アメリカ美容室研修で学んだ「紫の牛」とは何か
毎年恒例のアメリカ研修に行ってきました
アジア視察に続き、毎年恒例のアメリカ研修に行ってきました。
今年は社員3名と、全国のVANCOUNCILで働く仲間40名ほどで参加しました。
研修では、アトランタにあるVanMichaelSalonをはじめ、ニューヨークやワシントンの美容業界を視察しました。
訪問するたびに、進歩し続けている姿には本当に驚かされます。
毎年見ているはずなのに、毎回新しい発見があります。
VANが伝える「紫の牛」とは何か
VANは、よくこう言います。
「紫の牛になれ」
普通の牛の中に紫の牛がいたら、誰でも気になります。
つまり、他と同じではなく、圧倒的に目立つ存在、選ばれる理由のある存在になれということだと思います。
この考え方については本も出版されていますので、興味のある方は読んでみると面白いと思います。
では、美容室における「紫の牛」とは何なのでしょうか。
今回のアメリカ研修では、そのヒントをいくつも感じました。
まず驚くのは、圧倒的なお出迎え
まず感じるのは、お出迎えのすごさです。
本当にウェルカム感が半端ではありません。
フロントには、お出迎え専用のスタッフがいるくらいです。
アメリカにはチップ制の文化もありますが、それだけではないと感じます。
お客様を自分の大切なゲストとして迎えている姿勢が、スタッフの表情や対応から伝わってきます。
僕ら日本人が臨店に行っても、めちゃめちゃ素敵な笑顔で迎えてくれます。
この第一印象だけでも、お客様の気持ちは大きく変わると思います。
カウンセリングはポートフォリオを使って丁寧に行う
次に印象的なのが、カウンセリングです。
VanMichaelSalonでは、ポートフォリオを使いながら丁寧にカウンセリングを行います。
お客様と仕上がりのイメージを共有し、間違いがないか確認してから技術に入ります。
美容室では、技術力はもちろん大切です。
しかし、お客様が本当に求めていることを確認せずに施術へ進めば、仕上がりの満足度に差が出ます。
カウンセリングで不安をなくし、期待をそろえることは、とても重要だと感じました。
カッターとカラーリストの分業制
施術では、カッターとカラーリストが分かれています。
これも大きな特徴です。
アメリカでは多くの美容室がこの分業制を採用しているため、最初は普通のことだと思っていました。
しかし、実際にはこの分業制を高いレベルで成立させることは、とても難しいことです。
僕の会社でも二度ほどチャレンジしましたが、うまくいきませんでした。
カットとカラーを分けるには、技術だけでなく、予約管理、教育、スタッフ間の連携、評価制度まで整える必要があります。
だからこそ、分業制を成立させているサロンには強さがあるのだと思います。
見せながらカットする技術
もう一つ印象的だったのが、見せながらのカットです。
椅子を回し、お客様に説明しながらカットを進めていきます。
英語がすべて分かるわけではないので、会話なのか説明なのかははっきり分かりません。
しかし、とにかくずっとお客様に話しかけています。
技術をただ黙って行うのではなく、お客様に見せながら、伝えながら進める。
これも安心感や信頼感につながっているのだと思います。
自分のお店における「紫の牛」は何か
今回の研修で改めて考えたのは、自分のお店における「紫の牛」は何かということです。
ただ技術が上手いだけでは、今の時代に選ばれる理由として弱いかもしれません。
お出迎え、カウンセリング、分業制、説明しながらの技術。
一つひとつは小さく見えても、徹底すれば他店との大きな違いになります。
大切なのは、自分のお店ならではの目立つ価値をつくることです。
まとめ
アメリカ研修では、VanMichaelSalonをはじめ、ニューヨークやワシントンの美容業界を視察しました。
特に印象的だったのは、圧倒的なお出迎え、丁寧なカウンセリング、カッターとカラーリストの分業制、そして見せながら行うカットです。
VANが言う「紫の牛」とは、他と同じではなく、お客様に強く印象に残る存在になることだと思います。
美容室においても、他店と同じことをしているだけでは選ばれにくくなります。
自分のお店における紫の牛は何なのか。
ぜひ一度、考えてみてください。
今回はここまでです。
次回も、この続きを書いていきます。
