBメモリ。
超高速SSD。
大型ケース。
強い冷却。
大容量電源。
あの時は、「強いPCを組んだ話」だった。
でも、2026年4月の今は、見方が変わった。
このPCは、スペックを見せるための箱じゃない。
経営、ゲーム、AI、仮想通貨、その全部を毎日止めずに回すための仕事場です。
新しいCPUも出ている。
Intel Core Ultra 9 285Kは、24コア・24スレッド、最大5.7GHzの新世代デスクトップCPU。対して、今使っているIntel Core i9-14900KSは24コア・32スレッド、最大6.2GHzです。数字だけ見れば、比較したくなるのは自然です。
でも、僕はメインPCを替えなかった。
理由はシンプルです。
今の母艦が、僕の実務に対してまだ強いから。
今日は、スペックを言い散らかす話ではなく、なぜ2026年4月の今もこの構成を残しているのかを、実用ベースで書きます。
第1章|このPCは、何をするための環境なのか
まず前提として、僕のPCの使い方はかなり散っています。
Noteを書く。
SNSを動かす。
AIで構成や画像を作る。
サムネイルを試作する。
複数の事業資料を開く。
仮想通貨のチャートを見る。
相場の流れを追う。
Botや自動投稿の状態も確認する。
ゲームもする。
必要ならNASや自宅側のデータにも触る。
つまり、単一用途じゃない。
この環境で大事なのは、「一つの作業が世界最速」より、「全部を同時に開いたまま、思考を止めずに回せること」です。
今のメインPCは、Intel Core i9-14900KS、MSI製の水冷モデルのNVIDIA GeForce RTX 5090、192GBメモリ、Samsung 9100 PROのPCIe Gen5 SSDを中心に組んでいます。
GPUは32GB GDDR7、SSDは最大14,800MB/s級の読み出し性能が公称されていて、たしかに数字は強いです。
でも、数字より大事なのは、体感です。
AIで画像を出しながら、別画面で記事を書く。
その横でチャートを開く。
SNSの反応も見る。
資料も閉じない。
途中でサムネイルを差し替える。
この流れの途中で、PCが引っかからない。
そこに、この環境の価値があります。
第2章|経営者として見ると、“新しいCPU”より“崩れない環境”の方が価値がある
経営をやっていると、設備投資はロマンだけでは決めません。
新しい。
速そう。
面白そう。
レビューがいい。
それだけでは、母艦は替えられない。
大事なのは、その更新が、売上や判断速度や仕事の流れに対して、ちゃんと意味があるかどうかです。
Intel Core Ultra 9 285Kへ行くなら、CPUだけの交換では終わりません。ソケットがFCLGA1851なので、今のZ790環境からはマザーボードごと変える前提になります。
つまり、更新は「CPUを替える」ではなく、「母艦を組み直す」に近い。
組み直す。
検証する。
細かい不安定要素を潰す。
普段の仕事の流れを一度止める。
その上で、初めて新しい環境に慣れていく。
ここで僕が考えるのは、性能差そのものではありません。
更新コストです。
今の母艦は、もう仕事の流れの中に入っている。
朝に開いて、昼も使って、夜もそのまま回る。
記事も、AIも、チャートも、ゲームも、全部がここに戻ってくる。
その中心を崩してまで、今すぐ新しいCPUに替える理由があるか。
2026年4月の僕の答えは、まだない。
新しいCPUが悪いんじゃない。
今の環境が、まだ十分に強い。
この判断は、派手ではないです。
でも、経営者としてはかなりまともだと思っています。
第3章|このCPUを残している理由は、結局“引っかからない”から
Intel Core i9-14900KSの良さを説明する時、「最大6.2GHz」という言葉は強いです。
Intel公式でもそう案内されています。
でも、10ヶ月使って感じる価値はそこだけじゃない。
本当に大きいのは、引っかからないことです。
記事を書きながら、別の資料を見る。
SNSを見ながら、タイトル案を調整する。
AIで見出し案を投げる。
画像を確認する。
ブラウザを何十枚も開く。
チャットやメールに返す。
また本文に戻る。
この一連の流れが、鈍らない。
PCが遅いと、人は思っている以上に思考を切られます。
ファイルが開くまでの間。
タブ切り替えの一拍。
重いページを開いた時の停止。
プレビューが出るまでの待ち。
こういう小さい遅さが増えると、頭の中の温度が落ちる。
14900KSを残している理由は、そこです。
数字の派手さというより、毎日のテンポが気持ちいい。
この“気持ちよさ”は、意外と事業の生産性に効きます。
新CPUへ更新する判断って、結局ここを超えられるかどうかです。
ベンチではなく、毎日のテンポ。
今の僕には、14900KSがまだそこを十分満たしています。
第4章|Core Ultra 9 285Kが悪いんじゃない。役割が違うだけ
ここははっきり書いておきたいです。
Intel Core Ultra 9 285Kは悪いCPUではありません。
むしろ、新世代として魅力はあります。
24コア・24スレッド。
最大5.7GHz。
新しいソケット。
新しい世代の設計。
ただ、僕の環境では“母艦の席”ではない。
これはかなり大きい違いです。
メインPCに必要なのは、毎日全部を受け止めること。
サブPCに必要なのは、軽量Bot、SNS自動投稿、検証、裏側の処理を安定して動かすこと。
僕はCore Ultra 9 285Kを、そっち側で見ています。
つまり、使わないのではなく、置き場所が違う。
新しいから全部置き換える。
ではなく、仕事の中で一番合う場所に置く。
この考え方の方が、全体設計として綺麗です。
PCは一台だけで完結しなくてもいい。
母艦とサブ機は、役割が違っていい。
そう考えると、14900KSをメインに残し、285Kを別の役割に振るのはかなり自然です。
