10/5 テーマ 『〈10.7〉から2年、ガザ大虐殺はなぜ起きたのか、わたしたちには何ができるのか』ゲスト: 早尾貴紀さん 豊田直巳さん 報告レポ-ト
今回は、「パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち 〈民族浄化〉の原因はどこにあるのか」著者の早尾貴紀さんと『福島に生きる凛ちゃんの10年 家や学校や村もいっぱい変わったけれどそれでも「ふるさと」 あの日から10年』著者で、フォトジャーナリストの豊田直巳さんに、お越しいただきました。

第一部では、早尾貴紀さんに、10.7から2年、ガザ大虐殺はなぜ起きたのか?ということについて教えていただきました。
早尾さんのお話で印象に残っていることは、昔の大日本帝国時代の日本がおこなっていた植民地主義、侵略した歴史(アイヌモシリや、琉球に対する入植及び同化政策)などという今のイスラエルと同じようなことをしていたという、類似性だけではなかったということです。

それは、当時のイギリス・大英帝国と、日本・大日本帝国との関係、日英同盟により手を結び、イギリスとすみ分けして、その見返りに、間接的に、サポ-トしていたということ、要するに今、起こっていることに歴史的に深く関わってきたのだということでした。
また、アメリカとイスラエルとの関係についてもジェノサイドとわかっていながら止めさせることができない。ジェノサイド条約が、できた時に、裏でパレスチナでは入植が起こっていたことなどその矛盾についても教えていただきました。

第二部の豊田直巳さんのお話で印象に残ったことは、米軍がイラクで初めて実戦使用したという劣化ウラン弾のことと、フクシマのことでした。攻撃した米英兵に集団発生した病状の話と、落とされた国、イラクの惨状と劣化ウラン弾が原因と思われる子どもたちのがんや白血病の多発、そして原発事故があったフクシマの話でした。




フクシマの原発事故の起こる前の写真、この国が、原発を推し進めていたころの看板、原発による明るい未来をと掲げていた鉄橋を原発事故後の現在は、撤去して、まるで国が推し進めてきたことをなかったことにするような写真を見せて下さったのでした。そして、今も、甲状腺がんの検査を受け続けている、受け続けなければならない子どもたちの写真も見せて下さったのでした。為政者は、なかったことにするんだ。

今回のテ-マは、〈10.7〉から2年、ガザ大虐殺はなぜ起きたのか、わたしたちには何ができるのか』でした。
会場からの質問で、某ジャ-ナリストの方が、パレスチナの人が、さらに50万人以上殺されなけなければ、国際社会はジェノサイドを止めないだろう。私たちには何もできることがない。と言われたが、ご意見を聞きたいというものでした。


早尾さんは、「何もできることがない」というのは、=現状肯定の方に利用されかねない。
アパルトヘイトは、100年かかって、音楽家、国際美術、作家、画家すべての分野の人々が訴えた。ここで降矢ななさんのお母様のことを思い出したのでした。アパルトヘイト政策を撤廃させるために活動されていたということで尊敬している方です。豊田さんとは親しかったそうで、パレスチナに対する支援もされていたということでした。
私も、ピ-タ-バラカンさんと、いとうせいこうさんが出ておられたEテレのメッセ-ジソングで紹介されていた話をお伝えしました。
番組では、唯一、状況を変えることができた歌として、「フリ-・ネルソン・マンデラ」の歌「ネルソン・マンデラに自由を、解放せよ 解放せよ。」を紹介していたのでした。
世界中で、この音楽が、歌われ、21年間、投獄されていたネルソン・マンデラが釈放され、その翌年、アパルトヘイト政策も廃止された。音楽で、状況を変えることが本当にできるんだ。
早尾さんは、マンデラの言葉を紹介して下さいました。
「パレスチナが解放されるまで、本当の意味でのアパルトヘイトは、終わらないんだ!」と。

解決策の一つとしては、アフリカでも機能した方法=経済制裁と資本引き揚げなのではないか。パレスチナ人が、人間として、平等な権利を持った存在であると認めざるを得ない状況にまでイスラエルを追い込まれねばならない。

ジェノサイドは沈黙の中で繁茂する。イスラエルはそれを理解している。だからこそ記者を殺し、病院を爆撃し、市民を飢えさせる。
日本を含めた国際社会が民族の抹消、殲滅に共犯として加担しつづけるのか、それとも投資を引き揚げ、制裁し、責任を追及するのか。

お二人のお話を聞かせていただいて『ガザへのジェノサイドを止めるために、私たちには何ができるのか』という問いに、
為政者のいうことを信用していいのか? 見張らなければならない。
私たちは非力でも無力ではない。今こそ、音楽や、芸術、あらゆる分野の世界中の人たちが、置かれた場所で、それぞれのできることをして、連帯して、ガザへの攻撃を止めさせなければと思ったのでした。
イベントでは、3.11福島原発事故による影響から子どもたちを守ろうという趣旨に賛同して下さった12人の絵本作家が描く応援カレンダ-のご紹介、そしてパレスチナ支援に賛同する絵本作家25人による原画展を全国で開催のご紹介を水戸晶子さんがして下さいました。

また、「ダニ-さんのちゃぶだい」を描かれた、なるかわしんごさん、そしてイマジネ-ションプラスの乙部雅志さんもお越し下さったので、ご紹介させていただきました。

早尾貴紀さん、豊田直巳さん、ありがとうございました。
今回は、予定の時間を30分以上延長しましたが、密度の濃いお話で時間が足りないぐらいでした。
お伝えしたいことは山のようにあるのですが、すべてを書くことができません。
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