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​【Linux】発作的OS入れ替えの沼:CachyOSでWindows用の脚本エディタ「O's Editor2」を動かすまで

導入:PCに飽きたら、OSを替えればいいじゃない


​PCを長く触っていると、どうしても訪れる「飽き」。

ハードウェアを買い替えるのはお金がかかりますが、
そんな時に発作的にやってくるのが「違うOSを入れたい!」という衝動です。

​ここ20年ほどはDebian系(Ubuntuなど)を入れつつ、実際にはWindowsばかりの人だったのですが、今回、SSDの片隅(200GBほど)で眠っていたUbuntuエリアを更地にして、今話題のArch系ディストリビューション「CachyOS」をインストールしてみることにしました。

​映像編集(私はVEGAS Proを愛用しています)に関しては、まだまだ素のWindowsで動かすか、編集ソフトを変えるしか選択肢がないのが現状です。
いつかVEGAS ProがLinux上でフルスピードで動く日を夢見つつ……「それなら、脚本執筆の環境だけでも別OSに切り離せないか?」と思いついたのが、今回の沼の始まりでした。


​挑戦:Windows専用エディタ「O's Editor2」をLinuxで動かす


​ターゲットは、長年シナリオ執筆で愛用しているWindows用テキストエディタ「O's Editor2」。

​最初は「Bottles」という、Wineを便利に管理できるツール経由で手軽にインストールしてみました。今のLinuxは本当に便利になったものです。

……が、ここで最初の壁が立ちはだかります。


日本語インライン変換ができない問題



​起動はしたものの、日本語入力(Fcitx5)の変換枠がインラインで表示されず、画面の左上に飛んでしまう現象が発生。

環境変数をあれこれいじっても改善しなかったため、
ここは腹を括ってツールに頼らず、「素のWine」を使って直接インストールし直すことに。

これが功を奏し、無事にメニューからもコンソールから起動しても完璧にインライン入力ができるようになりました!


​縦書き脚本の「愛嬌」


​ただし、1点だけ。縦書きの脚本画面に対して、日本語の変換候補が「横書き」でニュッと出てくるのは、慣れるまでちょっと目がおかしくなりそうです(笑)。

ここを直すにはソフトの根幹や環境変数の深いスイッチが必要になりそうですが、現状は動いているだけで御の字。

これも一つの「愛嬌」として受け入れることにします。


​迷宮:sudoは通るのに、なぜログイン画面で指紋が効かない?



​環境が整ったところで、ノートPCならではの「指紋認証」を設定したのですが、ここで第二の奇妙な現象が。

​「なぜか、PC起動直後のログイン画面だけ指紋認証が反応しない」

​不思議なことに、端末(Konsole)で sudo を打つときはパッと指紋が通るのです。

またも設定の沼に潜り込んであちこちファイルを書き換えてみたりしたのですが、ある時ふと気づきました。

​「画面をスリープさせて、ロック解除する画面なら指紋認証が使える……!」

​調べてみると、どうやら今のKDE Plasmaの仕様(あるいはログイン画面であるSDDMとの兼ね合い)として、
最初の起動時のグラフィカルログインでは指紋認証がまだサポートされていない、
というオチでした。


​解決:仕様がダメなら「運用」で隠す、回避策



​自分しか触らないPCなのに、起動のたびに毎回長いパスワードを打たされるのはあまりにも面倒です。

そこでシステムファイルをこねくり回すのをやめ、発想の転換をすることにしました。

​「オートログイン(自動ログイン)」をオンにする!
​PCの電源を入れたら、起動時のログイン画面そのものをスキップして、一気にデスクトップまで自動で入らせます。

その代わり、セキュリティ対策として
 「席を外した時(画面ロックする)や、5分間放置した時は自動ロックする」
 という設定に。

ロックからの復帰には先ほどの指紋認証がバチッと効くので、パスワードを打つ手間は一切ありません。

​利便性とセキュリティを両立させる、「いいとこ取り」の運用ルールが出来上がりました。


​結び:半日の「沼」の果てに得た、新しい相棒



​気づけば半日ほど設定の沼にどっぷり浸かっていましたが、最終的に以下のような完璧な環境が完成しました。

​CachyOSの軽快なデスクトップでWindowsアプリがサクサク動く
O's Editor 2でいつでもインラインでのシナリオ執筆が可能
​起動はノーストレスな自動、席外し時は指紋一発でセキュアに復帰

​パッケージシステムもグラフィックサポートも、知らない間に驚くほど進化していたArch系の世界。

​Windowsの安定した編集環境も大切ですが、
こうして少し尖った新しいOSの画面を開いてシナリオに向き合うと、執筆のモチベーションもガラリと変わるものです。

PCに飽きたらOSを替える。皆さんも、ちょっと贅沢な「設定の沼」に迷い込んでみてはいかがでしょうか?

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