第5章|ゲーマーとして見ても、“今すぐ更新しない”が正解だった
ゲーマー目線でも、今回は更新しない方が合理的でした。
今のGPUは、MSIのNVIDIA GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID。32GB GDDR7の水冷モデルです。CPU側も14900KS。組み合わせとして、まだかなり重い。
ここで大事なのは、“理論上の新しさ”より“今の安定感”です。
ゲームって、結局フレームレートだけじゃない。
Discordを開く。
ブラウザを開く。
必要なら録画や配信も噛ませる。
ゲームの前後にそのまま仕事にも戻る。
この全体の流れで見た時、今の14900KS×RTX 5090はかなり完成している。
しかも、ゲームだけのために存在していない。
遊んだあと、そのまま記事を書いたり、資料を触ったり、AIを使ったりできる。
この“戻りやすさ”が強いです。
ゲーマーは新しいものに弱い。
それは分かる。
でも、毎日使う母艦は、おもちゃじゃない。
ここは分けて考えた方がいい。
第6章|AIを使う人間として、主役はまだCPUじゃなくGPUだった
Intel Core Ultra 9 285Kには、AI時代っぽさがあります。
でも、僕の実用では、AIの主役はまだCPUではありません。
GPUです。
理由は単純で、僕が使っているAIが文章生成だけじゃないから。
画像を作る。
サムネイル案を出す。
複数パターンを比較する。
色味を変える。
構図を触る。
動画や素材の補助にも使う。
この領域では、GeForce RTX 5090の存在感がかなり大きい。
32GBのビデオメモリがあること。
重い処理でも余裕があること。
試行回数を減らさなくていいこと。
ここが実務では効きます。
1回の生成に時間がかかると、人は妥協します。
でも、速いと「もう1案出してみるか」が増える。
この差は大きい。
だから、AIをやるからCore Ultraへ行く、ではない。
AIをやるから、まずGPUを軸に考える。
今の僕の用途では、この順番です。
第7章|仮想通貨のチャートを見る人間として、“複数の情報を開いたまま止まらない”ことが大事だった
仮想通貨のチャートを見る時に大事なのは、ただ板やチャートが表示されることじゃないです。
複数取引所。
複数時間足。
ニュース。
SNS。
ウォッチリスト。
別画面のメモ。
Botの状態確認。
これを同時に見る。
しかも、そこから仕事の流れに戻る。
僕にとって仮想通貨の画面は、投機のためだけではありません。
情報の密度が高い場所です。
動きが早い。
切り替えも多い。
考えることが多い。
こういう環境では、CPUの反応、メモリの余裕、SSDの速さが全部効いてきます。
チャート用PCを別で作る人もいますが、僕は仕事の流れの中に相場確認が入っている。
だから母艦に余裕が必要になる。
仮想通貨やマイニング的な発想を触る人間ほど、“単一ベンチで速いPC”より、“複数の情報を同時に開いたまま止まらないPC”の方が大事です。
第8章|192GBメモリは、数字じゃなく“机の広さ”だった
メモリ192GBは、普通に見ればやりすぎです。
でも、僕には実用です。
ブラウザを閉じない。
資料を開いたままにする。
SNSも残す。
AIも開く。
画像も見る。
動画も見る。
チャートも残す。
Botも監視する。
書きかけの記事もそのままにする。
この“散らかしたまま前に進める”感じが強い。
メモリが少ないと、片付けながら仕事をしないといけなくなる。
でも、片付ける時間って、思考にとっては邪魔です。
今はまだ閉じたくない。
あとで見たい。
比較したい。
残しておきたい。
それを許してくれるのが、大容量メモリでした。
これは、数字を見せるためじゃない。
同時に考えるための机の広さです。
第9章|SSD、冷却、電源まで含めて、今の環境は“完成した母艦”になっている
CPUやGPUだけ見て更新を考えるのは簡単です。
でも、実際の母艦はそこだけでできていない。
Samsung 9100 PROは、最大14,800MB/s読み出し、13,400MB/s書き込み級のSSDです。
RTX 5090 SUPRIM LIQUIDは、かなり重い消費電力のクラスです。
14900KSも高負荷時は熱も電力も強い。
つまり、この構成は熱も電力も重い。
だからこそ、液冷、ケース、ファン、大電源、室温管理まで含めて意味がある。
ここまで整っている環境を崩して、新プラットフォームへ飛ぶ。
これはCPU選びの話じゃなく、母艦の再構築です。
2026年4月時点で、僕はそこまでのリターンを感じなかった。
新しいCPUの魅力はある。
でも、今の完成度を壊してまで行く理由はまだ弱い。
ここが、更新しなかった一番大きな理由です。
第10章|結論。僕に必要なのは“最新”ではなく“今日も止まらない母艦”だった
2025年7月、僕はこのPCを“最強スペックPC”として見ていました。
2026年4月の今は違う。
これは、最新かどうかを競うためのPCじゃない。
今日も止まらず、明日も同じ熱量で動いてくれる母艦です。
Intel Core i9-14900KS。
NVIDIA GeForce RTX 5090。
192GBメモリ。
高速なGen5 SSD。
完成した冷却と電源。
安定した実運用。
この全部が、すでに仕事の流れに入っている。
だから、Core Ultra 9 285Kが魅力的でも、今はメインを替えない。
285Kは悪くない。
むしろ、使い道はある。
でも、僕の母艦の席はまだ14900KS×RTX 5090です。
新しいCPUが正解とは限らない。
今の僕にとって正解なのは、完成した母艦をもっと使い倒すことでした。
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